Nov. Week 3, 2014
”Mary Katrantzou x Adidas Originals ”
メアリー・カトランズ X アディダス・オリジナルズ


昨今、服をあまり買わなくなった私が、唯一頻繁に購入するのが、エクササイズ・ウェアやヨガ・ウェア。 それと同時に、週に4回はセントラル・パークを走る私にとって、スニーカーは年に2足は購入するフットウェア。
ここ2〜3年は、エクササイズやテニス用だけでなく、ストリート用のスニーカーを別途購入するようになったので、 スポーティー・アパレルとシューズに ファッション・バジェットがかなり行くようになっているのだった、

でもこれは私に限ったことでなく、今や世間一般でもジーンズの売り上げが大きく下がって、 その替わりに売り上げを伸ばしているのが、ヨガやエクササイズで着用するレギンス。 これを、街着にしたり、オフィス・ウェアとしても着用する女性が増えて久しい状況であるけれど、 そのレギンスは、昨今はグラフィット・プリント、それもデジタル・プリントを用いた 超モダンなスタイルが、ジムでもストリートでも大人気。
それだけに、アディダスが 最新のデザイナー・コラボレーションで、 ハイパーカラーのカレードスコープ(万華鏡)プリントで知られるメアリー・カトランズを起用したというニュースを聞いた時は、 非常に納得してしまったのだった。

そのメアリー・カトランズ X アディダス・オリジナルズのカプセル・コレクションが発売になるのが、11月15日。 それに先立って、ウェブ上ではプレオーダーが始まり、全ラインが公開されているのだった。





今回のコレクションの目玉となるのは もちろんスニーカーで、 同ラインは メアリー・カトランズが手がける初のスニーカー。 お値段は250ドルからで、最高額のものは つま先にスタッズをあしらったタイプで、365ドル。
アディダスのスニーカーとしては、極めて高額であるけれど、ヴァレンティノやジュゼッペ・ザノッティ、 クリスチャン・ルブタンのスニーカーに比べると、極めて良心的なお値段。 しかも、アディダスが手がけているだけに機能性や、履き心地はお墨付きになっているのだった。

そもそも、私はスニーカーについてはナイキよりもアディダスが足にフィットする上に、 ナイキのロゴのカーブよりも、アディダスの3本線をデザインとして好むタイプ。 なので、つい最近スニーカーを買い換えたばかりであるけれど、ストリート用に 同コレクションのプリントをあしらったスニーカーの購入を考えているところなのだった。








アパレルは、「これがアディダス?」と思うほどファッショナブルである一方で、お値段も「これがアディダス?」と思うほどに高額。
ハーフスリーブのTシャツが120〜180ドル、ロングスリーブTシャツは240〜290ドル、ジャケットは315〜460ドル、 レギンスが240ドル、ミニスカートが260ドル、ドレスは290〜655ドル。
今回のアディダス・オリジナルとのコラボレーションに用いられたプリントは、 メアリー・カトランズのコレクションで 2014年秋冬シーズンに発表していたものを、そのまま用いたものもあるけれど、 もしそれを彼女のコレクションのシルク素材で購入すると、いずれも2,500〜5,000ドルというとんでもないお値段。
それを思ったら、アディダスとしては高額な同コレクションは、かなりのお買い得と言えるものなのだった。






メアリー・カトランズ(写真上)は、1983年にアテネで生まれ、2009年からロンドンでコレクションを発表しているデザイナー。
前述のようにハイパー・カラーのカレードスコープ・プリントで有名になったデザイナーで、 2015年春のコレクションでは、ちょっと方向性を変えた、モダンでシンプルな作品も加え始めているのだった。
彼女はプリントだけでなくスイス・レースや刺繍を用いた作品も多く、イヴニング・ドレスやカクテル・ドレスは 4,000〜5,000ドル、凝った刺繍が入ったドレスは100万円を超えるものもある、高額デザイナー。
その美しいオリジナル・プリントを用いた傘は330ドル、スカーフが500〜700ドル、バッグが1,700〜2,300ドル、 パンプスが700ドルなど、 庶民とは無縁と言えるお値段が展開されているのだった。 ちなみに写真上のランウェイにフィーチャーされてい3D刺繍をあしらったカクテル・ドレスは、日本円で200万円の作品。

そんなハイエンド・デザイナー、メアリー・カトランズxアディダス・オリジナルのカプセル・コレクションは、 好き嫌いに分かれるかもしれないけれど、 最新のファッション・トレンドを意識している人にとっては、とても魅力的な仕上がり。
私は高額デザイナーが、H&Mやターゲットとのコラボで手がけた見るからに安っぽいカクテル・ドレスなどには、 全く魅力も、お金を支払う価値も見出さないけれど、高額デザイナーの作品が、エクササイズ&スポーツ・ウェアとして、 その機能を果たすクォリティで展開されるのは 大きく評価する立場。
ステラ・マッカートニーが手がける アディダスのラインを好んで着用してきたのもその理由からで、 高額デザイナーと安価なブランドのコラボは、Tシャツやスウェットなど、本来安価であるべき価格帯のアイテムで 展開されるべきだと思うのだった。


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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。


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