Nov. Week 3, 2016
Dr. Jart ” Liftra ”
ドクター・ジャート ” リフトラ ”


私は半年に1回、年に2回ペースでボトックスを額、目じり、眉間に打ってきたけれど、 先日そのボトックス注射のためにクリニックに出掛けたところ、女性ドクターに指摘されたのが顔の左側の法令線が目立ってきたこと。
そこでドクターが薦めてきたのが、左側だけにフィラーを打つことだけれど、私はセレブリティから知人まで、フィラー失敗の実例をかなり見ているので、 フィラーを打つのには極めて消極的な立場。 なので「考えておく」とだけドクターに伝えたけれど、それを言われてからというもの、自分でも気になり始めたのが顔の左側の法令線。
一体いつ頃から、左だけ法令線が深くなったのかと思って、2000年代はもちろん、1990年代の写真にまでさかのぼって眺めていたけれど、 英語でスマイル・ライン、ラッフィング・ラインと呼ばれる法令線が左側だけ深く見え始めたのは90年後半からのこと。
私の場合、サイドスリーパーではないので 寝ている間にそうなったのではなく、左側の奥歯がセンシティブ(敏感)なので、 物を噛むのがもっぱら右の奥歯であることや、日頃から首を少し右にかしげる癖があるので、 そうするうちに左右の顔、及び顎の筋肉の使い方に違いが出て、それが結果的に左右不均等な法令線の原因になっているようなのだった。




また10倍の鏡で眺めてみると、法令線の部分の皮膚には 少なくとも現時点でシワと呼べるようなラインは無くて、 法令線の原因となっているのは、小鼻の横から口の横のラインを境に頬側についた脂肪と、その脂肪の高さが生み出すシャドウが顕著であるため。
加えて私は顎のラインも左と右が異っていて、法令線が深い左側の方が顎のラインがリフトしていて、右側の方が下がり気味。 また左右の頬を3Dの見地で比べると、リフトしているけれど、肉が厚いのが令線が深い左側の頬。 逆に右側の頬は肉が薄めで平らであるものの、全体的に下がり気味。
要するに右と左で異なる問題を抱えている訳であるけれど、 ただでさえ脂肪がついている左側に、さらにフィラーでボリュームを加えて法令線を薄くするのは 私にとって論外の解決策。 そんな事をしたら、右と左の顔のボリュームが益々異なってしまうのだった。

そこで考えられるのは、ボトックスやBNLS(BNリポスカルプティング)、メソセラピーなどで顔の脂肪を落とすことであるけれど、 実は私が昨今 怯えているのが年齢を重ねた後にこれらがどう影響してくるかという問題。 というのも、ボトックスは効き目が無くなれば筋肉の動きは戻るものの、ボトックス注射を打っている部分の皮膚は、打っていない人に比べて確実に薄くなっているのだった。
一方、BNLSやメソセラピーは脂肪細胞を分解することを謳っているけれど、効き目が実感できるほどに注入すると、若いうちは小顔になったと喜んでいられるけれど、 年齢を重ねるにつれて肌に張りとボリュームが無くなっていくのと皮膚が下がって、貧弱な顔になるので、それを補おうとしてフィラーを入れると 物凄く不自然な顔になるのだった。
先日友人が彼女の40代の女友達の写真を見せてくれたけれど、若かりし頃はキレイな小顔でヨーグルトのCMに出ていたモデル。 ところが今ではその皮膚が薄くなり、フィラーで注入した頬骨がゴルフ・ボールのように硬そうに飛び出していて、笑顔が”怖い”という印象。 また別の知り合いの女性は、顔痩せ注射への反応が右と左で異なって顔のシェイプがアシメトリーになってしまったけれど、 どうして直ぐにリタッチをしないのかと思ったら、その反応が現れるまで1カ月以上が掛かったとのことなのだった。




前置きが長くなったけれど、そんな注入ホラーを聞くうちに ナチュラルな方法で法令線と顔のたるみに対処したいと思った私は、 まずはマッサージと思ったけれど、私は数年前にトライした田中宥久子さんの造顔マッサージは、 爪が長くて力が入らなかったせいもあって、効果が今ひとつ。
なのでガジェットを使うことを考えたけれど、そうするうちリフティング・プロダクトでレビューが良いアイテムとして巡り合ったのが、 ここにご紹介するドクター・ジャート”リフトラ”
ドクター・ジャートは、20人ほどの韓国の皮膚科医チームが開発するラインで、今はニューヨークにもラボがあるとのこと。 私は既に似たようなプラスティックのリフティング・ローラーを業者にもらってトライしたものの、あまり効果が感じられなかったので 最初は半信半疑であったけれど、このリフティング・ローラーはメタルで、角度と言い、重さと言い、力の入り具合や肌に触れた感触と言い、チープな類似品とは全く異なる使い心地。
リフトラのトリートメントのプロセスは、まず洗顔をして、私はその後メイ・リンドストロームのユース・デューのオイル・セラムをアプライしてから、チューブに入ったコントアー・クリームを リンパ・マッサージと同じような要領で顔に伸ばすのがファースト・ステップ。次にリフティング・ローラーで顎のライン、頬骨のライン、小鼻の横からこめかみ、そして法令線の部分は、 ローラーを法令線と垂直(90度)の角度で、小さなストロークで 法令線に沿って上下しながらマッサージをするのがセカンド・ステップ。 それが終わったら、コントアー・フィクサーのスプレーを吹きかけて仕上げるという3ステップ。
私の経験上、TVなどを見ながらダラダラ長時間やるよりも、鏡を見ながら短時間、正しい方向に向かってしっかりやること、マッサージの頻度を増やした方が効果的で、 顔の筋肉に働きかける場合は、横になって脂肪が平らになった状態の方がディープ・マッサージが可能。 コントアー・クリームを使わなくても、マッサージだけは思いついた時に1分ほどやって、その頻度を増やす方が効果が出易いとのこと。 法令線よりも効果が出やすいのは顎のラインで、さすがに法令線は過去20年かけてデベロップしただけに根気が必要と思われるエリアなのだった。

これは全く科学的根拠が無いセオリーであるけれど、私の観察では女性は40歳を過ぎた頃、早い人は30代後半から ”2カ月間に2〜5歳前後老ける”という時期が 7〜10年周期で襲ってくるもの。原因は体調であったり、精神的な落ち込みであったり、単に刺激の無い毎日の連続による人生の倦怠期という場合もあるけれど、 そうなった時期に単に老けるだけでなく、気味が悪い顔になる傾向にあるのが美容施術を繰り返している人。 そういう人に限って ”2カ月で2〜5歳老ける時期”には、パラノイア的に焦っていろいろな施術をトライするケースがあるけれど、 そうでない人は、何もする気力が無くなって 日頃のビューティー・ルーティーンを怠るだけでなく、ネール・ケアやヘア・ダイ&カットなどもサボってしまう人が居るもの。 この時期ばかりは 久々に会った友達から 日頃から頻繁に顔を合わせる人々までもが、 「老けてきたな」という印象を抱くもの。 でもそれ以外の時は、たとえ目尻のシワが深くなろうと、法令線が深くなろうと、自分が気にする老化のサインに 気付いてくれる人は さほど居ないのが実際のところ。
それは人々があまり他人の顔の詳細に関心を払っていないということもあるけれど、もう1つの原因はライティング。 ライティングさえ良ければ、シワやシミなど消え失せるし、逆にライティングが悪い場合は驚くほど老けて見えたり、疲れて見えたりする訳で、 光のコンディションのせいで顔の印象が掴みにくくなっているのだった。
したがってマライア・キャリーがラジオのインタビューにも 自分のライティング・チームを引き連れて出掛けるというのにはそれだけの理由があると言えるのだった。

ドクター・ジャートのプロダクトは、ビューティー・インポートでお取り扱いをスタートしています。


執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。


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