Nov. Week 4, 2013
” Will New York Stay ”
” ウィル・ニューヨーク・ステイ ”



過去3週間に渡って、私にとっての大プロジェクトになっていたのが、 ” Will New York Stay / ウィル・ニューヨーク・ステイ ”のインテリア・デコレーション。
” Will New York / ウィル・ニューヨーク ”は、CUBE New York が新たにスタートさせる 女性のためのNYライフスタイル留学のプログラムで、 ”Will” という言葉は未来形であると同時に、「意志」という名詞。 Will Power と言えば ”意志の力”という意味。 それと同時に Will New York のWILLは、” W oman's Innovative Lifestyle Lesson” の略でもあって、 ニューヨークのライフスタイルの中で、効率良く 生きた英語を身につけると同時に、様々な経験を通じて内面と外観のメイクオーバーまでを 28日間で行う プログラム としてネーミングしたもの。
このプロジェクトを具現化するために、これまでどれだけ時間を費やしてきたか 自分でも もう分からなくなっているけれど、 Will New York のプログラムについては近い将来、 別の機会にご説明するとして、 その実現のための大きな障壁になっていたのが プログラム参加者が28日間滞在できるハウジング施設。

ニューヨークはとにかく ホテル代が高いので、ホテルに28日滞在するのは馬鹿げたお値段。 加えて ホテルに旅行者と同じように滞在していたら、「ニューヨーカーとしてのライフスタイルを送りながら、自分を磨く留学プログラム」という コンセプトに反してしまう訳で、ホテル滞在は論外。
そこで企業や個人が経営する 住宅アパートを滞在施設にしているビジネスをリサーチしたけれど、 企業が経営しているところは、しっかりした家具がついているものの、 最低1年からのレンタル。しかもインテリアは 、ウェブサイトで見せているモデル・ルームの見目麗しい写真とは打って変わって、 「汚れない家具、汚れが目立たない家具」で固められているので、90年代の独身男性のアパートのようなルックスで、 全く味気ないものばかり。 さらにワンベッドルームに2人が滞在すると1人はソファー・ベッドに寝ることになるケースが多くて、月割りのレンタルを交渉したところ、 ホテルよりは 30%〜40%安いものの、同じサイズのアパートを借りてニューヨーカーが支払うレントよりも40%ほどアップするのだった。

次に個人経営の物件をリサーチしたけれど、こちらはドアマン付きのアパートが エリアやシーズンにもよるけれど 一泊75ドル〜100ドル。 ドアマンが居ない ハーレムやブルックリンの物件ではもっと安いところもあったけれど、 インテリアがディプレッシング、すなわち落ち込むほど飾り気が無かったり、間に合わせのものでアレンジした印象のものが多かったのに加えて、 多くの物件が無理に 多くの人を滞在させようとしているので 風水の見地から見ると最悪のレイアウト。
自分がやろうとしているプロジェクトの参加者の滞在先として ピンと来るところが本当に探せなくて、四苦八苦してしまったのだった。

その結果 私が辿り着いた結論は、Will New York のビジネスのために3ベッドルームのアパートを1軒を用意して、そこに6人が28日間のプログラム中、 快適に暮らせる空間を自分でクリエイトしようということ。
大変だったのはそこからで 物件探しから 書類の手続まで、本当に時間が掛った上に、銀行がミスを犯してくれたりで、まずアパート自体を 確保するのに大変な労力を費やしたのだった。 そうしてやっと確保したのが、私が住むアッパー・イーストサイドにある物件で、ミッドタウンまでは地下鉄で10分という 交通の便が非常に良い場所。 そして 11月1日の入居と共に私が取り組み始めたのが インテリア・デコレーション。
この物件は、改築したばかりで キッチンの オーブン&電子レンジから ステンレスの冷蔵庫、バスルームまで全て新品。 でも、家具は1つも無いので、まずベッドの手配から始まって、家具、キッチン用品等を買い揃えるのに大変な時間とお金を費やすことになったのだった。




さらに風水を重んじる私にとっては、インテリアのコンセプトが風水のセオリーに適っているのは大切なこと。 加えて3ベッドルームの1つ1つにキャラクターを持たせたかったので、先ずはそれぞれのユニットに風水に適った テーマ・カラーを決めて、それをアクセント・カラーにデコレーションをすることにしたのだった。
そうして決めたのが上のレイアウトの通りのカラー・デコレーション。
それぞれのユニットの風水を考えて、パープル、レッド、ネイビーの3色を選び、パープルの部屋を ”アメジスト・ユニット”、 レッドの部屋を ”ルビー・ユニット”、ネイビーの部屋を”サファイア・ユニット”とネーミングしたのだった。
ちなみに3つのベッドルームは全室窓付き。全室 ツインベッドが2つずつ、メークが出来る大きな鏡をフィーチャーした ヴァニティ兼コンピューター・デスクとチェアが2つずつ設置されているのだった。


Ruby Unit / ルビー・ユニット




ルビー・ユニットはアパートの南〜西南に位置するので、人気と愛情を掌るエリア。 風水ではレッドが適していると言われるエリアなので、アクセント・カラーはレッド。
この部屋のみ ヴァニティ 兼 デスク が別々のエリアに分かれて配置されているのだった。
クローゼットが最も使い易いのがこのユニット。


Amethyst Unit / アメジスト・ユニット




アメジスト・ユニットはアパートの東南に位置するので プロスパリティ、すなわち財運、金運を意味するエリア。
東南の風水カラーはグリーン、レッド、パープルであるけれど、ルビー・ユニットで既にレッドを使っているので、ここではパープルをチョイス。 アメジスト・ユニットは窓が最も大きくて、Will New York のプロジェクト・メンバーが夜景に見とれていた部屋。
クローゼットは部屋の外になってしまうけれど、ロックが可能で、最も日当たりが良いユニット。


Sapphire Unit / サファイア・ユニット




当初は、ブラウンを選ぼうかと思っていたいたけれど、風水では 西北〜北に当たるこのユニットに適しているのは、 水を暗示するブルーやブラック。このエリアはキャリアを意味するところなので、暗示通りにして 滞在者のキャリア運を高めてもらおうと選んだのがネイビー。
最初は地味になることを心配していたけれど、仕上がってみたら最もエレガントに見えたのがこのユニット。
この部屋のみプライベート・バスルームがついているのだった。


Kitchen & Dining Area / キッチン&ダイニング・エリア



キッチンとダイニングは、滞在者の共有エリアになるけれど キッチン・カウンターやキッチン・フロアのタイルがブラック・グラナイトなので、 それとのコントラストを考えて、レッドでデコレーション。 ベッドルームのウォール・デコレーションとコーディネートした、木のモチーフをダイニング・ルームの壁にあしらっているのだった。



全体的に 風水で大切とされる ”火、水、木、金、土” のエレメントのバランスを考えているけれど、それ以上に私にとって大切だったのが、ここに滞在する女性達が、 美しく、強く、しなやかに変わって行きたいという 意志を抱いて、プログラムに取り組むための 最高の環境をクリエイトすること。
時に短期の旅行をする人の中には、「帰って眠るだけだったら、どんな所に滞在しても構わない」と考える人も居るようだけれど、 「人生を向上させるためには、自分に対して出来る限り 最高のものを与えるように習慣付けることが大切」 をモットーにする私にとっては、 こうした考えは自分を磨くためにはマイナスに働くと思しきコンセプトなのだった。

ところで、Will New York に話を戻せば、このビジネスは2014年4月から留学プログラムをスタートさせる予定で、 もうすぐそのアナウンスメントを行う予定であるけれど、その留学ビジネスは ”Will New York アカデミー”というネーミングになる予定。
それと同時に留学プログラムで この滞在施設を使わない時は、 日本からの女性旅行者に貸し出すサービスも同時に行うことになっていて、そちらは”Will New York ステイ” というネーミングで、 11月末から滞在者の受付を開始する運びとなっているのだった。

ちなみに Will New York ステイ は12月5日までは、ルビー&アメジスト・ユニットが それぞれ1室2人シェアで1泊1人75ドル。サファイア・ユニットが2人シェアで1泊1人95ドル。 それ以降の1月7日まではホリデイ料金で20ドル増し。 (詳細は来週アップするウェブサイトでご覧いただけます。)

さらにWill New York ステイのアトラクションの1つは ”Willist / ウィリスト” とネーミングした Will New York のプロジェクト・メンバーによる有料サービスが受けられること。 ウィリストは ニューヨークに来た女性が街中を迷うことなくナビゲートするためのインストラクションのご提供や、 1人旅でやって来て 1人でレストランに行きたくない女性のための ディナー相手など、ガイドや付き添い等ではなく、ニューヨークに居る女友達としてのアプローチで、 滞在者サポートすることにしているのだった。(Will New York ステイに滞在している方以外には ウィリストのサポートはアレンジしていません)

こうしてアパートのインテリア・デコレーションが、今週やっと一段落したけれど、ベッドの上のデコレーションは、 実は私が2年前にテニスのパートナーのためにインテリア・デコレートをしてあげた際の 焼き直しで、当時のこのセクションでもご紹介したもの。
ベッドの上の空間というのは インテリアの見た目という見地から大切なだけでなく、 眠っている間に頭から出て行こうとする ”気”を 身体の中に引きとめるためにも 殺風景にするべきではないとのこと。その話を聞いて以来、 私は自分のベッドの上も、両親のベッドの上も、ドレープやドレープ・ボックス等でデコレートしてきているのだった。
実際のところ大金持ちや貴族ほど、天蓋付きのベッドや 大金を投じて特注させた巨大なヘッド・ボードが付いた ベッドで眠っているもの。
殺風景なベッドルームと同時に、悪い運気を運ぶと言われるのはベッドが部屋のコーナーの壁2面にピッタリくっついて位置していること。
もちろん風水のベッドと扉の位置関係も大切であるけれど、 それ以外にも、インテリアと開運、幸運には 様々な暗黙のルールが存在しているのだった。





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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。
丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。
FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。
その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

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