Nov. Week 4, 2015
”Thanksgiving Mushup Food”
サンクスギヴィング・マッシュアップ・フード


私がこのコラムを書いている11月26日は、アメリカ最大のホリデイであるサンクスギヴィング・デイ。
アメリカ人の多くが、「好きなホリデイは?」と尋ねられると 「サンクスギヴィング」と答えるけれど、 宗教に関係なく アメリカ中が家族や友人達と共に祝うのがこのホリデイ。
この日はターキー・ディナーを食べまくる日であるけれど、アメリカ人がこの日に摂取すると言われるカロリーは平均で2500〜3300カロリー。 サンクスギヴィング・ディナーは、日本のおせち料理のようなものなので、 家庭によってメニュー・アイテムが異なるけれど、定番になっているのはターキーのロースト、 その焼き汁で作ったグレービー・ソース、コーンブレッドや栗&野菜を使ったスタッフィング、クランベリー・ソース、 マッシュ・ポテト もしくはスウィート・ポテト・グラタン、野菜のキャセロールなどで、 デザートはもっぱらパンプキン・パイ、ピーカン・パイ、アップル・パイ、スウィートポテト・パイなどパイのオンパレードになるのだった。
(写真下は、私の友人夫妻がホストしてくれた今年のサンクスギヴィング・ディナーのビュッフェ・テーブル。 大人と子供を含めて総勢40人以上のパーティー)






このところアメリカでは、サンクスギヴィングの時期になると 通常メニューにサンクスギヴィングの捻りを加えた マッシュアップ・メニューをクリエイトするお店が多いけれど、 昨年のサンクスギヴィングの週に御紹介したモモフク・ミルク・バー の サンクスギヴィング・クロワッサンも この時期の同店の定番メニューとなりつつある存在。
今年新たに登場したマッシュアップ・フードの中で最も話題を集めていたのは、写真上のブルーリボン・フライドチキンの、”チキン・ゴブラー”。 ニューヨークでは、今年の春先から空前のチキン・サンドウィッチ・ブームを迎えていたけれど、ブルーリボン・フライドチキンもそのブームの火付け役として、今年オープンしたばかりのお店。
同店が今年のサンクスギヴィングに発売したのが、フライドチキン・サンドウィッチに マッシュポテト、クランベリー・ソース、グレイビー・ソース、スタッフィングを挟んたサンドウィッチ。 実は、私はターキーが大の苦手なので、その代わりに 衣がサクサクの大きなフライドチキンが挟まってくれているのは 願ったり、叶ったり。
同サンドウィッチは なりふり構わず かぶりつかないと、サンドウィッチの全ての要素を一気に味わうことが出来ないけれど、 クランベリー・ソースの甘さとグレービー・ソースの肉の風味が 意外にもフライドチキンの味を引き立てていて、 マッシュポテトとスタッフィングの部分はポテトサラダ・サンドウィッチのような感じ。 メディアと同店のファンがこぞって絶賛するチキン・ゴブラーは8ドル50セントで、店内に置かれているスパイシー・ソースを掛けて食べると、 味が引き締まって、更に美味しく味わえるのだった。

ちなみに、アメリカではハンバーガー通の間で、数年前から密かに大ブレークしてきたのが、 フライドポテトをバーガーに挟んでもらう オフ・ザ・メニュー(メニューに載っていない)・アイテム。 私は未だトライしたことが無いけれど、このチキン・ゴブラーを食べてみて、マッシュポテトの代わりにフライドポテトでも美味しいかも知れない! と真剣に思ってしまったのだった。





さて、現在のニューヨークは空前のエクレア・ブームでもあるけれど、そんな中、ラファイエット・ベーカリーから 登場したサンクスギヴィング・マッシュアップ・バージョンが写真上のパンプキン・エクレアと、ピーカン&メープルシロップ・エクレア。 すなわち サンクスギヴィング・デザートのパイではなくて、エクレア・ヴァージョン。 いずれも11月の期間限定フレーバーであるけれど、ラファイエット・ベーカリーは現在のブーム以前から 定期的にスペシャル・フレーバーのエクレアを出してきたお店なのだった。

パンプキン・エクレアはアイシングも中のクリームもパンプキン・フレーバー。一方のピーカン&メープルシロップ・エクレアは アイシングの代わりにパンプキンが一面にトッピングされていて、中のクリームがメープル・シロップのフレーバー。 どちらも季節感があるのに加えて、見た目にもキュートなエクレアであるけれど、 私はエクレアとモンブランに異様なまでの こだわりがあるので、このエクレアは正直なところ邪道のカテゴリー。 でも私が邪道だと思うのは、このエクレアに限らず、現在のブームで登場しているラスベリー、マンゴーなど 不思議なフレーバーのエクレア全般。というのは、往々にしてこれらのフレーバーが弱過ぎて パタシューの味とのコントラストが希薄になっていたり、 そうでない場合は エクレアと思って味わうには あまりに似て非なるものになっているケースが多いため。
特にアメリカのエクレアは、日本やフランスのパタシューに比べて少々厚めなので、 クリームやアイシングの味が弱いと、パタシューが口の中で勝ちすぎる傾向にあるのだった。

でも私が好む、好まないは別として、季節物のフレーバーやそれに合わせたデコレーションは ショーケースに並んでいるのを眺めるだけでも楽しいもの。したがって 味わうのは ”Once a Enough!(一度で十分)”であるけれど、 季節ごとにキュートなペストリーが登場するのは大歓迎なのだった。

Blue Ribbon Fried Chicken
28 East First St., New York, NY 10003
http://blueribbonfriedchicken.com/

Lafayette
380 Lafayette St., New York, NY 10003
http://lafayetteny.com/


Will New York 宿泊施設滞在


執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。


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