Nov. Week 5, 2013
” L’Wren Scott for Banana Republic ”
” ローレン・スコット for バナナ・リパブリック ”



11月に発売されたイザベル・マランFor H&Mのコレクションは、 デザイナーと安価なブランドとのコレボレーションで 久々のヒットと言えるものになっていたけれど、それでも生産されたユニット数は過去のヴェルサーチなどに比べると遥かに少ないと言われるもの。
ファッション業界だけでなく、一般の人々の間でも 囁かれているのが、 そろそろこの企画もネタ切れになってきたということなのだった。
実際に 今ではこの手の企画が珍しくないだけに、コラボレーションをしたところでメディアが食いつかないケースも少なくない状況。 そうなってしまったのは、誰もが憧れるブランドやデザイナーが既にコレボレーションを済ませているだけに、 H&Mやターゲット等が さほどネーム・ヴァリューの無いデザイナーと の企画を薦めなければならないため。
なので、昨年のマルタン・マルジェラ For H&Mなどは 服自体もマスアピールが無かったけれど、展開が小さかったにも関わらず、 かなりの売れ残りが指摘されていたコレクションなのだった。

私が最後にデザイナー・コラボを 早起きをしてオンラインで熱心に買い漁ったのは、2011年のミッソーニ・フォー・ターゲットで、 その時の戦利品(?)はこのコーナーでもご紹介したもの。 でもさすがに ターゲットは大衆ストアとあって ミッソー二のオリジナルよりも遥かに大きなサイズ展開。 なので 当時購入したXSのニット・スカートはブカブカ。そこでリセール・ショップに持って行ったところ、オリジナルのミッソー二と間違えられたのか、 39.99ドルのスカートに約90ドルの売値がついてしまい、これが売れた時点で50%を受取った私は、数ドルを儲ける結果になってしまったのだった。
そんなターゲットも、今年のジェイソン・ウーとのコラボでは 素材が劣悪になっていて、ビックリしたけれど、 当たり前と言えば、当たり前でであるものの、コラボ・コレクションの問題は 素材のクォリティが見るからに悪いということなのだった。




前置きが長くなったけれど、私が今年に入ってから唯一、そして全く労せずして購入したコラボ・ラインが、Issa / イサ・フォー・バナナ・リパブリックのコレクション。 ナオミ・ワッツが着用していた同コレクションのプリント・ドレスを気に入ってしまった私は、ウェブサイトで探したところ、 売り出しから1週間以上が経過していたこともあり、アイテムは既に完売。 ところが、グランド・セントラル・ステーションにあるバナナ・リパブリックで、偶然見つけたのが私のサイズ。試着してみたところ、 やはりオリジナルのイサに比べると、素材の肌触りが悪いというのが一番最初に気付いたことなのだった。 でもターゲットのデザイナー・コラボとは違って、”見るからに悪い素材”ではなくて、”触ってみると高いとは思えない” という素材。 そしてプライス・タグを見れば120ドルほどのお値段。
これならば、腹は立たないし、ドレスのプリント自体は好きだったので、購入に及んだのだった。

以来、私の中で評価がアップしたのがバナナ・リパブリックのコラボ・コレクション。
でも、7月にバナナ・リパブリックがローレン・スコットとのホリデイ・コラボ・コレクションをすることを発表した時点では、 「不思議なチョイスを引っ張り出してきたなぁ・・・」と思って、興味を示してはいなかったのだった。 
実際に、アメリカでも さほど話題になっているわけでないのが 12月5日に発売される同コレクションであるけれど、 つい最近 ネット上でそのルック・ブックを見て、「バナリパの素材で、このスタイル、このお値段ならば悪くない!」 と思ってしまったのだった。




ローレン・スコットは、かつてはエレン・バーキンのお気に入りデザイナーで、彼女が「オーシャンズ13」に出演した際の プレス・ツアーでは、ローレン・スコットのドレスを、色違い、素材違いで何枚も着用していたけれど、 基本的に 彼女が得意とするのは 写真上のランウェイショットからも分かる通り、 ドレスアップ・オケージョンで着用するタイプの服。
セレブリティも彼女のコレクションをレッド・カーペット上で頻繁に着用していて、昨今最もローレン・スコットを着用することで知られているのは、 二コール・キッドマン。写真下のブラックのフルレングスのドレスは、二コールが2013年のオスカーで着用したものであるけれど、 彼女は個人的にもローレン・スコットと親しい友人であることが伝えられているのだった。

そのローレン・スコットは下のサラー・ジェシカ・パーカーと一緒のスナップからも分かる通り、長身のモデル体型。 彼女はミック・ジャガーのガールフレンドとしても知られているけれど、ミック・ジャガーより20cmほど身長が高いとのこと。
そんなスリムなボディのローレンだけに、そのドレスもボディ・コンシャスでタイトなものが多く、それと同時に彼女は ネックラインを美しくカットして、デコルテを強調するデザインでも知られているのだった。




私が同ラインの中で、狙っているのはフューシャがかったパープルのフェイク・ファー・ボレロでお値段は190ドル程度。それとシークィン(スパンコール) をフロント・パネルにあしらったグリーンのカーディガン。 シークィンをあしらったアイテムは 沢山あるけれど、グリーンという色が珍しいのに加えて、シークィンは安価なブランドが頻繁に手掛ける 素材であるだけに、高額ブランドから 購入しても高いと思ってもらえないのが常。 なので、バナリパの110ドルという価格で購入しておく方が間違いが無いと思うのだった。
この他、ローレン・スコット For バナナ・リパブリックでは、アクセサリーやバッグも展開しているけれど、 服に比べると割高な印象だったのがバッグ。
いずれにしても12月5日の発売日になったら、バナナ・リパブリックのウェブサイトをチェックするのが私の ”To Do リスト”になっているのだった。

ところで 前回このコーナーで、 CUBE New York の新しいプロジェクト、Will New York / ウィル・ニューヨークについて 書いたところ、何通かお問い合わせのメールを頂いたけれど、そのウェブサイトが仕上がりました。


URLは、 www.willnewyork.com/ で、 CUBE New York のページとも連動させながら、これからどんどん情報がアップデートされていく予定です。
またCUBE New YorkとWill New York のジョイント・フェイスブック、ツイッターも近々デビューすることになっています。 もちろん「Like/いいね」をクリックして下さった方には、CUBE New Yorkのディスカウントを差し上げることになっていますので、 お楽しみに!





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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。
丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。
FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。
その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

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