Dec. Week 4, 2013

”Statement Jewelry Layer ”
”ステートメント・ジュエリー・レイヤー”



12月1週目にマイアミに出かけた際に出会ったのが、うなるほどお金があるマルチ・ミリオネア達。
そういう人達はお金の匂いがプンプンしていたけれど、服装における共通点は カジュアルにお金が掛っていること。 タンクトップ+ジーンズを着用していても、足元は クリスチャン・ルブタンのスタッズが全面にあしらわれたスニーカー。 そして、そんなシンプルなアウトフィットにジャラジャラとレイヤーで着けているのがジュエリー。
ジュエリーといっても、ハリウィンやティファニーのようなトラディショナルなスタイルのジュエリーではなく、 エッジーでモダンなステートメント・ジュエリーをレイヤーにして着けているのが昨今のマルチ・ミリオネアなのだった。

マイアミから戻った私は、そんなジュエリー・レイヤーリングに刺激を受けて 早速手持ちのジュエリーでレイヤーリングを始めたけれど、 ニューヨークとマイアミを行き来しているファッション業界で働くマダムによれば、 セレブリティの中で、ジュエリーのレイヤーが上手いのは断然マイリー・サイラスとのこと。
なので、そのレイヤーを参考にしようと 写真を集めたところ、 確かにマイリー・サイラスは ローズ・ゴールドのロレックスのデイトナとブレスレットのレイヤー、 ナックル・リングのレイヤーなど、私がマイアミで出会ったマルチ・ミリオネアが実践するようなジュエリー・レイヤーをしていたのだった。





こうしたジュエリーのレイヤーの1つ1つが全て高額かと言えば、決してそんなことは無くて、 例えば 私にレイヤーリングの極意を教えてくれた前述のファッション業界で働く女性が、 高額ジュエリーとのミックス&マッチで着けていたのが、 香港で買った500円程度のバングルと、200ドル程度の大振りのネックレス。 その500円のバングルは実際に手に取ってよく見ると、金属の重さや細工から、 高額ジュエリーではないのは分かるけれど、レイヤーのコーディネートがあまりに上手いために、 その場で一緒にディナーをしていた別のミリオネアの女性は、それがシャネルのものだと思って見ていた状態。
すなわちレイヤーリングによって 着けているジュエリー全てが高額に見えるというアップグレード効果がもたらされているのだった。

そんなアップグレード効果をもたらすジュエリー・レイヤーの法則は、以下のようなもの。







マイアミのマルチ・ミリオネア達のジュエリー・レイヤーを見てしまってからというもの、 パーティーに出掛けて、ブルガリやハリウィンなどのトラディショナルなジュエリーを 従来通りに着けている女性が 無個性に感じられてしまうようになったのが昨今。 それがどんなに高そうなカナリー・ダイヤやエメラルドであっても、 遊び心や独得のセンスが感じれないと退屈で、オールド・ファッションな印象を受けてしまうのだった。

8月3週目のこのコーナーでふれた通り、 ニューヨークでも このところ ビスポーク・ジュエリーが メガ・リッチを中心に人気を集めているけれど、 昨今、お金がある人々ほど そうした個性的で、見た目にインパクトのあるジュエリーに走る傾向は顕著。
それだけに個性的なジュエリーのレイヤーは、お金がうなっているような印象を与えるけれど、 パーティーやディナーの席では センス溢れるジュエリー・レイヤーは注目を浴びるポイント。
アウトフィットで目を引くよりも、ジュエリー・レイヤーで関心と注目を集める方が、 話題の中心になる時間が遥かに長いというのが、私が実感したことなのだった。





FaviruteOfTheWeek FaviruteOfTheWeek FaviruteOfTheWeek

 


執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。
丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。
FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。
その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

PAGE TOP