Gwyneth Paltrow and Chris Martin’s Tribeca Penthouse
デザイン・テイストが災い!4億円のディスカウントで離婚3年後に買い手が付いた
グウィネス・パルトロー&クリス・マーティンのトライベッカ・ペントハウス

Published on 4/11/2017


”コンシャス・アンカップリング”という表現で、グウィネス・パルトロー&クリス・マーティンが 2014年に離婚を発表したのはあまりに有名なエピソード。
そしてその直後から売りに出されていたのが、2人が2007年に510万ドルで購入した トライベッカのペントハウス。
2人は物件を購入後、セレブリティの家の改装を担当して定評があるローマン&ウィリアムスに リノベーションを依頼。高額を投じて、2人のテイストを反映した 眩しいばかりのホワイトを基調に、ディテールにも手を掛けた ユニークなインテリアに仕上げられたのがこの物件。 それだけに、売りに出した当時の価格は1425万ドル。しかしながら、なかなかバイヤーが現れなかったために、 その価格を1285万ドルに下げたのが2016年7月のこと。 そしてついに売却が成立したのはつい最近のことで、その価格は995万ドル。
3年も買い手が付かなかった間の維持費や、不動産税、ブローカーに支払う手数料、高額な改装費を考慮すると、 さほど良い投資になったとは言えないのがこの物件。

そうなってしまったのはこの物件のデザイン・テイストのせい。グウィネス&クリス・マーティンの意に沿って、 著名デザイン・チームによって行われた高額を投じたリノベーションですが、 仕上がったインテリアは、バイヤーにとってはクセがあり過ぎて敬遠された要因。 しかしながら、当初はそれをプラス要因と考えてお値段を高く設定したために、 「この難しいインテリアでは高すぎる」と言われてきたのが同物件。

それだけに995万ドルで売却が決定した段階で指摘されていたのは、「物件相応の価格で買い手がついた」 という事でした。
以下はそのグウィネス・パルトロー&クリス・マーティンのトライベッカ・ペントハウスのディテール。 お金があっても、こういうリノベーションをすると売る段階で資産を減らすという好例になっています。





ペントハウスの総面積は4000スクエア・フィート(372平方メートル)で、ペントハウスとしては小さめのサイズ。 そのうちの最大の面積を占めているのが写真上のリヴィング・スペースで、写真上、上段のファイヤー・プレース(暖炉)がある スペースの奥の窓際に位置するのが、写真上、下段の日本の座敷を洋風にアレンジしたようなエリア。
グイネス&クリス・マーティンの”禅”のマインドを好む様子が現れていますが、バイヤーにとっては 使わないデッド・スペースになる可能性が高いエリア。すなわち買い取った途端に改装の対象となる要素をを提供していました。
アートの替わりに壁に飾られた ウォールペーパーのパネルも好き嫌いが分かれるポイントで、 これを撤去、もしくは取り換える費用や手間もバイヤーを遠ざけていました。





高額物件のバイヤーが最もこだわるポイントの1つがキッチンと、バスルーム。
自然光が入る真っ白なキッチン&ダイニング・エリアは大きなアイランドがテーブル替わりになる作り。 その向かいにダイニング用のテーブルとブースが設けられていますが、家の中というよりは ベーカリーに隣接されたカフェのような仕上がり。このスペースはリヴィングに次いで大きな面積を占めるエリアで、 これだけキッチンが大きいにもかかわらず、ダイニング・エリアが手抜きで、フォーマル・ダイニング、すなわち8〜16人程度で着席の ディナーが出来るスペースが無いというは非常に不思議な作り。
また白すぎる床もバイヤーに嫌われていたポイント。






テラスに出られるマスター・ベッドルームとそれに隣接したマスター・バスルーム。クローゼットはベッドルームからアクセスできるウォークイン・クローゼットと、 バスルームの入り口左手に設置されたクローゼットがあり、そのクローゼットを含むバスルーム、ベッドルームがマスター・スウィートとしてデザインされているのが このペントハウス。でもクローゼット・スペースは10億円のペントハウスとしては狭く、ニューヨーク郊外に邸宅を構えるメガ・リッチが ”マンハッタンの離れ”として使うようなペントハウス。 美しくデコレートされているものの、バイヤーがこのテイストを好まない限りは、 全てリノベーションのやり直しという作り。
マスター・バスルームはシンクは2つあるものの、シャワーとトイレはそれぞれ1つ。 今や10億円以上のペントハウスは、カップルそれぞれにフル・バスルーム(トイレとシャワー、時にそれに加えてバスタブ)が用意されているのが スタンダードなので、その点もバイヤーには不満があったポイント。





写真上、上段は2つある子供部屋のうちの1つ。子供部屋はそれぞれにバスルームが付いていて、クローゼット・スペースもありますが、デザインにこだわった結果、 収納機能に乏しいのが問題点。
写真上、下段は書斎件、メディア・ルーム。天窓から自然光が降り注ぐエリア。



ペントハウスが位置する 416 ワシントン・ストリートの建物。ビルディング内は、買い取った人々がそれぞれに 改装&デコレートするので、ユニットごとに全く異なるインテリアになっていて、どんなに小さなユニットでも 億円単位が当たり前のビルディングです。






写真上、上段左側は玄関を入ったところにあるホール。 このエリアは広い廊下のようなスペースにするのがグウィネス・パルトロー&クリス・マーティンの希望であったとのこと。
写真上段、右側はバイヤーに嫌われていたというブランコのように天井から吊ったソファー。 グウィネスは子供とここでくつろぐのを好んだとのことですが、壁にぶつかると壁紙が傷むなどのリスクで嫌われ、 取り外そうとすると、天井を直す必要があるため、価格を下げる要因になっていました。
写真上下段、左はリヴィングの億の座敷のようなスペースの壁に設置された 低い戸棚。インテリア的には和風で興味深くても、 収納が悪い上に 長身のアメリカ人にとっては深くかがまないと 物の出し入れが出来ない不便なデザイン。
写真上下段、右側はリヴィングにあるファイヤー・プレース。インテリアのお値段を跳ね上げている 高額ディテールの1つ。





写真上、上段左はキッチンの隣にある飾り戸棚。右側はキッチンの全景でアイランドの上の 大きな換気口がキッチンの視野を遮っているのが気になるインテリア。
写真上、下段は、左上がキッチンのスナップ、右上がキッチンの向かいに 設置された、街角のカフェのようなダイニング・エリア。 料理本を出版しているグウィネスにも関わらず、自宅で食事を楽しんでいるとは思えないような ダイニング・エリア。
左下はマスター・ベッドで、右下は子供部屋のベッド。子供用ベッドは、木の枝をデザインした天蓋の部分が 子供がベッドの上で跳ねたり、遊んだりする際に危険なのでは?と指摘されたもの。
お金を掛けたディテールが、売却の際に裏目に出ているのが見て取れるインテリアになっています。

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