Japanese in New York






在NY日本人が語る
「ホリデイ・シーズン、失敗談&経験談」


今年もニューヨークの街が イルミネーションで美しく輝くホリデイ・シーズンがやって来たけれど、 ホリデイ・シーズンといえば、パーティー・シーズン、ギフト・シーズン。 街中が最も混み合い、ただでさえ忙しいニューヨーカーがますます忙しくなる時期。
そんな特別な時期なだけに、慣れないパーティーに出席したり、ホリデイの宗教的な意味合いを知らずに 失敗や初めての経験をした人も多いはず。 そこで、ここではいつものように在NY日本人の皆さんに、「ホリデイ・シーズンの失敗談&経験談」 というテーマで語っていただきました。




女性(31歳) 在NY5年
私がアメリカのパーティーで一番気を使うのはドレス・コードです。 招待状にドレス・コードが書いてあるパーティーだったらまだ楽なのですが、 ドレス・コードについて何も書いていない場合は、どの程度のパーティーなのか分からなくて困ってしまう場合もあります。
一番恥ずかしかったのは以前ボーイフレンドと一緒に、彼の両親が毎年開いているクリスマス・パーティーに出かけたんですが、 彼に何を着るべきか聞いたら「ドレス(ワンピースのこと)とか・・・、別にジーンズみたいなカジュアルじゃなかったら何でも良い」 なんていうものだから、てっきりクリスマスの内輪の集まりだと思って、 普通のワンピースで出かけてしまったんです。でも、アッパー・イーストサイドのマディソン・アベニューというアパートのロケーションを考慮するべきでした。 行ってみたら女性は皆カクテル・ドレスで、内輪どころか70〜80人は来ている結構なパーティー。 私は使用人か何かにしか見えないような気がしました。 1つ救いだったのは私のワンピースが黒だったことです。これがベージュとかグレーのような色だったら、本当に普段着にしか見えなくて 目も当てられなかったように思います。
誰かの家のパーティーって、めかし過ぎることの方を心配しなければいけないと思っていたのですが、 こういう事もあるんだってよく分かりました。


女性(30歳) 在NY5年
私がクリスマス・シーズンに一番失敗したと思ったことは、 ニューヨークに来て初めてのクリスマスに、「メリー・クリスマス!」ってデカデカと書かれたクリスマス・カードを ジューイッシュの友達に送ってしまったことです。 ジューイッシュの人にとってのクリスマスが「ハヌカ」というものなんだというのを知ったのは、 カードを出してしばらくしてからでした。
カードを出した友人達は何も言っていなかったので、おそらく「日本人だから何も知らない」と思って気にしないでくれたのだと思います。
それ以来、クリスマスのカードを購入する時は、「シーズンズ・グリーティング」と書いた 当り障りの無いものしか買わないことにしています。昨今では、アフリカン・アメリカンの人はクワンザだとか・・・ 益々複雑になっていますし、もうニューヨークに来て何年にもなるので、今こういうミステイクをすると いくら何でもみっともないです。


女性(37歳) 在NY8年
ニューヨークに来てからしばらくの間は、夫と一緒にレストランでクリスマス・ディナーやニュー・イヤーのディナーを楽しんでいた時代がありました。 クリスマスやニュー・イヤーって、直ぐに予約が埋まってしまうかと思いきや、日ごろレストランに出掛けるよりお食事の値段が高くて、 メニューも決められているので、意外にも予約を取りやすかったのを覚えています。
でも、ホリデイのスペシャル・オケージョンだからと言って 特別な経験が出来るか?と言えばそんな事はなくて、夫はシャンパンが嫌いなのに、シャンパンが必ずついて来ること、 デザートが必ずチョコレートものになると文句を言っていて、私は私で、メニューにフレキシビリティが無くて、苦手なものが入っていて、食べられないお料理があることに ブツブツ文句を言っていて、結局、こういうスペシャル・オケージョンでは日ごろより高いお金を払って レストランなどに出掛けるべきではない ということをある時 夫婦で悟りました。
それ以来、高いレストランのクリスマスやニュー・イヤーのディナーには一切足を運ばなくなりました。 時々知人のカップルに誘われることがありますが、夫ともども、もう散々ああいうディナーには余計なお金を払ったのでNo Thank You!という 感じで、お断りしています。
高いレストランは、きれいにクリスマスのデコレーションがしてありますし、チップがインクルードになっていて20%以上チャージしているところも あったくらいなのでサービスも良いですし、来ている人もお洒落をしていて、とっても華やかな雰囲気なので1度くらいは 出掛けてみるのも良いかと思うのですが、カップルのディナーが1000ドルとかになってしまったりすると、別の機会に出掛けて、 自分の好きなものをオーダーして、カップルで400ドルという方がベターだと思います。 以前出掛けたディナーでは、女性にだけお土産がついたところもあって、そのお土産バッグの中にレストランのシェフのクック・ブックが 入っていたのですが、これは結構役立ちました。でもクックブックを本屋さんで買ったら30ドルくらいですから、 2人で1000ドル払ったディナーで30ドル得したところで、「焼け石に水」っていう感じですよね。


女性 (37歳) 在ニューヨーク10年
サンクス・ギビングは、日本人の友達で集まることが多いですね。日本人はターキーが嫌いという人が多いし、 せっかく焼いても すごく余ってしまうので、焼くのはもっぱらチキン。 以前はすき焼きパーティーなどしたこともありましたが、今はキャセロールやパンプキン・パイなどを作ったり、持ち寄ったりして アメリカ風のサンクス・ギビング・ディナーを楽しむようになりました。
クリスマスは、90年代後半から2000年頃の景気の良い時代は 会社のクリスマス・パーティーも会場が一流ホテルで、 ドレス・コードもブラック・タイで、それなりにゴージャスで楽しかったです。 ただ私にとって問題だったのはイヴニング・ドレス。パーティーは会社が経費でホストしてくれるので、会費も要らないし、要するにタダな訳ですが、 着て行くドレスは当然自分で買う訳で、この出費がバカになりません。 肩を出したイブニングドレスなんて他に着る機会が無いけれど、だからと言って毎年同じドレスを着る訳にも行かないので、 3〜4年連続して、会社のパーティーだけのためにイブニングを買っていましたが、 結局、それ以外に結婚式に1〜2回着ただけで、今でもクローゼットの肥やしになってます。 その点、男性はタキシードをレンタルしたり、ダークスーツにシルクのブラックタイでごまかせる分、お金が掛からず羨ましかったです。
でも そうした豪華なパーティーも9/11が起こった2001年以降すっかり様変わりしました。 以来、景気うんぬんは別として ここ数年、ブラック・タイのクリスマス・パーティーなんて知人の会社でも全く無くなりました。 あっても せいぜい立食。立食でもスシ・バーが設置されるパーティーとかだと、意外に美味しいものが食べられたりする場合はあります。 余計なドレス代が掛からなくなったことを思えば、それも悪くないかもしれないですね。


男性(37歳) 在NY8 年
もう何年も前のことになりますが、今は既に無くなってしまったクラブを借り切ったクリスマス・パーティーがあったんです。 そのパーティーのテーマというのが「ブルー・クリスマス」というもので、 招待状もブルーだったのを覚えています。
その招待状のドレス・コードのところに、確か「ユーズ・ユア・イマジネーション」、つまり「イマジネーションを使って考えろ」っていうことが書いてあったんです。 だけど、その頃の自分は時間と場所にだけ神経を集中させていて、ドレス・コードのことはすっかり忘れてたんです。
それで仲が良かった女の子を連れてパーティーに出掛けたんですが、 その「ユーズ・ユア・イマジネーション」というのは、要するに「ブルーの格好をして来い」というのが暗黙の了解事で、 どういうブルーの格好をするかイマジネーションを使って考えろということだったんですよね。 それで、自分はたまたま黒のスーツにブルーのシャツを着て出かけたから良かったんですが、 連れの女の子の方が真っ赤なドレスで現れてしまって、会場に入った途端泣きそうな顔をしてしまったんです。 「どうしてドレス・コードのことを言ってくれなかったのよ」って。
だって、会場はブルーのベルベットのカーテンが下がっていて、クリスマス・ツリーからライティングまですべてブルー。 ドリンクはブルー・キュラソーを入れたブルーのカクテルだったし、当然のことながら、来ていた人は皆ブルーの服装をしているんです。
とにかく見た目に物凄くきれいで、カッコ良いパーティーでだったんですが、 彼女にとっては少なくとも途中まではすごく居心地が悪かっただろうと思います。
「途中まで」といったのには訳があって、というのはパーティーが始まって主催者のアメリカ人男性の1人が彼女のことを「ドレス・コード破りがいるぞ!」とからかったんです。 そうしたら彼女が「I'm feeling Blue(気持がブルーなんです)」と答えたんで、周囲は大ウケ。 彼女は冗談でもなく、本気で落ち込んでいたので 苦し紛れにそう答えたのですが、 周りが大笑いしてくれたので、すっかりリラックス出来たようで、僕もホッとした反面、「アメリカ人のユーモアのセンスっていいなぁ」って思ってしまいました。
でも、それ以来は女の子をパーティーに連れて行くときは、ドレス・コードをチェックすることを怠らないようになりました。


女性(33歳) 在NY6年
私はいつもクリスマスからお正月に掛けてを日本で過ごしてきたのですが、去年のクリスマスに初めてクリスマスをニューヨークで過ごしました。 だから言い訳をする訳ではないですが、ニューヨークのクリスマスがこんなに不便というか、何処もかしこも混み合っていて、時間にゆとりを見なければいけないとは想像もしていなかったのです。
それである夜、ニューヨークに来て初めてボール・ルームでのパーティーに出席することになったのですが、 その前にまず友人宅で1時間のカクテル・レセプションがあって、そこから車で数ブロック先のホテルのパーティー会場に出かけることになっていました。 そのレセプションに来ている人は、ほぼ全員ホテルのパーティーの方にも行くことになっていたはずです。
カクテル・レセプションは立ち話をしているだけだし、私は他のゲストにあまり知り合いもいないので、最初からわざと20分〜30分遅れて行こうと考えていました。 それで、ビューティー・サロンを予約して、ヘアとメイクをしてもらって、家で着替えてから出かけることにしていました。 ところが、お昼の買物が長引いたせいで、まずビューティー・サロンに遅刻しそうになり、タクシーを拾おうとするのですが、空車は1台も通らないんです。 そこで、あきらめてバスに乗ったのですが、フィフス・アベニューは大混雑。 やっとサロンに着いた時には既に30分遅れ。またサロンも混みあっていて、予定を45分オーバーしてヘアとメイクが終わりました。 その後、またタクシーが捕まらず、諦めて地下鉄で帰宅したのですが、遅れは酷くなる一方。 イブニングに着替えて出掛ける時は、ドアマンにチップを渡してタクシーを拾ってもらったのですが、 友人宅についた時にはカクテル・パーティーが終わって、ゲストの人たちがホテルに向かうリモに乗り込もうとしているときでした。
私は特にエスコートが居たわけではなくて、友人の旦那様の独身の弟さんがエスコートになってくれることになったんですが、 会っていきなり遅れた言い訳を並べるというのは、さぞや見苦しかっただろうと思います。
パーティー自体は日本に居たら決して経験できないような素晴らしいもので、来ている人々も上品で素敵でした。 食事はそれほど大したものは出なかったですが、イブニングを着ている女性はあまり真剣に食べないという印象を受けました。
今年もNYでクリスマスを過ごすのですが、そうした豪華なパーティーへのお誘いが来てくれるでしょうか?


男性(37歳) 在NY5年
ニューヨークで迎えた初めてのクリスマスの時だったと思うんだけど、 取引先のクリスマス・パーティーに連れて行かれたんですよ。
ホテルのパーティー・ルームでの立食スタイルのパーティーだったんだけど、 まだその時は日本から来て間もなかったんで、英語が良く喋れないし、知らない人ばかりだから、 一緒に行った会社の同僚2人と固まって壁際に立ってて、パーティーを見学しに出掛けたみたいで 凄くみっともないと思ったのを覚えてますよ。 場慣れしてない日本人男3人だから、誰も話掛けてくれないし、 シャンペンとかを運んでいるウェイターとかにまで避けられているような気さえしました。 まるで映画の中の変な日本人がパーティーに来ているシーンを自ら演じているようで、 当時のことを思うとさすがに恥かしいです。
今は英語は下手だけど、下手なりにパーティーで人と話くらいはできるようになってきました。
以前はパーティーに行く時はデジタル・カメラを持って行きましたが、今では携帯で映した写真をその場で 映してあげた人の携帯電話に送ってあげるのが常です。 デジカメに比べると 写真の出来は今ひとつですけれど、 後から写真を送ってあげる手間を考えると、 その場で直ぐに全てが完了する方が何かと楽ですよね。


女性(32歳) 在NY6年
サンクス・ギヴィングやクリスマスは日本人とか、アメリカ人以外の外国人と過ごすことが多いです。
日本から来たばかりの最初の大晦日は、張り切ってカウントダウンを見に出かたのを覚えていますが、 「夜の8時に出掛けても、4時間も待たなければならない・・・」と怠けたことを考えた私と友人2人は、 すっかり出遅れてしまって、現地についた時にはタイムズ・スクエアに集まった人の数に圧倒されてしまいました。 結局私たちは7番街の50丁目以降までしか行けない感じでした。
その後、友人がトイレに出掛けた後に はぐれてしまいまって、お互い携帯電話をお互い持っているので安心していたのですが、 あんなに混んでいると携帯なんて全く役に立ちません。 スリが多いから気をつけるように言われていたので、お財布を必死でガードしながら、やっとのことで、友人を探し出すと、 「Happy New Year!」て書いたおもちゃのサングラスとか、前の方の大群衆が「ブーブー」音を鳴らしている紙のラッパみたいなものを、 黒人の男の人たちが2ドルで売りに来たので、ニュー・イヤー気分を味わうために買おうとしたら、警察がやってきて その途端に売っていた人たちが逃げていってしまいました。なので、結局サングラスとラッパのお金を払う時間が無いまま、もらってしまって 何となく得したような、悪かったような気分を味わっていたら、傍に居たアメリカ人らしき人が、 そういったサングラスやラッパは、タイムズ・スクエアに集まった人たちに市が無料で配る”グディーズ (お土産)” だったことを教えてくれました。 タダでもらったものを旅行者や、私たちのようなアマチュア・ニューヨーカーに売りつけようとしていたのがポリスに見つかってしまったので、 男性たちが逃げていったというのが事実だったんです。
ニューヨーク・シティって カウントダウンのために粋な計らいをするんだなぁ・・・と感心しましたが、あわやその無料のグッズを売りつけられそうになった 私たちはニューヨーカーとしてかなり勉強不足で、ちょっと恥かしかったです。




 



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