PHASES OF THE MOON
天体の神秘!
月の満ち欠けが
人間心理に与える影響とは?




数ある天体の中でも月は最も人間に身近な存在。そしてその満ち欠けは、 地球の自然や人間心理に深い影響を与えている。
農業の世界では ”満月に撒いた種は育たない” と言われるし、凶悪犯罪が起こり易いのも満月。 人がイライラしたり、接客業の人が変な客が多いとボヤくのも また満月。 自殺が多いのは新月、人が落ち込むのは半月、などなど 月の満ち欠けと人間の行動には様々な関連があることが指摘されている。
実際に月の満ち欠けには8つのステージ(段階)があって、そのサイクルは29.5日。 人間はこのサイクルの中の1つ1つのステージで、状況やその程度は異なっても、 同じような心の動きをし、同じように周囲の環境に影響されている。
従って月の満ち欠けのサイクルを知って、それに合わせた行動をすることは、 自然の節理にかなった生き方が出来ることを意味するもの。
以下はその月の満ち欠けの8つのステージとその現象。それぞれのステージの期間は約3.5日程度である。




1. New Moon / ニュー・ムーン

新月。太陽と月が地球の片側に並んで、太陽と地球の間に月がある状態。
新月はその名の通り新しいものの始まり、生命の誕生、苦境からの脱出などを意味する時期。 これから育って欲しいものをスタートさせるべき時なので、 貯蓄の開始、種まき、新しいプロジェクトを始めるのには最適。 しかし、それと同時にこれまで続いてきたものの終焉、死を意味する時期でもある。 人との別れもこの時期、多い。
新しいものに対して心がオープンになる時でもあるが、 ものを決断するのには向かない。



2. Waxing Crescent / ワキシング・クレセント

月が太陽より45〜90度先にある状態。
未来のための基礎を築く時で、地に足の付いたプランが立てられる。 過去を分析して、未来(近い未来)の目的を定める時であったり、 物事を進めるための基本的な準備の時でもある。 考え事をする傾向にあるが、これは悩みではなく、あくまで 先々のための計画であり、神経よりも知性を用いるもの。 前向きな心理でいられる。



3. First Quarter / ファースト・クォーター

上弦の半月。名前の通り、最初の4分の1の時点。月が太陽がより90〜135度先にある状態。
クレセントの段階で進めた準備や計画に従って、行動を起こすのがこの期間。
生みの苦しみという言葉があるけれど、ここで味わうのは成長の苦しみ。 物事や人が最も成長する時だけれど、それに伴う苦難を味わうのがこの期間。 また、育ち盛りの子供の背が伸びる時でもある。



4. Waxing Gibbous / ワキシング・ギボウズ

月が太陽がより135〜180度先にある状態。
ファースト・クォーターが行動(アクション)の時期なら、ギボーズはクリエーションの時。
創造力、物事をやり遂げる強い意志が高まる反面、エゴが顔を出す。 新月にスタートした時は、ピュアな目的を掲げたプランも、 ここへ到達する時は、利害関係や名声、権力が絡むプロジェクトになっている。
この時、月のわずかに欠けた暗い部分に惹かれ、そのように行動した人は(ちょっとした過ちや、 犯罪に手を染めるなど)、後で大きな代償を支払うことに。



5. Full Moon / フル・ムーン

地球が月と太陽の間に挟まれて、月が太陽がより180〜225度離れている状態。
物事の完成、到達、満たされた状況、ピークを表す時。
様々な問題を抱えている人さえも、何らかの到達感、悪いなりのピークなどを迎える。
気持ちが大きくなる人もいれば、突然の衝動にかられて日頃では考えられない事をしてしまう場合もある。 犯罪が多いと言われるのが満月であるが、個人差はあれ、精神的なコントロールが難しい時期と言える。
達成感を味わうと同時に、得た物を失いたくないという恐れや不安、守りの気持ちが芽生え始めるのもこの時。
また、女性の約78%は満月の時期に生理を迎えると言われる。ちなみにこれは女性が健康である証拠と言われる。



6. Waning Gibbous / ウェニング・ギボウズ

月が太陽がより225〜270度先にある状態。
満月までが「GO/行くこと」を意味するサイクルとするならば、 このステージからは「BACK/戻ること」、すなわち家や、前に居た場所に戻る事を意味している。 突然ホームシックになったり、昔の恋人や友達に思いをはせたりする。
より完璧なものを求めて、常に不満を感じる時。この不満と先が見えない焦りとで、 何をしても「こんなはずでは?」という気持ちを味わったり、今より先のことばかりを思って不安になる。 ギボーズの段階で過ちを犯した人はそのツケがまわり始めてくる時期。




7. Last Quarter / ラスト・クォーター

月が太陽がより270〜315度先にある状態。
8つのステージのうち最も難しい局面と言われている。
婚約して幸せの絶頂と思っていた人が、突然、その幸せが何の保証にも基づかない事を悟って、シラケたりするのもこの時期。 満月に結婚すると、新婚旅行が終わるこの時期には、伴侶に不満や不安を感じるようになるので、成田離婚にもなりかねない。 諦め、妥協が大切な時。自分のために時間やエネルギーを使い、他人との争いを避けるべき。 焦って新しい事を始めたくなるけれど、少し頭を冷やして考える時。



8. Waning Crecent / ウェニング・クレセント

月が太陽がより315〜360度先にある状態。
物事に決着を付けたくなったり、これまでしてきたことに評価、批判を下したくなる時。 人によっては口うるさくなったりする。
このステージでは選択の余地はなく、与えられた状況に対応することしか出来ない。 焦りや不安は消え、いろいろ考えたり、口論したりした挙げ句、人間関係も、仕事も 「もう一度最初からやり直そう」、というムードになる。 物事を止めることになったり、恋人と別れる決意をしたりということもある。 これから、再び新月に向かい、新しいサイクルがスタートします。




「こんなに短いサイクルで物事は起こらないもの」と思う人がいるかもしれないけれど、 大きなサイクルは小さなサイクルの積み重ね。 知らないうちに影響されているところが、天体と人間、自然の神秘と言えるもの。
先述のように女性の殆どが満月に生理を迎えているけれど、女性が妊娠し易いのは圧倒的に新月の時。 満月に生理を迎えていれば、新月の時に排卵を迎える訳だから、これは当然と言えば当然だけれど、 種まきや生命の誕生に適したサイクルに妊娠というのは自然の摂理にかなっていると言えること。
だから、妊娠出来なくて悩んでいる女性は排卵誘発剤を投与する前に、 「生理を満月に、排卵を新月に」という自然の摂理にフィットした月経サイクルに調整してみるのが先決。

先に これから育って欲しいプロジェクトや、増えて欲しい貯蓄などを始めるのが ニュー・ムーンに適していると 述べたけれど、逆に減って欲しいもの、例えば借金や体重、わずらわしい人間関係などについてのアクションを起こすのに適しているのは、 自然の摂理で潮が引き始め、成長が萎み始める 満月の直後。 したがって減量のスタートに適しているのは満月の直後ということになるけれど、気を許して満月まで食べ過ぎてしまうことを思ったら、 頭を切り替えて ”実りある成果を得る” ことを念じながら、新月から摂生を始める方がベターです。

ちなみにアストロジーでは、月の満ち欠けに最も影響され易い星座は、蟹座。 だから蟹座には、星座占いの世界で「ムーン・チャイルド」というニックネームで呼ばれています。




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