Vo.2 Aug. 2014
Keiko Matsumura

松村 京子さん





★ プロフィール ★
不動産ブローカー。
千葉県出身、1988年渡米。コネチカット州立大学のビジネス専攻、卒業後、ニューヨークにある日系証券会社に9年間勤務。 ニューヨークの不動産賃貸マーケットの値上がりを察知し、1993年に居住目的の不動産を購入。 その自身の不動産購入がきっかけで、ニューヨークの不動産マーケットに興味を持つようになる。
9・11のテロをきっかけに、オフィスと自宅の行き来だけでニューヨークに住むのではなく、もっとニューヨークらしさが満喫できる仕事がしたいと考え、 大手不動産会社、Corcoran Group / コーコラン・グループに入社。以来、日本人だけでなく、 諸外国のクライアントを抱え、不動産ブローカーとして活躍。
現在ブルックリンでセラピー犬と暮らし、動物保護のボランティアにも熱心な毎日を送っている。





ニューヨークで一番住んでみたいエリアや特定のビルディングは?



住んでみたいエリアとなると 迷うけれど、やはりWest Village / ウエスト・ヴィレッジ。 マンハッタンのどのエリアよりも車の量が少なくて、比較的高層ビルが少ないので 落ち着くのがその理由。 無駄が大嫌いで、効率的、合理的をモットーに生きているので、居住スペースも生活に充分な広さがあれば満足という感じです。
具体的な建物を例に挙げれば、75 1/2 Bedford Street (写真上の物件)。 基本的に掃除は自分でする主義なので、大きな家に住んで アクセク掃除をして時間を取られるよりも、適度なサイズの物件に住むのが理想です。


今、一番不動産投資に向いていると思うエリアと、その理由は?



マンハッタンの中だったら、Hudson Yard / ハドソン・ヤード (写真上、左3枚)の周辺。これまでは、ネイバーフッドとして 名称が無かったエリア、すなわち 何て呼んだら良いか、ニューヨーカーでさえ分からなかったエリアです。 例えば42丁目の9番街や10番街は、少し前までは 生活をするという雰囲気のエリアでは無かったけれど、ハドソン・ヤードの開発を受けて、 もっと活性化していくと思います。
ブルックリンでは Prospect Lefferts Gardens / プロスペクト・レファーツ・ガーデンズ (写真上、右)。プロスペクト・パークの西側に面する、 Park Slope / パーク・スロープは、既にブルックリンの高級住宅街として有名ですが、 同じプロスペクト・パークの東南に面している プロスペクト・レファーツ・ガーデンズは移民が多く、お世辞にも洗練されているとは言えないエリア。 でも地下鉄の便が良いので、公園を目の前に見渡せるロケーションには、徐々に新しいコンドミニアムが建ち始めています。
これらのエリアに止まらず、住人の人種が変わり、人口、特に子供を持つ家庭が増えている地域は、 不動産投資に向いているエリアと言えます。


今、最も注目しているデヴェロッパーと、その理由は?



職業柄、注目しているデヴェロッパーは沢山居るのですが、最近 「やっぱり ここは違う!」と思ったのが、 Stahl Organization / スタール・オーガニゼーション。 アッパー・イーストサイドで、高級コンドミニアムを手掛けた時は、「ちょっとお金を掛け過ぎ」と思いましたが、 新たに、ブルックリンのダウンタウンでスタール・オーガニゼーションが手がけた物件(写真上)を見て、 「やっぱり 彼らが手がけた物件は、高級感が違う」と実感しました。
それと、前述のように自分で掃除をするのが好きな私は、アパートを見るポイントして、いかに掃除に時間を掛けずに暮らせるかを 考慮しますが、その点でも彼らが作る空間は、私が考える 「掃除のし易いアパートのリスト」を ほぼ全てクリアしています。 その意味で、とても気に入っていますし、ビル全体の作りに無駄がないのも魅力です。


不動産を売りに出し易い インテリアのテイストは?



アパートの売り値を決めるのはロケーション、日当たり、物件のコンディションですが、インテリアも重要なポイントです。
不動産の購入であって、家具の購入ではないとは分かっていても、やはり、どんよりと重い雰囲気を醸し出す、 暗い印象の家具でコーディネートされているアパートは、なかなか買い手が着かないどころか、 値引き交渉の対象になる場合が多いです。 その一方で、物件自体は 大した事が無いのに、椅子やライティングにちょっと投資をしただけで、 部屋のイメージが大きくアップグレードされるのも事実です。人によっては、インパクトのあるカラーのインテリアの方が高く見えると考えるようですが、 インテリアは極力、万人受けするニュートラルなカラー、例えばベージュなどで統一した方が、物件を早く、そして良い値段で売ることが出来ます。


典型的なウィークデイのスケジュールは?



朝は 先ずジムに行って、その後はビジネス・ランチ、または友達とのランチ。午後にオフィスに出向いて 事務作業をして、 夕方からは クライアントにアパートを見せることが多いです。





典型的な週末の過ごし方



土曜日はプロスペクト・パークのファーマーズ・マーケットに行って、そのまま犬を公園で遊ばせます。 午後は物件の Showing / ショーイング。 夜は映画に行くことが多です。
日曜日は、朝からオープンハウスの準備。午後一杯までオープンハウスをして、夕方からは ボランティアでやっている老人訪問をすることが多いです。 相手の老人とは 一切仕事の話はナシで、あちらはゴシップには全く興味ナシ、愚痴ることも出来ない代わりに、 愚痴られることも無くて、そういう人と関わるのは 私にとってもリラックスの時間。 面倒なボランティアかと思いきや、かえって自分のためになっています。


バッグの中に必ず持ち歩いているもののリスト



スケジュール帳、化粧ポーチ、Galaxy Tablet、水、入れたくないけど 毎日GymのWearを持ち歩く羽目に・・・。


地元ブルックリンのお薦めスポット(レストランや、カフェ、ショッピング・スポットは?



お勧めは週末のプロスペクト・パークのファーマーズ・マーケットと、朝のドッグ・ラン。 これはBrooklynに住んでいたら 外せません。 それ以外だと、ブルックリン・ブリッジ・パーク(写真上、左)。特に夏は、マンハッタンの摩天楼を眺めながらのらBBQなど、 様々な無料のプログラムがあってお勧めです。
レストランは、コート・ストリートにある フランキーズ・スプンティーノ(写真上、中央2枚)や、バターミルク・チャンネル(写真上、右) が気に入っています。 それほど煩くないので、 会話も楽しめるし、車で出かけても パーキング・スポットを探すのが簡単! それに比べると、マンハッタンは車で出かけると、本当に駐車する場所が無くて困ることばかりです。

フランキーズ・スプンティーノ ウェブサイト:http://www.frankiesspuntino.com/
バターミルク・チャンネル ウェブサイト:http://www.buttermilkchannelnyc.com/


ニューヨークを舞台にした好きな映画は?



New Yorkが舞台の映画で絶対外せないのは、「God Father / ゴッドファーザー」(写真上、一番左)です。 仕事をしていて不条理な事や、嫌な場目に直面した時に、頭の中にあのテーマソングが流れてきて、 「こういう時に ドン・コルレオーネの力を仰ぎたい」と思うこともあります。(笑)
ニューヨーカーらしいキャラクターが登場する映画という点では、「As Good As It Get / 恋愛小説家」(写真上、中央2枚)。 マンハッタンに暮らす小説家を演じるジャック・ニコルソンは、OCD(Obsessive-Compulsive Disorder / 強迫性障害)の極端な潔癖性。 人嫌いの彼の脳が少しずつ恋愛モードになっていって、頑固な性格が僅かながらも変わっていくのを観ると「やった!」という達成感が味わえてしまう。 ジャック・ニコルソンが、ヘレン・ハントが演じるヒロインの家に行くシーンも好きで、 あの家は 実際に ブルックリンの ウインザー・テラスにあるんですが、その近所はよく映画の撮影に使われる地域です。 お世辞にもトレンディーとは言えないエリアですが、そこがこの映画を身近に感じてしまうところ。
舞台がニューヨークではないものの、仕事柄 好きな映画は、1980年代のロンドンを舞台にした 「The Long God Friday / ザ・ロング・グッド・フライデイ」(写真上、一番右)。 ギャング映画なのですが、IRAやら不動産が絡んでいて、個人的にはギャングとは関わりの無い生活をしてますが、 不動産が絡むと 他人事とは思えず、ハラハラするストリーです。


これから不動産投資、もしくは不動産を購入しようという方々へのアドバイス



不動産購入、または不動産投資なんて、そんなスケールの大きいお買い物は1人では無理と決め付けないで、一度、是非相談してください。 不動産購入はお金よりもやる気が大切です!

松村京子さんへのお問い合わせ先: kei@corcoran.com


編集後記
Keikoさんとは、Cube New Yorkが2007年まで行っていた、NYエリア在住女性のネットワーク・パーティーでお会いして以来の お友達で、暫しお目にかかっていない時期があったのですが、デイナー・クラブに参加していただいてから、 またお近付きになれました。
Keikoさんは話題が豊富で、エナジー・レベルが高い女性。お喋りしているとあっという間に時間が経ってしまいますが、 やはり面白いのはニューヨークの不動産事情や、実際にKeikoさんから物件を購入したクライアントのエピソード。 ニューヨークの不動産ブームは、今最高潮に達していると言われていますが、それはハイエンドのマルチミリオンの物件だけでなく、 様々なレベルでも言えること。 そんな中から、投資物件を見つける お宝探し的エピソードの数々は、不動産購入や投資をする意思の有無に関わらず、とっても興味深いもの!
なのでKeikoさんとは、そんなエピソードをご紹介するコラムをCube New Yorkでスタートして頂く計画を進めています。 お楽しみに!

Yoko Akiyama, Cube New York, Inc.


Will New York 宿泊施設滞在




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