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ニューヨークには、様々な食文化が息衝いているけれど、そんな中で 忘れてはならないのが デザート・ショップやチョコレート・ブティックの数々。 ここに紹介するセレクションは、ニューヨーカーに長年愛されてきた長寿のデザート・ショップから、 比較的新しいビジネスまで様々であるけれど、そのデザートの美味しさ、もしくは ビジネスの歴史やユニークさで、いずれも1度は訪ねてみる価値があるスポットです。 La Bergamote / ラ・ベルガモート![]() ニューヨークに居ながらにして本格的なフレンチ・ペストリーやケーキ類が味わえるのがこのル・ベルガモート。 ナインス・アベニューという不便なロケーションにありながら、2005年のザガットのデザート部門のトップに輝いている理由は、 言うまでも無く、わざわざ出掛けたくなる美味かつ、見目美しいケーキの数々。 店内にはテーブル席が15ほどあるので、ここでカプチーノやエスプレッソと一緒にケーキを味わうことが出来ます。 時に「サービスが悪い」と指摘される同店だけれど、確かに混み合う週末に出掛けてしまうと、店員さんも人の子なので、 ケーキの説明が手抜きになったり、オーダーに時間が掛かるとイライラされることはあるよう。 でもこういった心配は平日に出掛ければ大丈夫。 ケーキだけでなく、フルーツ・ゼリーや、ブレッドも扱っているけれど、お薦めはアーモンド・クロワッサン。 平たくつぶれたルックスで、ちょっと甘さが強いけれど、本場顔負けの本格的な美味しさです。 残念ながら通常のクロワッサンは、ごく普通の味わい。 ホーム・パーティーのデザートには、写真上のフレッシュ・フルーツのケーキが大人気とのこと。 169 Ninth ave, (bet 19th & 20th st) Tel: 212-627-9010 Cafe Sabarsky / カフェ・サバースキー![]() 5番街86丁目にある、ドイツとオーストリアのアートを専門に扱うニュー・ギャラリー内にあるカフェ。 なので、カフェ・サバースキーでもサシャートルテ(ザッハトルテ)、マローニ・トルテなど、 ヴィエナ(ウィーン)スタイルのデザートの数々が店内のテーブルに並んでいて思わず目移りしてしまう。 ニュー・ギャラリーといえば、2006年春にオーナーがクリムトの「アデーレ・ブロッホ・バウワーT」を$135ミリオンの 絵画の史上最高額で買い取ったことで知られているけれど、同カフェの人気のNo.1デザートも「クリムト・トルテ」(写真上1番右)。 へーゼルナッツのケーキの間にチョコレート・クリームを挟み、チョコレートでコーティングしたケーキは、 仕上げに金箔のアクセントがあしらわれており、これはもちろん金箔を使った「ゴールド・スタイル」のペイント手法で 知られたクリムトにあやかってのもの。 同店のシェフは、オーストリア料理のレストランとして高い評価を得ている Wallse / ワルスのシェフでもあるカート・ブーテンブルナー。 ペストリー・シェフもワルスとの兼任で、ピエール・リボールが担当しています。 1048 Fifth Ave,(at 86th st) Tel: 212-288-0665 http://www.wallse.com/index1.html Payard Patisserie and Bistro / パイヤード・パティスリー・アンド・ビストロ![]() かつてはニューヨーク・タイムズの4つ星レストラン、ル・ベルナダンや同じく4つ星のダニエルで ペストリー・シェフを務めていたフランソワ・パイヤードが90年代後半に、オープンしたのがペストリー・ショップ、カフェ兼ビストロの パイヤード。 店内左手のケーキのショーケースには、フレンチ・スタイルのケーキの数々が並んでおり、これらはカフェでカプチーノや エスプレッソと一緒に、もしくはビストロでの食事のデザートとしても味わえるようになっています。 彼のシグニチャーと言われるのはチョコレート・ドーム型のルーブルや、カラフルなシノン等のペストリー。 またエクレアやサントノーレのようなパタシューを使ったデザートも優秀だけれど、 モンブランについては、マロン・クリームのテクスチャーがちょっと重たいのが難点。 この他、ソルべやパンにも定評がます。 ビストロ・セクションのシェフは、やはりダニエル出身のフィリップ・ベルティノーが務めており、ダニエルのオーナー・シェフ、 ダニエル・ブリューは、同店のパートナーでもあります。 1032 Lexington Ave (bet 73rd and 74th st) Tel: 212-717-5252 http://www.payard.com Lady M Cake Boutique / レディ M ケーキ・ブティック![]() 南麻布にあるペーパームーンのアメリカ進出ビジネスが レディ M。 レディM のシグニチャー・ケーキと言えば 何と言っても ミル・クレープ(写真上一番右) であるけれど、 この「何時食べても美味しい」と評判のミル・クレープは、20レイヤーの極薄クレープの間にクリームを挟んだもの。 店内の細長いカウンターには、他にもフロマージュ・ブラン(レア・チーズケーキ)やフルーツ・タルト等、美しいケーキが並んでいて、 テイク・アウトの他に、店内でもコーヒー&紅茶と共に味わえるようになっています。 マンハッタン内であれば、48時間前までにオーダーをすれば19ドルでケーキのデリバリーをしてもらえる他、 これに20ドルをプラスすれば、全米50州向けにオーバーナイト・デリバリーも行っているとのこと。 ケーキのお値段は1ホールで60〜65ドル。もちろんケーキ・ブティックではスライスで、テイスト及びテイクアウトが可能です。 41 East 78th Street (bet. Madison Ave & Park Ave) Tel: 212-452 2222 http://www.ladymconfections.com Cafe Lalo / カフェ・ラロ![]()
アッパー・ウエストサイドを代表するデザート・スポットと言えばこのカフェ・ラロ。メグ・ライアン&トム・ハンクス主演の「ユー・ガッタ・メール」に登場したことで、日本でも知られているけれど、 同店の擁するケーキ、タルト、パイのバラエティは100種類以上。このうちの約30種類が毎日のように ショーケースに並んでおり、これをオレンジ色のカップに入ったカプチーノと一緒に味わうのが同店来店客の定番。 カフェ・ラロは土日は朝9時、平日は8時からの営業で、週末だけでなく、平日でもブランチが楽しめる他、 夜は金曜、土曜は午前4時まで、それ以外は深夜2時まで営業しているので、 ディナーの後や、クラブ帰りにデザートや軽食を味わうことも出来ます。 また、同店はリカー・ライセンスを持っているので、ワインやカクテル、シャンペン等が味わえるのも魅力。 週末は待ち時間が長いので、時間に余裕を持って出掛ける必要があるでしょう。 もちろん、パン、マフィン類を含めたテイクアウトも可能。 201 West 83rd st (at Amsterdam Ave) Tel: 212-496-6031 http://www.cafelalo.com La Maison Du Chocolat / ラ・メゾン・デュ・ショコラ![]() 1977年にロベール・ランクスによって、パリで創業した ラ・メゾン・デュ・ショコラは、洗練された手作りのチョコレートの 先駆者的存在。原産地の異なる上質のカカオをブレンドしてクリエイトされたチョコレートは、 ニューヨーカーにも長く支持されてきたもの。 毎年ホリデイ・シーズンには コーポレート・ギフトのオーダーが多数寄せられるため、同店のシグニチャーであるリボンを掛けた ブラウン・ボックスが山のように出荷されていく様子が見られます。 チョコレートもさることながら、秋冬シーズンに味わう濃厚なホット・チョコレートや、秋に限定発売されるマロン・グラッセも 同店の名物。また直径7cmはある大きなマカロンは、ミニサイズのマカロンには出せない柔らかさ、味わい、絶品の テクスチャーで、高いお値段も気にせず買ってしまう美味しさです。 41 East 78th Street (bet. Madison Ave & Park Ave) Tel: 212-452 2222 30 Rockefeller Center Tel : 212-265-9404 http://www.lamaisonduchocolat.com Black Hound New York / ブラック・ハウンド・ニュヨーク![]() 1988年にイースト・ヴィレッジで誕生したブラック・ハウンドのケーキは、ニューヨークを代表するデザートの1つ。 ブラック・ハウンドのシグニチャーとして知られるのは、ビジー・ビー・ケーキ。 これは、3レイヤーのチョコレート・バター・ケーキと2レイヤーのアーモンド・バター・ケーキの間に、ビター・チョコレート・ムースや マジパンを挟み、これをチョコレートでコートしたもの。デコレーションとして、アーモンドの羽がついたマジパン・ミツバチが あしらわれているというキュートで、1度見たら忘れないケーキ。お値段は直径15センチのものが36ドル。直径9cmのミニサイズは、 7.5ドル。 ケーキの他にも、クッキー、チョコレート、シロップ漬けのフルーツ等もあり、いずれもスタイリッシュな ギフト・ボックスが用意されているので、ニューヨークのお土産やプレゼントにも適しています。 ブラック・ハウンドのケーキは、ディーン&デルカ等、マンハッタンのグルメ・ストアでも販売されています。 170 2 ave (bet 10th and 11th st) Tel: 212-979-9505 http://www.blackhoundny.com Magnolia Bakery / マグノリア・ベーカリー![]() マグノリア・ベーカリーは、「セックス・アンド・ザ・シティ」の中でキャリーとミランダも食べ歩きしていた そのカップケーキが あまりにも有名なお店。 同店はアリサ・トリーとジェニファー・アペルの2人が1996年にグリニッジ・ヴィレッジにオープンした オールド・ファッション・ベーカリーで、週末には夜遅くまでカップケーキを買い求める人々の行列が出来ていることでも知られています。 柔らかいスポンジの上にパステル・カラーのアイシングをたっぷりのせたカップ・ケーキは一部の日本人の間では「甘すぎる」との 批判が聞かれる一方で、ニューヨーカーの間でも「オーバーレイテッド」すなわち、過大評価されているという声も 時に聞かれるもの。 でもマグノリア・ベーカリーに対してネガティブな人々でも、同店のカップ・ケーキがニューヨークでNo.1の人気を誇ることは 認めざるを得ない事実で、ノスタルジーをかきたてるキューとなデザートです。 2000年にはオーナーのうちのジェニファー・アペルが同店を離れ、”Buttercup Bake Shop / バターカップ・ベイク・ショップ” を セカンド・アベニューの51丁目と52丁目の間にオープン。こちらもマグノリアとほぼ同じ味のカップケーキを扱っているけれど、 知名度に劣る分、ビジネスも遥かに地味な展開になっています。 401 Bleecker st (at 11th st) Tel: 212-462-2572 Kee's Chocolates / キーズ・チョコレーツ![]() 今やニューヨークでNo.1のチョコレート・ショップの呼び声が高いのが このキーズ・チョコレート。 2002年に同店がスタートしたのは、かねてからソーホーにフラワー・ショップ兼チョコレート・ブティックをオープンしたいと思っていた という韓国人オーナーでショコラティエのキー・リン・トン女史。その彼女が小さな店内でクリエイトするのは、 持ち歩くだけで、形が崩れてしまうような超デリケートなチョコレート。 グルメ・チョコレートに食べ慣れた人をもうならせる そのチョコレートのフレーバーは、”クリーム・ブリュレ”、 ”ティラミス” など、想像しただけで美味しそうなものから、”バルザミック”、”ユズ”、”タイ・チリ”等、 ちょっとひねりのあるものまで様々。 お薦めはコニャック、アールグレー、ジャスミン、ティラミス等。ブラック・セサミに関しては、日本人は黒ゴマのフレーバーに 慣れているせいか、チョコレートが餡子ほどは ゴマにマッチしないのが気になってしまうアイテム。 人気のフレーバーは直ぐに売切れてしまうけれど、予め電話で予約をすればお取り置きをしてもらえるので、まずは以下の ウェブサイトでチョコレートのヴァラエティをチェックしてみることをお薦めします。 80 Thompson st, (bet Spring & Broome) Tel: 212-334-3284 http://www.keeschocolates.com/ Veniero's / ヴェニエロズ![]() 1894年にオープンしたイタリアン・パティスリー&カフェがヴェ二エロズ。 90年代後半までは、ザガットのデザート部門でずっとトップ、もしくは上位につけており、 今もニューヨーカー&旅行者で賑わっているのが同店。 ヴェニエロズには、様々な名物デザートがあるけれど、常連客のお目当ては何と言ってもイタリアン・チーズケーキと、カノーリ。 イタリアン・チーズケーキはサクサクの外側のクラストと、チーズの味わいが絶妙。「これを食べずしてチーズケーキは語れない」と言われる傑作。 カノーリについては チョコレート好きにはたまらないのが、ホーンをチョコレートでコートして、チョコレートの リコッタ・スタッフィングを詰めて、チョコレート・チップをあしらった”チョコレート・チョコレート・カノーリ”。 これを食べてしまうと、通常のカノーリでは物足りなくなってしまいます。 342 East 11th st (bet 1st & 2nd) Tel: 212-674-7070 http://www.venierospastry.com/ Anneliese's Pastries Fine Foods/ アネリーズ・ペストリー・ファイン・フード![]() アッパー・イーストサイドの1St Ave沿いにあるアネリーズは、ここで紹介する他店に比べて、ニューヨーカーの間での 知名度は低いものの、近隣の住人を中心に絶大に支持されているショップ。 小さな間口のショップのウィンドウには、高さ10cm以上もあるレイヤー・ケーキやロール・ケーキが並んでいるけれど、 同店はフレッシュ・クリームが美味しいので、先ずトライしたいのはストロベリー・ショート・ケーキ。 チョコレートやモカのマルチ・レイヤー・ケーキは、ショート・ケーキやロール・ケーキに比べてスポンジを固めに焼いているので、 こちらは日本人には好き嫌いがありそうなアイテム。 チーズ・ケーキや季節の果物をつかったフルーツ・タルトも優秀で、甘さが程好いので ボリュームのあるケーキも ペロリと食べられてしまいます。 またサンドウィッチやラップ、スープといった軽食も美味しいと評判です。 1516 1st Ave (at 78th st) Tel: 212-396-9961 Little Pie Company / リトル・パイ・カンパニー![]() 1985年にミッドタウンのウエスト・サイドにオープンしたリトル・パイ・カンパニー。 現在は、マンハッタン内に3店舗になっているけれど、同店のベストセラーでありシグニチャーになっているのは、 サワー・クリーム・アップル・ウォルナッツ・パイ。(写真上、左から2番目) 厚手のパイ・クラストの中は、薄くハンド・スライスして、サワー・クリームとまぶしたグラニー・スミス・アップル。 グラニー・スミスは酸味の強いグリーン・アップルで、これがサワー・クリームと一緒にベイクされると、 ほど良いサクサク感で、それほど甘くなく、程好い酸味のアップル・スタッフィングになります。 これに甘さを加えるのがブラウン・シュガーとウォルナッツ、シナモンをミックスしたトップ・レイヤー。 このクラスト、アップル、トッピングの3つの要素が完璧な味のハーモニーを奏でるサワー・クリーム・アップル・ウォルナッツ・パイは 他では決して味わえないデザート。 この他の同店のラインナップはチェリー・パイ、スウィートポテト・パイ、オールド・ファッション・アップルパイ、 ミシシッピー・マッド・パイなど、典型的なアメリカン・デザート。これらはサンクス・ギビング・ディナーの デザートの定番でもあることから、サンクス・ギビング・デイ前日の同店は、例年 予約をしたケーキを受け取るのにも 行列する人気ぶりを見せています。 パイ類は1人で食べられる直径5インチ(12.5cm)サイズも発売されていて、お値段は6ドル。 ホールで買うと、サワー・クリーム・アップル・ウォルナッツ・パイの場合、直径10インチ(25cm)サイズが26ドル、 8インチ(20cm)が16ドルとなっています。 14th street shop/ 407 West 14th st, (bet 9 & 10th ave) Tel: 212-414-2324 43rd street shop/ 424 West 43rd st, (bet 9 & 10th ave) Tel: 212-736-4780 Grand Central Terminal shop/ Lower Dining Concourse Tel: 212-983-3538 http://www.littlepiecompany.com/ Once Upon a Tart / ワンス・アポン・ア・タルト![]() フランスで育ったオーナーのジェローム・オーデュローが、パリのホテル&レストラン・スクールに通ううちに思いついたのが、 タルトをメインにフィーチャーしたカフェをオープンするというアイデア。 これを彼がアメリカに来てから具現化させたのが、このワンス・アポン・ア・タルト。 機械を使わず、手でこね上げたタルト生地は、常にサクサクの焼き上がりで、フルーツをあしらったものが中心。 お値段は1つ5ドル。またタルトと同じくらいに高い評価を得ているのはチョコレート・ウォルナッツ・ブラウニーで、 コーヒーと一緒に味わうのに最適です。 他にもスコーン、マフィン、マカロン、クッキー、マドレーヌ、ビスコッティなど、ベークド・グッズはどれもレベルが高いけれど、 それと同時にサンドウィッチやサラダなどの軽食類も美味なので、 ランチ、ブランチ・スポットとしても利用価値が高いのが同店。 サンドウィッチ類はいずれも6ドル代で、ソーホーでのショッピングの合間に立ち寄ってみるのが良いでしょう。 135 Sullivan st, (bet Prince & Houston) Tel: 212-387-8869 http://www.onceuponatart.com/ Chikalicious / チカリシャス![]() 2005年のザガットで、上で紹介したラ・ベルガモートに続いて、デザート部門の第2位にランクされているのが このチカリシャス。同店はドン&千加・ティルマン夫妻が 2003年にイースト・ヴィレッジにオープンした 20席ほどの小さなデザート・ショップで、3コースのデザート・プリフィックスが12ドルで味わえるようになっています。 店名のチカリシャスは、”千加”と”デリシャス”を組み合わせた造語で、同店のカウンターの中で繊細なデザートをクリエイトする 千加さんは、ウォールストリートのバンカーからパティシエールに転身した女性。 プリフィックスのコースに含まれるのはアミューズ、自分でメニューからチョイスしたデザート、そしてプティフールで、 これと一緒にワイン、デザート・ワイン、シャンペン、ポート・ワイン等が味わうことも出来ます。 ちなみにチカリシャスのワイン・リストは、デザートに合う、趣味の良いセレクションに定評があるので、 同店ではコーヒーや紅茶よりも是非ワイン類をトライしてみたいもの。 毎日のデザート・セレクションは以下のウェブサイトでチェックすることが可能。 お薦めは「フロマージュ・ブラン・アイランド ”チーズ・ケーキ”」。 真っ白なドーム型のチーズ・ケーキは口の中で、とろける美味しさです。 定休日は月曜と火曜。 203 East 10th st (Bet 1st and 2th Sts.) Tel: 212-995-9511 http://www.chikalicious.com Jacques Torres Chocolate / ジャック・トレス・チョコレート![]() フランス出身のジャック・トレスは、ニューヨークの高級フレンチ・レストラン、ル・サーク2000がニューヨーク・タイムズから最高の4つ星の評価を与えていた時代に、同店のペストリー・シェフを務めていた人物。 ペストリー・シェフを務める傍ら、ケーブルTVでデザートの番組を担当したり、「デザート・サーカス」という料理本を出版していた彼は、 2000年にショコラティエとして独立。ブルックリンのウォーター・ストリートにチョコレート・ファクトリーを オープンして、ここでチョコレートの卸売りとショップをスタートするけれど、これが大成功を収め、2004年には 2店舗目にあたるハドソン・スクエア・ストアをマンハッタンにオープンしています。 ジャック・トレスのチョコレートは保存料や人工の食材は一切使用しない、手作りのフレンチ・スタイルを売りにしているけれど、 チョコレート・バー(板チョコ)や、ナッツ入りのバーク・チョコレート等のハード・チョコレートやナッツをチョコレートでカバーした プロダクトにも定評がある他、秋冬シーズンにはその濃厚なホット・チョコレートが大人気を博しています。 ホット・チョコレートは、缶入りでパウダーが販売されているので、チョコレート好きな人へのお土産に最適。 ショップは、どちらも便利なロケーションとはいえないけれど、わざわざチョコレートを買いにやってくる人々で、 常に賑わっており、特にヴァレンタイン・シーズンは行列が出来る混み合いぶりです。 Jacques Torres Chocolate Store/ 66 Water st,Brooklyn, NY Tel: 718-875-9772 Jacques Torres Chocolate-Hudson Square Store/ 350 Hudson st, (bet King & Charlton st.) Tel: 212-414-2462 http://www.mrchocolate.com Bouchon Bakery / ブション・ベーカリー![]() コロンバス・サークル前にあるタイム・ワーナーセンターの「食」の目玉と言えば、 ニューヨーク・タイムズで最高評価の4つ星、ミシュランのニューヨーク版でも 最高の3つ星を獲得したレストラン、 ”パー・セ / Per Se”。 そのパー・セのシェフ、トーマス・ケラーがオープンしたカフェ兼ベーカリーが ”ブション・ベーカリー” で、 同ベーカリーはトーマス・ケラーのお膝元、ナパのヨントヴィルに第1号店があるもの。 ゆっくり軽食やデザートを楽しみたい場合は、タイム・ワーナー・センターの正面の吹き抜けエリアに沿った、3階部分に設けられた カフェ・エリアを利用し、ペストリー類をカプチーノ、エスプレッソと共に短時間に味わう場合は、 ショーケース・カウンター前の立食エリアを利用することになるけれど、 正直なところ、パン類やケーキ類は日本人の感覚からすると 極めてアヴェレージで、特出して美味しい訳ではないのが実情。 でもカフェ・エリアに関しては、ショッピングの合間などに、サラダやサンドウィッチとデザートを、 ワインやカプチーノと共に味わうランチ・スポットとしては、質が高いし、気軽に立ち寄れるところも魅力。 ただし、同店はパー・セとは全く別の食体験。シェフ、トーマス・ケラーの実力に触れるには、やはりお値段は かなりアップしても 1フロア上のパー・セに出掛けるのがお薦めです。 10 Columbus Circle 3fl, (nr 59th st) Tel: 212-823-9366 Serendipity 3 / セレンディピティ・スリー![]() ジョン・キューサック&ケイト・ベッキンセール主演の映画「セレンディピティ」で 同店の存在を知ったという日本人旅行者は 少なくないけれど、このセレンディピティはニューヨークの名所となるべく歴史と様々なエピソードを持ち合わせたレストラン。 1954年に3人のブロードウェイ劇場関係者がオープンした同店は、ニューヨーク初のコーヒー・ハウス・ブティックで、 デザイナーのイブ・サン・ローランがその評判を聞きつけてやって来たり、アンディ・ウォーホールのお気に入りの デザート・カフェになるなど、古くからセレブリティのお気に入りとなってきたスポット。今もロバート・デニーロや、 ハリソン・フォード等が子供連れでお忍びで来店していることが伝えられています。 セレンディピティといえば、フローズン・ホットチョコレート(写真上、左から2番目)があまりに有名だけれど、 これはシティ・ベーカリーやジャック・トレス、メゾン・ド・ショコラの等の濃厚で美味なホット・チョコレートが 出現する前に人気を博したアイテム。 なので、今味わうと粉っぽくてレトロな味。しかも生クリームのボリュームもあり過ぎて、1人で飲んだら持て余してしまう量。 これに限らず、同店のメニューはバナナ・スプリットでも、チョコレート・ケーキでも、ホット・ドッグでも、何をオーダーしても とにかくボリュームがあるので、アメリカ人、ことに旅行者には大人気。 レストランの手前のブティック・エリアではフローズン・ホット・チョコレート・ミックスのパッケージが販売されている他、 同店オリジナルのマグ・カップやフレグランスなど、様々なオリジナル・アイテムやギフト・アイテムが並んでいます。 週末は旅行者が大行列する上に、その列が一向に短くならないので、出掛けるのは平日がお薦め。 ちなみに写真上中央は24Kゴールド・リーフをあしらったビリオネア用のパフェで、お値段は900ドル。ブランド・バッグや、 マノーロ・ブラーニックのブーツが買えるお値段になっています。 225 East 60th st,(bet 2nd & 3rd Ave ) Tel: 212-838-3531 http://www.serendipity3.com/ Cupcake Cafe / カップケーキ・カフェ![]() マグノリア・ベーカリーと並んで、ニューヨークを代表するカップケーキ・ショップとなっているのが、このカップケーキ・カフェ。 マグノリア・ベーカリーのスポンジがふわふわなのに対して、カップケーキ・カフェのスポンジは、 もっと密度とボリュームがあるタイプ。バターの風味が香って、いかにもオーブンで焼き上げたという オールド・ファッションなスタイルになっています。 カラフルなクリームと、そのデリケートなフラワー・デコレーションで知られる 同店のカップ・ケーキであるけれど、このデコレーションをふんだんにあしらったバースデー・ケーキやウェディング・ケーキも クリエイトしていて、これらは以下のウェブサイトで見ることができます。 もちろんクリスマス・シーズンには、デコレーション・ケーキのオーダーが殺到するけれど、この時期は量産体制に入っているために、 日頃よりもスポンジがパサパサで、デコレーションも若干雑になるため、同時期のオーダーはあまりお薦めしません。 同カフェでは、カップケーキのレシピ本も出版しているけれど、週末になるとホーム・パーティーのデザート用に 大量にオーダーする人々が多いとのこと。 545 9th ave / 18 West 18th st Tel: 212-465-1530 http://www.cupcakecafe.com/ Vosges Haut-Chocolat Boutiques / ヴォージェ・オートショコラ・ブティック![]() シカゴに本拠地を置くヴォージェ・オートショコラ・ブティックをスタートしたオーナー兼ショコラティエのカトリーナ・マルコフは、 パリのコルドン・ブルーでグラン・デュプロマを取得した後、フランス、イタリア、スペイン、東南アジア、オーストラリアで、 修行を積み、エキゾティックなフレーバーを生かす独自の手法でチョコレートをクリエイトしてきた人物。 ヴォスジェのチョコレートに使われるスパイスやフラワー、そしてカカオ・ビーンは全て彼女自身によって 選ばれたもので、そのトリュフや、キャラメルは独特の味わいのものが多いことで知られています。 そのスパイス類の中には、クミン(カレー)やワサビ等、チョコレートとミックスするのには首を傾げるものも含まれているけれど、 実際のところ、同店のチョコレートは、「エキゾティック・フレーバーが成功しているものと、 クセがあり過ぎて美味しくは食べられないものに分かれている」というのが一般的なリアクション。 スパイスの好き嫌いが別れるのはフレーバー・ホットチョコレートもしかりなので、オーダーする前にテイスティングさせてもらうのが 良いでしょう。 でも同店のパッケージのファッショナブルさや、他に無いチョコレートを生み出すクリエイティビティは評価されており、 2006年秋シーズンには、メークアップ・アーティスト、ボビー・ブラウンが”チョコレート・コレクション”を発売したのに際して、 ダーク・チョコレートと抹茶をブレンドしたリミテッド・エディション、「ボビー・ブラウン・ビューティー・バー」(”バー”とは板チョコという意味)を販売して話題を集めています。 また、店内にはTシャツやスウェット・シャツなどを販売するコーナーがある他、ヨガに夢中だというカトリーナの ライフスタイルを反映して、7つのチャクラをチョコレートで表現したヨガ&チョコレート・チャクラ・ギフトボックスといったユニークな 商品も販売されています。 132 Spring st(bet Green st & Wooster st) Tel: 212-625-2929 http://www.vosgeschocolate.com/ |