Popular Restaurants Don't Take Reservations in NY
NY の予約を取らない 人気レストラン



1週間における外食の平均回数が世界で最も多いと言われているニューヨーク。
今では多くのレストランが オープン・テーブル・ドット・コムやレストランのホーム・ページ等のウェブサイトから予約をすることが可能になってきているけれど、 それでも超人気レストランは2〜3週間前、時に1ヶ月前に予約を入れなければテーブルが取れないところのがニューヨークの悲しい現状。
そんな中、ニューヨークに徐々に登場しているのが予約を一切取らない人気スポット。 もちろん、予約を取らないということは、出掛けたいと思った日にフラリと出掛けられるというメリットがある反面、 人気があるレストランや、混み合う週末の夜などはテーブル待ちを強いられるもの。 こうした予約を取らない人気レストランでは、ディナーの待ち時間が1時間、もしくはそれ以上ということも決して珍しくはないけれど、 それでも人々がやってくるのは店の雰囲気や料理、客層など、その店に様々な魅力があるため。
ここでは、ニューヨークの予約を取らない人気レストランを4軒ご紹介すると同時に、それぞれの店の 待ち時間を軽減してテーブルに付くテクニックをご紹介します。




Freemans / フリーマンズ

ローワー・イースト・サイドのフリーマン・アリーという路地の奥に潜む、隠れ家的な人気レストランがフリーマンズ。
2004年の夏に60席の小さなレストランとしてオープンした同店は、「店員の態度が悪い」と多くのニューヨーカーから批判を受けているのにも関わらず、 口コミで広まった 噂が2007年初頭頃からピークに達し、一躍人気レストランの仲間入りを果たしています。 現在ではダイニング・ルームが105席にまで拡大されましたが、待ち時間の平均が1時間ということでも有名なのが同店。
店内はペイントされたセメント作りの壁に 鹿や鳥等の数々の剥製動物が飾られており、これがなかなかの迫力。 なので剥製動物を眺めながら食事をするのが苦手な人には決してお奨めしないレストラン。 でも、この剥製のデコレーションや アンティーク・ウッドのテーブルやカウンターが、いかにもローワー・イースト・サイドらしいヒップでエッジーな 雰囲気を演出しています。
そんなグランジーなハンティング・ロッジのようなインテリア や、 知る人ぞ知る的なロケーションも人気の要因ですが、 何といっても同店のリピーターを増やして止まないのは やはり家庭的で美味しい料理。
パルメザン・チーズを用いたマカロニ&チーズ、ブルーチーズを詰めたプルーンをベーコンで巻いて炒めた”デビルズ・オン・ホースバック” 、 シアード・フィレミニオン等、フードはアメリカンにアングロ・アクセントを加えたもの。
ブランチではスキレット・エッグ&スパニッシュ・ベーコンやポーチド・エッグ&グリッツといった、 カントリースタイルのメニューも楽しむことが出来、「何をオーダーしてもアヴェレージ以上の味」というのが、リピーターのリアクション。 デザートはウォーム・チョコレート・ブラウニー・ア・ラ・モードが一番人気。
ディナーのピーク時は、1時間〜1時間半待ちが当たり前の同店。待たずに入店するには、 週末のブランチに早めに出掛けること。12時前に入店すれはほぼ待たずにテーブルにつくことが出来ます。
また6人以上のディナーであれば、予約を取るケースもあるとのこと。
ディナー・タイムはノイズ・レベルが高いので、ロマンティックな雰囲気や、落ち着いて会話を楽しみたい場合のレストランではないけれど、 客層は若く、ヒップで ニューヨークのナイト・スポットらしい雰囲気が感じられるレストランです。 またお値段も比較的手頃です。

Freemans
End of Freeman Alley, New York, NY 10002 ( bet. Chrystie St & Rivington St )
Tel: (212) 420-0012

Website: www.freemansrestaurant.com




Gemma / ジェマ

ジェマは ダウンタウンの バワリー・ホテルの1階に2007年6月にオープンしたばかりのレストラン。
バワリー・ホテルと共にジェマをプロデュースしたのは、セレブリティ御用達レストランであるウェヴァリー・インやメリタイム・ホテルを プロデュースしたことでも知られるショーン・マクファーソンとエリック・グードのコンビ。
アンティーク調のデコレーションを用い、トスカーナのファーム・ハウスをイメージした店内は、とても広く 天井の高い作りで、 イタリアン・ブラッセリーといった雰囲気のカジュアルさが漂うスペースになっています。
早めに出掛けても1時間待ちは当たり前のディナー・タイムは、仕事帰りのファイナンス関係の男性や、ファッション業界関係者等で常に賑わっています。 料理はベーシックなイタリアンで 同店ならではの メニューが少ないため、オリジナリティーに欠けるとも指摘されがちですが、 ホテル内のイタリアン・レストランにありがちなヌーベル・イタリアンではなく、 フライド・ズッキーニ・フラワーやシーバス・クルード、チキン・レバーのピューレなど、シンプルで気取りの無いイタリアンが味わえます。
でも同店の最大の魅力はファッショナブルな客層で常に活気溢れる雰囲気と、最新のヒップなホテル内というロケーションの良さ。 リトル・イタリーにあるイタリアン・レストランなどでは決してお目に掛かることが出来ない、リアル・ニューヨーカーのマン・ウォッチングを楽しみながら 食事が出来るレストラン。
待ち時間を省きたい場合は、ホテルに宿泊すれば ルームサービスとして同店の料理をオーダーする事が可能。 でも、「せっかくならレストランの雰囲気を味わいたい!」 という場合は、 宿泊客であれば事前に予約を入れる事ができるようになっています。
それ以外の方法で、予約を取ろうと思ったら あとはセレブリティと同行するのみ。 実際、2008年2月のファッション・ウィーク中に、デミ・ムーアがアシュトン・クッチャーの30歳のバースデー・ディナーを行ったのがこのジェマ。 ゲストにはマドンナ、ブルース・ウィルス、ケイト・ハドソンといったセレブリティが姿を見せ、 その後ソーシャリスタ での アフター・ディナー・パーティーに場所を移すまで盛り上がっていたことが伝えられています。

Gemma
335 Bowery St, New York, NY 10003 ( at 3rd St )
Tel: (212) 505-9100

Website: www.theboweryhotel.com/dining




Shorty's 32 / ショーティーズ・サーティー トゥー

ジャン・ジョルジュで長年をシェフを務めたジョシュ・エデンが、2007年10月にソーホーにオープンしたニュー・アメリカン・レストランがショーティーズ 32。
「気軽に立ち寄れる近所のレストラン」 をテーマに作られた同店は、32席しかない小ぢんまりとしたアットホームなレストラン。 そしてシェフのコンセプトどおり、ソーホーを中心としたダウンタウンのネイバーたちが集まる 居心地の良いスポットとして既に高い人気を獲得しています。
インテリアはランプの傘をアクセントにしたデコレーションが賛否両論ながらも、ジャン・ジョルジュの下で12年もの間で鍛えられた料理の腕前はハイ・レベル。 ネイティブ・ニューヨーカーであるジョシュ・エデンは、手を抜かないオート・キュジーヌ (高級料理)の手法と、 自らの カジュアルなバックグランドを反映した ”ストリート・フード ” を融合させて、クリティックが ”クラシック・コンフォート・フード ”と評する 料理を展開。
メニューにはハンバーガー、ショート・リブ、マカロニ・チーズ、フレンチ・フライ、マッシュポテトとフライド・ガーリックを添えたカントリー・ローステッド・チキンといった アメリカ人に馴染みの深いものが 多く見られますが、 どれもフレンチ・スタイルのデリケートでグルメな味わいのものばかりです。
同店で待たずに食事をする方法は 出来る限り早く出掛けること。
ちなみに、レストランのネーミングの ”ショーティー” は シェフのジョシュ・エデンがジャン・ジョルジュのキッチンで呼ばれていたニックネームだそうです。

Shorty's 32
199 Prince St, New York, NY 10012 ( at Sullivan St )
Tel: (212) 375-8275

Website: www.shortys32.com




Momofuku Ssam Bar / モモフク・サム・バー

既にCUBE New York で取り上げているモモフク・サム・バーであるけれど、ここもニューヨークの予約を取らない代表的な人気レストラン。 イースト・ビレッジの人気ヌードル・バー、モモフクのシェフを務めるデヴィッド・チャンが 2007年1月にオープンしたのが同店。
ヌードル・バーの方はファースト・フード的な要素が強いのに対して、こちらは店内こそはザワザワ騒がしいものレストランという雰囲気。 でも、上記2店に比べると客足の回転が早く、しかも待っている人々が多いので、ゆっくり2〜3時間かけて食事を味わうタイプの店では無いのは事実。 料理もオーダーしたものがどんどん出てくるので、ここでさっと食事を済ませてから、他の店で落ち着いてドリンクやコーヒー&デザートを楽しむのが 同店の正しい利用の仕方。
メニューは肉料理を中心にしたメニューで、レストランのネーミングになっている ”サム” とはアジア風ブリトーのこと。 韓国系アメリカ人であるシェフ自身のバックグランドを生かした、フュージョン・アジアン・フードです。
あらゆるアジアン・テイストを取り入れた料理の味は、エスニック過ぎず、美味しいので 大人気ですが、 同店の魅力はそれに加えて、気軽に出向くことが出来て、かつ価格設定も リーズナブルであるというところ。 そして毎日午前11時から深夜2時まで営業で年中無休である点も、多忙で時間が不規則なニューヨーカーには有り難い点。
でもディナー・タイムはどうしても30分〜1時間待ち。特に4人以上で出掛けて、カウンターではなく、テーブルに座ろうとすると 待ち時間が長くなる傾向があります。
同店に予約を入れてもらう方法はたった1つ。それは同店の最高額メニューである180ドルのボー・サムを事前にオーダーすること。 これは同店の自慢のバークシャー・ポークの巨大な塊を、ワインと砂糖、醤油でじっくりとスロー・クックしたもの。
ちなみにデヴィッド・チャンは、2007年度の食のオスカーと言われるジェームス・ビアード・アワードでベスト・シェフに選ばれています。

Momofuku Ssam Bar
207 Second Ave., New York, NY 10003 ( at 13th St )
Tel: (212) 254-3500

Website: www.momofuku.com