Finally They Started to Come Forward...
ハーヴィ―・ワインスティンの30年に渡るセクハラに対して
ようやくハリウッドのAリストが語り始めた更なる実態

Published on 10/10/2017


10月5日、木曜日にニューヨーク・タイムズ紙が報じたのが、ハリウッドで最もパワフルなプロデューサーで、ミラマックス・フィルムの共同創設者である ハーヴィ―・ワインスティンの過去30年に渡るセクハラ行為の実態。
その記事では、過去に彼が8人の女性からセクハラで訴えられ、慰謝料を支払って示談で片づけていたことや、 彼のセクハラ行為の詳細が報じられていたけれど、その被害者に名前が挙がっていたのが、 女優で90年代半ばにミラマックスが製作する映画に主演していたアシュレー・ジャッドや、ローズ・マクガヴァン。 この報道以来、女性ジャーナリストや元ミラマックスのスタッフ、殆ど知名度が無い女優等が 自分達が味わったセクハラ体験をメディアで語り始め、10月7日、土曜日にはハーヴィー・ワインスティンの女性の法律アドバイザーが辞任。 彼から政治献金を受け取っていた民主党の政治家の一部が、その献金をチャリティに寄付するなど、 ハーヴィー・ワインスティンがどんどん窮地に追い込まれていったのが週末のこと。
結局10月8日、日曜の夜にハーヴィー・ワインスティンが弟と共に設立したワインスティン・カンパニーの取締役会によって彼は解雇されたけれど、 その直前には、ドリーム・ワークスのジェフリー・カッツェンバーグなど、ハリウッドのパワフルな友人たちに 助けを求めるレターを出していたことが伝えられているのだった。
ハーヴィー・ワインスティンのハリウッドの功績や、セクハラ・パターンについては、こちらの記事でご覧ください。




同時に週末の時点で 人々の批判と怒りの矛先が向けられていたのが、 ハーヴィー・ワインスティンのセクハラに対して何のリアクションも見せないハリウッドのAリストのスター達。 例え彼にキャリア面でサポートされていたとしても、彼の経営するスタジオの映画に出演してサクセスを収めたニコール・キッドマン、レネー・ゼルウェガー、 ジュリア・ロバーツ、スカーレット・ジョハンソン、キアラ・ナイトリーといった女優たちが 何のリアクションも示さないことについては、批判もさることながら不思議と捉えられていたのが実情。
昨年のこの時期には、トランプ大統領が芸能番組のレポーターに「自分は女性の性器を掴んでも許される」とコメントしたビデオがメディアに流出して、 セレブリティがこぞってトランプ氏を批判していただけに、ハリウッドのAリストの沈黙ぶりは 明らかにハーヴィー・ワインスティンの報復を恐れているか、 さもなければ彼を批判することによって自分のキャリアに影響が出ることを恐れているとしか受け取れない状況なのだった。
このハリウッドの沈黙に対しては、セクハラの被害者として名前が挙がったローズ・マクガヴァンが、「沈黙を守ることは、ハーヴィー・ワインスティンの行為同様に 薄汚い」とツイートをしていたほど。

ようやく、メリル・ストリープ、グレン・クロース、ジュディ・デンチ、ケイト・ウィンスレット、スーザン・サランドン、リナ・ダンハムといった女優達が ハーヴィー・ワインスティンを批難する声明を発表し始めたのは週明けの月曜で、彼がワインスティン・カンパニーから解雇された後。 そのメンバーに一足遅れて同様の声明を10月10日、火曜日に発表したのがジョージ・クルーニー、ジェニファー・ローレンス、ジェシカ・チャステイン、 レオナルド・ディカプリオ、シャリース・セロン、エマ・ワトソンらで、 いずれもハーヴィー・ワインスティンがプロデュースした映画でキャリアを築いた俳優たち。
また彼から多額の選挙資金や献金を受け取ってきたヒラリー・クリントン、オバマ前大統領も、同じく10月10日に ようやく彼のセクハラ行為に対する批判声明を発表したものの、 彼から受け取った献金を他の議員のようにチャリティに寄付するといった姿勢を見せなかったことから、 トランプ支持者を中心にバッシングのリアクションも見られているのだった。



それと時を同じくして10月10日に、さまざまなメディアが報じたのがグウィネス・パルトロー、アンジェリーナ・ジョリー、 ミラ・ソルヴィノ、ロザンヌ・アーケットといったセレブリティも、ハーヴィー・ワインスティンによるセクハラの被害を受けていたということで、 それ以外にもオーラル・セックスを強要されたイタリア人女優など、この日1日で13人の新たな女性の証言が浮上しているのだった。
アンジェリーナ・ジョリーはニューヨーク・タイムズ紙に対して「若い頃、ハーヴィー・ワインスティンについては苦い経験があるので、 それ以来決して彼とは仕事をしてこなかった」とコメント。

ミラマックス・フィルムが手掛けた「シェイクスピア・イン・ラブ」でオスカーの主演女優賞を受賞したグウィネス・パルトローは、 未だ彼女が22歳で、彼女の出世作「エマ」の出演が決まっていた段階で、 ハーヴィー・ワインスティンにホテルの部屋にミーティングと称して呼び出され、いきなりマッサージをされて、 ベッドルームに執拗に誘われたとのこと。彼女はその誘い拒んで逃げ出したものの、グウィネスの父親はハリウッド・プロデューサーのブルース・パルトローで、 彼女はハーヴィー・ワインスティンとは幼い頃からの知り合い。 そのため彼女は「ずっとアンクル・ハーヴィーだと思ってきたのに…」と 落ち込んだとのことで、そのことを打ち明けたのが当時交際中のボーイフレンド、ブラッド・ピット。 すると腹を立てたブラッドが それについてハーヴィー・ワインスティンに抗議をしたことから、今度はワインスティンが グウィネスに対して、「このことは金輪際 誰にも言うんじゃない」と長時間に渡って怒鳴り散らしたとのことで、 彼女は危うく「エマ」のキャスティングを取り消されそうになったというのがそのストーリー。 彼女はオスカーを受賞し、ハリウッドでの地位を築いた後でも、その事は決して誰もにも言ってはいけないと思ってきたと語っているのだった。

ミラ・ソルヴィノは彼女がオスカーを受賞したウッディ・アレン監督作品「マイティ・アフロダイティ」出演前後に ハーヴィー・ワインスティンにホテルの部屋に呼び出され、いきなりマッサージをされて セックスを迫られたものの、その時は上手く逃げ切ったとのこと。 ところが数週間後、彼が突然 夜中に彼女の自宅アパートにやってきて、危険を感じた彼女が男友達に助けを求める電話をして、 「もうすぐ男友達がやってくる」と彼に言ったことで、難は逃れたものの キャリアを失ったというのが彼女の言い分。

ロザンヌ・アーケットは、90年代前半に脚本を渡すと言われてハーヴィー・ワインスティンにホテルの?部屋に呼び出され、 マッサージをするようにと迫られ、やがて勃起した性器に触れるようにと強要されたとのこと。 それを拒んだ彼女は、その後ミラマックス、及びハリウッドの映画界から何年も干されることになったと告白しているのだった。



その一方で、今回のセクハラ・スキャンダルで 思わぬ批判が集中することになったのが俳優のマット・デイモンとラッセル・クロウ。 それというのも、2004年にニューヨーク・タイムズ紙でライターをしていた女性ジャーナリストが、当時 ハーヴィー・ワインスティンのセクハラを暴く記事の準備を進めていたところ、 マット・デイモンとラッセル・クロウによる圧力で、その記事が潰されたことを明らかにしたため。
マット・デイモンも10月10日、火曜日になってようやくワインスティンを批判する声明を発表したセレブリティの1人。 彼は記事揉み消しについては、ワインスティンに頼まれてジャーナリストに電話をしたことは認めたものの、 彼女が当時セクハラ事件について記事を書いていたことは知らなかったとして、 記事揉み消しについては全面否定。女性ジャーナリスト側も、後に彼の言い分を認める声明を出しているのだった。

そのマット・デイモンとベン・アフレックは、1990年代に ハーヴィー・ワインスティンが当時経営していたミラマックス・フィルムが、 当時全く無名であった彼らが脚本を書いて主演し、後にオスカーを受賞した「グッド・ウィル・ハンティング」を製作したことで、大ブレークのきっかけを与えてもらった関係。 それだけに、ベン・アフレックはスキャンダル勃発以来、ハーヴィー・ワインスティンについてコメントを求められても、 ノーコメントを貫いてきたけれど、その彼も10月10日の火曜日に、マット・デイモン同様に「セクハラ行為について彼は何も知らなかった」と弁明した上でワインスティンを批判。 しかしこれに対しては、ローズ・マクガヴァンが またしても反発しており、それというのも彼女自身がベン・アフレック本人に自分のセクハラ経験を90年代に打ち明けていたためで、 彼女は ベン・アフレックに対して「ウソつき」と批難しているのだった。

そうかと思えば、デザイナーのドナ・キャランは日曜夜に行われたイベントのレッド・カーペット上でのインタビューで、 ハーヴィー・ワインスティンと妻でデザイナーのジョルジアーナ・チャップマンを賞賛し、 「セクハラの被害を訴えている女性たちは、着ている物や雰囲気で、それを望んでいるようなシグナルを出しているもの」という 被害者を責めるようなコメントをしたことから、その翌日の月曜には 女優のミア・ファローが「私のクローゼットからドナ・キャランの服を排除する」とツイートするなど、大バッシングの対象となっているのだった。
それを受けて、ドナ・キャランは火曜日には謝罪をしているものの「自分のビジネスを台無しにするミスを犯した」と指摘される有り様。

こうした人々の怒りはスキャンダル勃発後から、夫をサポートするポジションを取っているマルケーザのデザイナー、ジョルジーナ・チャップマンにも向けられており、 「セクハラをサポートしているのと同じ」、「セクハラを行ってきた夫の権力で拡大したビジネス」と批判され、 マルケーザ、及びセカンダリー・ラインのマルケーザ・ノッテのボイコットがソーシャル・メディア上で呼びかけられていたのが週明けのこと。
これを受けてジョルジーナ・チャップマンは10月10日、火曜日の声明で 彼と離婚する意思を表明しているけれど、 ハーヴィー・ワインスティン自身は 現在の自分の突如地獄に突き落とされたような状況について「弟に裏切られた」と語っており、 今回のスキャンダルを仕掛けたと言われるワインスティン・カンパニーの共同創設者、ボブ・ワインスティンを強烈に批判していることが伝えられているのだった。


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