"Karina Vetrano Murder Mystery"
6カ月後に容疑者逮捕にこぎつけた クイーンズ美女ジョガー殺人事件、
カリーナ・ヴェトラーノを殺害したのは?

Published on 02/08/2017 


2016年8月2日に起こったのが、その日の午後5時にクイーンズのハワード・ビーチ近くの 自宅を出て、スプリング・クリーク・パークのジョギング・コースを走りに出掛けたカリーナ・ヴェトラーノ(30歳)の殺害事件。
いつもの時間を経過しても戻らない彼女を心配した家族により、すぐに捜索が行われた結果、 ジョギング・コースから15フィートほど離れたところでカリーナの父親が発見したのが彼女の遺体。
地元の人々からは安全と思われていたスプリング・クリーク・パークで起こった事件、 しかも犠牲者がまだ若い美女とあって、以来ニューヨークのローカル・メディアはもちろん、全米のメディアの注目を集めてきたのがこの事件。 しかし、警察の懸命の捜査や地元の人々の協力にも関わらず、 一向に事件解決の糸口が掴めないまま 時間だけが経過し、 コールド・ケースになりつつあったのが同事件なのだった。

カリーナの最後の姿は 付近の警備カメラに捉えられており、 そんな彼女の軽快な走りぶりから判断して、同事件は彼女を知る人物の計画的な犯行ではなく、 犯人が無差別に彼女を狙ったものとして捜査を進めてきたのが警察側。
事件現場は地元の人々にとっては安全と見なされるジョギング・コースであったものの、 人通りが無く、木々と背の高い草に囲まれた視界の悪いエリア。 それだけに事件の目撃者も居らず、唯一の手がかりとなっていたのが、 犯人に襲われて、彼と格闘したカリーナの爪と背中、 そして携帯電話に残された犯人のDNAなのだった。






しかしながら、ニューヨーク州の犯罪者のデータベースには一致するDNA情報が無く、 ほどなくカリーナの家族は、犯人逮捕に繋がる情報の提供者に1万ドルの賞金を提示。 この金額はその後、クラウド・ファンディングによってさらに膨れ上がっていたものの、 犯人に関する情報は殆ど得られなかったのが実情。
秋口にはカリーナの殺害以降、突如スプリング・クリークのジョギングをストップした男性が 捜査線上に浮上したものの、この男性は単に足を痛めてジョギングを休んでいただけで、 直ぐにその容疑が晴れているのだった。

その一方で、カリーナの若くセクシーな容姿も手伝って、 同殺人事件は人々とメディアの関心を集め続けていたけれど、 同時にショックを与えていたのが事件の残虐性。
遺体として発見された時点でのカリーナはジョギング・パンツが半分下ろされ、 殺害前にレイプされた疑いが持たれていたのに加えて、 顔と頭部を何度も殴られ、最後には首を絞めて殺害されており、 その手口の残忍さは近隣の人々を震え上がらせていたのだった。
このため事件以来、付近の夜の外出を控える人々も多く、 地元の市民生活にも少なからず影響を与えていたのが同事件なのだった。






そして年が明けて、警察側に焦りの色が隠せなくなった段階で、 突如 地元警察の刑事が思い出したのが、事件の3カ月前の2016年5月のこと。 殺人現場となったスプリング・クリーク・パークに「挙動不審な男が居る」という通報を受けて 現地に出向いた刑事は、その場に居た若い黒人青年に対して、その場で事情聴取をしていたのだった。
その事を思い出して、刑事がこの青年の取り調べをカリーナ・ヴェトラーノ殺害捜査チームに提案したことから急展開したのが 同事件の捜査。

容疑者として浮上したのは、現在ブルックリンのイースト・ニューヨークに住む無職のシャネル・ルイス、20歳(写真下)。 警察が最初に彼に対して同事件でコンタクトをしたのは2月2日の木曜日のことで、 この時にDNAサンプルの採取に応じた彼のデータが、カリーナの爪、背中、携帯電話のDNAと一致したことから、 2月4日、土曜日に逮捕の運びとなっているのだった。
警察による容疑者スケッチ(写真上左)とは若干異なる印象ながらも、どこか面影を感じさせるシャネル・ルイスは、 前科が無いためにDNA情報が警察にファイルされておらず、 もし3カ月前に挙動不審の取り調べを受けていなかったら、彼をこの事件と結び付ける要素は皆無と言えたのだった。



警察の取り調べに対して、シャネル・ルイスは比較的あっさりと語り始めているのが事件の詳細。
それによれば殺害事件の当日、ルイスは当時彼が滞在していた父親の家に、あまりに多くの家族が住み過ぎていることに腹を立てて イライラしていたとのことで、そこに現れたのがジョギング中のカリーナ。彼は衝動的に その怒りを彼女にぶつけたとのことで、 カリーナを殴り続け、最後には首を絞めたことは認めたものの、彼女をレイプした容疑については否定しているのだった。

このため警察は、現時点では第二級殺人罪でシャネル・ルイスを立件しているけれど、 ルイスは高校時代に「女子のクラスメートを全員刺し殺してやる」と口走るなど、女性に対する極めて歪んだコンプレックスを抱いており、 「学校にナイフを持って来たらどうなる?」などと尋ねて、2度に渡って病院送りになった経歴の持ち主。
やがて「極端な被害妄想」と診断された彼は、精神障害を患った生徒のみを集めたプライベート・スクールに編入。 そこではもっぱら虐めに遭う存在で、クラスメートから「アフリカの爬虫類」などとからかわれたり、殴られたりしていたという。 しかしながら特に問題を起こすことはなく、卒業の段階では成績優秀者であったことも伝えられているのだった。

そんなこともあり、父親を始めとするシャネル・ルイスの家族は、カリーナ・ヴェトラーノの家族に同情しながらも、 彼が事件とは無関係だとコメントしており、シャネル・ルイスの姉は「6カ月が経過しても犯人が逮捕出来ない警察が、焦るあまり 弟を容疑者に仕立て上げた」として、シャネル・ルイスが黒人であるため、警察にとっての恰好のターゲットになったとも証言。
しかしながら、警察側はDNAの動かぬ証拠でシャネル・ルイスが事件の真犯人であるという自信を強めているのだった。

カリーナの両親は、当然のことながらシャネル・ルイスに対する怒りを露わにしており、 罪状認否で法廷に現れた彼をなじる様子が見られていた一方で、逮捕の手がかりになる情報提供者への報奨金については、 カリーナが生前にサポートしていたチャリティに寄付をすることを明らかにしているのだった。

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