"Time's Up for Lena Dumham & James Franco"
Time's Up ムーブメントで、リナ・ダンハムとジェームス・フランコが、
今ハリウッドで猛然と 嫌われる理由

Published on 1/23/2018 


2018年1月23日に発表となったのがオスカー・ノミネーション。 毎年誰がノミネートされたかに加えて、ノミネートされなかったかが話題になるオスカーであるけれど、 今年ノミネートされずに話題を提供したのが ゴールデン・グローブ賞で コメディ&ミュージカル部門映画の主演男優賞を受賞した ジェームス・フランコ。 それ以外にもクリティック・チョイス・アワード、ゴサム・アワードを受賞していたジェームス・フランコだけに、 彼が主演男優賞にノミネートされなかったことは大きな話題とななっていたけれど、 その理由としてメディアが指摘したのが 彼が現在5人の女性から、性的不適切行為の告発を受けているということ。

映画「ディズアスター・アーティスト」で好演を見せ、高く評価されたジェームス・フランコの 現在のハリウッドでの転落ぶりがスタートしたのが、彼が主演男優賞を受賞した ゴールデン・グローブ賞がTV放映されている最中。
ツイッターで彼の性的不適切行為を遠回しに指摘したのが、 かつてのティーン・アイドル女優で、2014年にジェームス・フランコと舞台で共演したアリー・シリー。 そのツイートは「たった今、ジェームス・フランコが賞を取った。どうして私が演技の仕事を止めたか聞かないで」 というもの。後に彼女はそのツイートを削除したものの、 そしてそれが引き金になって、 次々と彼の性的不適切行為を訴える女性が名乗りを上げ始めたのだった。



今年のゴールデン・グローブ賞は、ハリウッドのセクハラに抗議する#MeTooムーブメントに加えて、セクハラを訴える財力やパワーが無い女性を サポートする”Time's Up”ムーブメントが大いに盛り上がって、女優陣が全員ブラックのドレスでレッド・カーペット上に登場。 男優人は、”Time's Up”のピンを付けて登場し、それが”Time's Up”のチャリティに寄付をした証と見なされていたのだった。
そしてそのピンを付けて登場したジェームス・フランコに対して性的不適切行為の訴えが続いたことで、 本来ならばゴールデン・グローブ賞の受賞を受けて、アカデミーのメンバーにアピールするプロモーションとして出演するはずだった 夜のトークショー(写真上)では、ホスト達から厳しく事情を尋ねられ、ジェームス・フランコは性的不適切行為を部分的に否定はしたものの、 何とも歯切れの悪い受け答えで、さらにイメージを悪くしたのは多くのメディアが指摘するところなのだった。

彼に対する性的不適切行為の中には、彼がかつて主宰していたアクティング・スクールの女性生徒によるものも含まれており そのうちの1人は、オーラル・セックス・シーンの撮影中にジェームス・フランコによって 彼女の性器を覆っていたプラスティック・カバーを外されて、そのまま演技を続けなければならなかった屈辱を語っているのだった。 そのほかにも彼が17歳の少女をホテルの部屋に連れ込もうと躍起になっていたエピソードなどがどんどん明るみに出て、 そのスキャンダルがあまりに大きくなったことから 彼は授賞式イベントの1つに欠席したほど。 1月21日に行われたスクリーン・アクター・ギルド・アワードでもレッド・カーペットを避けて会場入りし、 裏口から こっそり逃げ出した様子が伝えられていたのだった。

またその前日1月20日には、全米各都市で行われたウーマンズ・マーチでスピーチを行った スカーレット・ジョハンソンが ジェームス・フランコの名前は出さなかったものの、誰が聞いても彼のことだと分かる 内容のスピーチで、痛烈な批判を展開。 1月23日にオスカー・ノミネーションが発表された直後も、女性誌やタブロイド系のメディアでは、 「オスカーがジェームス・フランコ抜きで開催されるのは歓迎すべきこと」といった指摘が見られ、 今や、#MeToo ムーブメントで葬られた ケヴィン・スペーシーのように扱われるようになってしまったのがジェームス・フランコ。 犠牲者2人は、同じく1月23日のモーニングショーに登場し、「ジェームス・フランコは、ハーヴィー・ワインスティンほどは悪質じゃない。 ただ謝罪して欲しいだけ」とコメントしているのだった。




#MeToo & Time's Up ムーブメントで、もう1人ハリウッドでの地位を完全に失ったのが、 HBOのコメディ「ガールズ」のクリエータ―であり、脚本も手掛けるリナ・ダンハム。
彼女はかつてはジェネレーションY〜ミレニアル世代の声を代表するフェミニストとして知られ、 テイラー・スウィフト等、フェミニスト系のセレブとの交友関係でも知られた存在。
その彼女の言動にチグハグが見られ始めたのは2016年からのこと。 その年のメトロポリタン美術館コスチューム・インスティテュート・ガラで姿を見かけただけの ニューヨーク・ジャイアンツのスター・プレーヤー、オデル・ベッカム・ジュニアにボディ・シェイミング(体型を馬鹿にされること)を受けたとインタビューで語り、 それについて「身に覚えがない」とオデル・ベッカムにコメントされて、 実は 彼とは口さえきいたことが無かったことを認めて謝罪するという二重人格ぶり。
またバズフィードとのインタビューで 人工中絶について語った際には、「私はまだ人口中絶を受けたことがないけれど、できれば受けておきたかった」と、 神経が疑われるコメントをするようになっていたのだった。

そんなリナ・ダンハムが#MeToo ムーブメントで顰蹙を買ったのは、2017年11月に「ガールズ」の男性脚本ライターに対して、 女性がレイプの被害を訴えた際に、事情を確かめもせずに 盲目的に男性ライターへの支持を表明しただけでなく、 ヴィクティム・シェイミング(犠牲者を責めること)を繰り広げたこと。 これに対しては大勢の女性だけでなく、メディアも彼女を批判したことから謝罪をしましたが、そのツイートも 当てが外れているという指摘を受ける有様。
でもその経験から学んで口を慎むようなこともなく、その直後には ジョージ・クルーニーがハーヴィー・ワインスティンのセクハラに対して 批判のコメントをしたのを受けて 「ハーヴィー・ワインスティンを批判するハリウッドの男性に対しては、ますます性欲にそそられるようになる」とツイート。 当然のことながら、これが不適切であると 再び多くの批判が集中。
このような失言が積み重なって、かつての時代を反映したシャープな脚本家兼女優のイメージがすっかり崩れ、 ”失言が多い女性の敵”のイメージが定着してしまったのが #MeTooムーブメント以降のリナ・ダーハムなのだった。




そしてそのバッド・イメージにさらに拍車をかけることになったのが リナ・ダンハムが ゴールデン・グローブ賞直前に行われた ”Time's Up”のチャリティのイニシアティブの席に姿を見せ、 リース・ウィザースプーン、メリル・ストリープ、ミシェル・ウィリアムス、ロザリオ・ドーソン、エマ・ワトソン、ビリー・ジーン・キングといった アクティビストとして活動する女優達と一緒に写真撮影に収まり、それを自らのインスタグラム・アカウントにポストし、 まるで自分もその中心メンバーであるかのようなメッセージを発信したこと。
これに対して怒りを露わにしたのが女優のテサ・トンプソン。 「リナは、過去2か月の間に私たちが何度もミーティングを重ねて準備をしていた最中には、一度も顔を出したことが無かった」として、 メディアに出る時だけ ムーブメントの中心のような顔で現れた彼女に抗議したことから、 それまでの軽率な発言の批判に加えて、今度は偽善者としてのレッテルを貼られることになったのだった。

「ガールズ」がスタートした当初は、トークショー等に出演して、 端切れの良いユーモラスな語りで知られた彼女であるものの、、 今のようなセクハラなどのセンシティブな問題を語るにはあまりに不用意な発言をすることがハリウッドに知れ渡っただけでなく、 それが反感を買うようになってしまったのが現状。 今やリナ・ダンハムはジェームス・フランコ同様に 今ハリウッドでは 誰も一緒に居るところを見られたくない存在になってしまっています。


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