
2007年のアメリカは、2005年のハリケーン・カトリーナのような大惨事こそは無かったものの、
カリフォルニアでは大規模な山火事が発生し、年間に渡って異常気象を感じながら過ごした1年で、
それだけにグローバル・ウォーミングを始めとする環境問題がこれまでに無く 深刻な問題として
捉えられた年。
その一方で、引き続き高騰を続けたガソリン価格やサブプライム・ローン問題で、経済の先行きに不安を覚える人々は多く、
アメリカのホリデイ商戦は今ひとつの予想がされているけれど、
エンターテイメントの世界ではブリットニー・スピアーズの丸刈り事件、パリス・ヒルトン収監等、
あまり程度の良くないゴシップが メディアを大きく賑わせていたのは記憶に新しいところ。
こうした1年のいろいろな出来事を振り返る以前に、ニューヨーカーが乗り切らなければならないのがホリデイ・シーズン。
今年も、ドル安傾向を受けて ニューヨークがヨーロッパからの旅行者の間での 人気No.1のホリデイ旅行先となっており、
例年以上に街中が混み合って、人ごみからは様々な外国語が聞こえてくる中、
ただでさえ忙しいニューヨーカーが、ギフトを用意したり、グリーティング・カードを書いたり、パーティーに出掛けたり、
ホリデイ・チップを用意したりで、大忙しになるのがこの時期。
このクレージーなホリデイ・シーズンに ニューヨーカーの気持ちを和ませて アップ・ビートにしてくれるものと言えば、
クリスマス・デコレーションや ホリデイ・ライトアップ&イルミネーション。
今年はCUBE New Yorkがスタートして以来、12回目のクリスマス、そして12回目のクリスマス特集になるけれど、
毎年記事に書くように やっぱりニューヨークのクリスマスは世界一!
今年はその世界中で最高のクリスマスを 動画でも見ていただけるようになりました。
例年ご紹介するクリスマスの名物イルミネーション、デコレーション&ウインドウの解説と共に、
これらを全てフィーチャーしたビデオも是非ご覧ください。
Christmas Tree at Rockefeller Center ロックフェラー・センターのクリスマス・ツリー
今年で75周年を迎えるロックフェラー・センターのツリーは、
毎年ご説明している通り、ロックフェラー・センターの建設中に作業員達が
工事現場の空き地にツリーを立てて クリスマスを祝ったことから始まった伝統。
2001年のテロの直後は、ツリーのイルミネーションが史上初めて
レッド、ホワイト&ブルーというアメリカの愛国心カラーになったけれど、
例年はレッド、グリーン&イエローのライトが、3万個付けられるのがロックフェラー・センターのツリー。
高さにして84フィート(約25.6メートル)もある今年のツリーに付けられた3万個の電球は、消費電力を50%カットできると言われるLEDバルブ。
そのせいか、例年よりも青い光を強く放っているのがこのツリーの特徴です。
ちなみにクリスマス・シーズンが終わると使用されたLEDバルブはアメリカ国内やインド、ブラジルの「ハビタ・フォー・ヒューマニティ」の
ハウジング・プロジェクトにリサイクルされることになっています。
ツリーの下はライトアップされたスケート・リンクで、周辺の植え込みにも全てイルミネーションが取り付けられていることもあり、
ツリーのエリアは夜遅くでも、まるで空から光が差し込んでいるかのように美しく輝いています。
日中はもちろんのこと、日が落ちて暗くなって来ると更に沢山のニューヨーカーや旅行者が集ってくるのがこのツリー・エリア。
5番街からスケートリンクを囲むようにツリーに通じるプロムナードは このシーズン、ツリーやスケートリンクを眺める人々で夜遅くまで大混雑。
ツリーの頂点のオーナメントは2004年からスワロフスキー・クリスタルをあしらった大きな星になって、白い光を放って輝いています。
ニューヨーカーにとっては毎年見慣れているツリーではあるけれど、ツリーが点灯されることによってクリスマス・スピリッツを感じると同時に、
その美しさと華やかさに圧巻の思いを抱くのは毎年のこと。
世界一のものが集まる街、ニューヨークの「世界一のクリスマス・ツリー」は生きている間に絶対一度は実物を見るべきものです!
UNICEF Snowflake ユニセフ・スノーフレーク
クリスマス・シーズンに限らず、NYで一年中最も人通りの多い場所と言えるのが57丁目と5番街の交差点。
その真上にワイヤーで吊るされた巨大な光のスノーフレークは、やはりこのシーズンのNY名物の1つ。
1984年からお目見えするようになったスノーフレークであるけれど、
2004年前からは、それまで過去20年間吊るされてきたスノーフレークがリタイアし、
ドイツのライティング・デザイナー、インゴ・マウラーがクリエイトした新ヴァージョンが吊られています。
また2006年からは スノーフレークの先端に ブルーに光るバルブが取り付けられ始めていますが、
そのサイズは、直径23フィート (約6.9メートル)、高さ 28フィート(約8.4メートル)、重さは約1485kg。
16000のバカラ・クリスタルの5面体プラズマと500個のストロボがフィーチャーされたスノーフレークは、
風や雨、雪や霜にも強いマテリアルで作られ、強い光を放つので、かなり遠くから真っ白い光が見えるもの。
このスノーフレークは、ティファニー、ルイ・ヴィトン、バーグドルフ・グッドマン、そして昨年のこの頃は改装中だった
クラウン・ビルディング1&2階のブルガリ を十字に結ぶ複数のワイヤーによって吊るされています。
ちなみに同スノーフレークは、西海岸ではビバリーヒルズのロデオ・ドライブ&ウィルシャー・ブルバードの交差点にも吊るされています。
Cartier / カルチェのレッド・リボン
1980年からスタートしているのが、カルチェのリボン・デコレーション。建物全体をプレゼントのように見立てて、
真っ赤なリボンを掛けるというお馴染みのクリスマス・デコレーションは言うまでも無く 5番街のクリスマス名物の1つ。
毎年同じように見える真っ赤なリボンではあるものの、実際には若干のマイナー・チェンジが行われて来ていて、
2000年は、同店が改装中であったため、工事中の囲いの外側にリボンを掛けるというアグリーで大不評。
2001年は建物が美しく仕上がり、例年通り美しくリボンが掛けられたものの、
ライトアップされていなかったため、暗くなると見栄えがせずやはり不評。
そして翌年、2002年はその問題が解決され、ライト・アップがされた上に、
リボンに加えて、パールのネックレスをイメージしたデコレーションが建物に掛けられ、
ゴージャスなイメージを盛り上げていました。
2003年は、建物のコーナーや、入り口の上に、カルチェのシンボルと言えるパンサーの
イルミネーションがあしらわれているのが特徴だったけれど、
2004年からはリボンそのものがイルミネーションになっていて、建物が
真っ赤な発光体のように見えるグッと派手目なデコレーション。
そして2005年、2006年は宝石箱を建物側面に幾つも貼り付けられたようなデコレーションになり、
特に2006年は、「LOVE」コレクションのアニヴァーサリー・イヤーということで、建物の壁に「LOVE」のロゴがライトアップされていました。(写真上右側)
そうして迎えた2007年はやはり建物の外装をやり直している関係で、リボンを掛けた映像の幕が建物全体に掛けられている状態。
でもきちんとライトアップされて、時折フラッシュライトが輝いているので通行人の目を引くのはもちろんのこと、
ストア前の歩道を取り囲む工事用の鉄柵にもイルミネーションとグリーンの葉っぱをあしらって、リース・ケージのようにしているので、
特に夜ここを歩く人々はクリスマス・リースの中を歩いているようなファンタジックな気分を味わうことが出来ます。
Bergdolf Goodman / バーグドルフ・グッドマン

90年代半ば頃から、芸術性とクリエイティビティティ、お金の掛かり方で、ホリデイ・シーズンに関わらず、「ニューヨーク No.1の
ウインドウ・ディスプレー」と言われるようになったのが、バーグドルフ・グッドマン。
バーグドルフの強みは何と言っても5番街と57丁目のコーナーという抜群のロケーションに加えて、
そこに何面もの 圧巻サイズのウインドウを持っていること。クリスマス・シーズンになると、この大きなゴールド・フレームのウインドウの1面1面が
同店の扱う超高価な商品やデコレーション素材で美術館の絵画のようにデコレートされるけれど、
その高級感、美しさ、手間とお金の掛かり方は 数あるニューヨークのクリスマス・ウインドウの中でも 群を抜いています。
今年のウィンドウのテーマは「ザ・ファイブ・エレメント」。アース、ファイヤー、エア、ウォーター、ライトという5つのエレメントをテーマにした
ゴージャスなウインドウがクリエイトされていますが、その手法は今は亡きデザイナー、トニー・デュケットから
インスピレーションを得たもの。ジュエリーを散りばめたような彼のファンシーなスタイルは、
最高のラグジュアリーであり 見る者の目を釘付けにする美しさ。
時間を掛けて眺めれば、眺めるほど、細心のディテール、 凝った演出に気が付かされる ウインドウの数々は、
世界一の高級店の実力を見せてくれるものになっています。
Barney's New York / バーニーズ・ニューヨーク

毎年奇抜なアイデアとニューヨークらしいユーモア、キッチュかつモダンなセンスでクリエイトされるバーニーズのウインドウは、
1年掛かりの企画と製作で生まれるもの。 コンセプトを理解して詳細をチェックすればするほど、
ウィンドウ・クリエーターのこだわりが感じられるものになっています。
2006年はアンディ・ウォーホールをテーマに、「ハッピー・アンディ・ウォーホリデイ」 と銘打った クリスマス・キャンペーンを
展開していたバーニーズであるけれど、
これに替わって2007年に掲げたテーマは、「Have a Green Holiday / ハヴァ・グリーン・ホリデイ」。
世界的にグローバル・ウォーミング(地球温暖化)を始めとする環境問題が取り沙汰される中、
同店ではリサイクル・アイテムや省エネ・バルブを利用して、色もスローガンもグリーンをテーマにホリデイ・ウィンドウをクリエイトしています。
ウインドウの中には、ホームレスが集めた缶ビールや缶ソーダ、ビンの蓋でクリエイトしたトナカイ、
使用後のメトロカードを床に敷き詰めて、香水の空き箱でビッグ・アップル(ニューヨークのニックネーム)のビルディングを再現した
「グリーン・アップル」、2007年に年アカデミー賞とノーベル平和賞を受賞したアル・ゴア元副大統領や、レオナルド・ディカプリオ、U2のボーノなど、
環境問題に熱心なセレブリティを集めたウインドウなど、バーニーズならではの知的なユーモアで
話題性溢れるシーンをクリエイトしています。
Saks Fifth Avenue / サックス・フィフス・アベニュー
ニューヨークには世界的に有名なデパートが幾つもあるけれど、
サックス・フィフス・アベニューほどクリスマス・シーズンにロケーションの恩恵を受けるストアは他に無いといった感じ。
というのもご存知の通り、サックスの目の前はロックフェラー・センター。
そしてこのエリアは同センターの巨大ツリーがマグネットになって、常に多くの人々で賑わっているため、客足が非常に多いのである。
そんなサックスでは3年前より、建物全体に光の巨大スノーフレーク を取り付ける演出をスタートさせており、
2006年からはフィリップスが開発したLEDシステムのお陰で、それまでの50%の電力消費量で2倍の明るさが望めるようになっているとのこと。
夕方以降になると、この50個のスノーフレークが音楽に合わせて点滅したり、ホワイトやブルーに色を変えるパフォーマンスが
定期的に行われ、この時ばかりはロックフェラー・センターのクリスマス・ツリーを眺めている人々も、サックス側を振り返って
この雪の結晶が見せるショーに見とれたり、写真を撮影する姿が見られます。
5番街に面したクリスマス・ウインドウは例年通り 人形をフィーチャーしたファンタジックなもので、
今年のテーマは 「スノーピープル」という スノー・マン(雪だるま)のストーリーを描いたもの。
そして毎年のことながら、ウインドウの前にはヴェルベット・ロープが張られて、
見物する人々が、順番に そしてゆっくりと1面1面のウインドウが眺められるようになっています。

Bloomingdale's / ブルーミングデールズ
クリスマス・シーズンになると、建物全体がイルミネーションのストライプで包まれるのがブルーミングデールズ。
レキシントン・アベニューとサード・アベニューにまたがって位置するブルーミングデールズは、レキシントン・アベニュー側にクリスマス・ウィンドウを
クリエイトし、サード・アベニュー側にはビルの側面に、巨大な真っ赤なイルミネーション・リースを4つ飾って、クリスマス・ムードを盛り上げています。
さて、今年のブルーミングデールズのクリスマス・ウィンドウのテーマは「ザ・シーズン・トゥ・ビー・ギフテッド」。
2つの子供ミュージアムと提携し、子供が描くファンタジーを具現化したウインドウになっています。

Load and Taylor / ロード・アンド・テイラー


例年ニューヨークのクリスマス・ウインドウで、高い評価を獲得しているのがロード・アンド・テイラー。
細かく精巧に作られた人形と、その美しいシーンのセッティングで、
地味ながらも ハイクォリティのクリスマス・シーンをクリエイトするのが同店で、「クリスマス・イズ・ア・モーメント」と名付けられた今年のウィンドウでは、
他店に比べて控えめながらも、人形たちが動くセッティングになっています。
ディテールに凝ったウインドウが多いクリスマス・シーズンの中でも、同店の凝り方はミリ単位。
見れば見るほど 「良く出来ている」を連発したくなるウインドウで、特にドール・コレクターにはたまらないクリエーション。
ロード&テイラーと言えば、アメリカの昔ながらのデパートの雰囲気が味わえるレトロ感覚のショッピング・スポットであるけれど、
クリスマス・ウインドウは まさにそんな同店の存在を反映していると言えるもの。建物の外観にもイルミネーションを沢山あしらっていて、
今年は建物全体や窓枠に沿ってイルミネーションが取り付けられ、夜になると同店の周囲が一際明るくなっています。
Macy's / メーシーズ

例年のことながら、メーシーズのクリスマス・デコレーションで最も目を引くのはブロードウェイ&ヘラルド・スクエア側の入り口に
毎年飾られる巨大な光のツリー。
昼間に見ると、電球のついたネットみたいに見えるこのイルミネーションも、夜眺めると光の滝のようで美しく、なかなか感激もの。
さて、売り場面積では世界一の規模を誇るメーシーズであるけれど、企画もののクリスマス・ウィンドウが見られるのは、光のクリスマス・ツリーの下のブロードウェイ側。
今年のテーマは「サンタズ・ビッグ・ナイト」。2006年は見物人が各ウィンドウに設置されたボタンを押すと、
人形が動き出すというインターアクティヴィティを取り入れていましたが、今年はボタンを押さずして
人形などが動いているウィンドウで、ウインドウ自体の出来も昨年に比べるとかなりグレードアップしてきている印象。
クリスマス・ウィンドウのクォリティではこれまで他店に大きく引けを取っていた感があるメーシーズですが、
今年はかなり追いついてきているという感触を与えています。
その一方で、メーシーズの建物の側面に当たる34丁目側のウィンドウは、例年通り クリスマスのメーシーズを描いたクラシック映画
「ミラクル・オン34thストリート」のシーンが再現されたウィンドウになっています。
Tiffany / ティファニー
ニューヨーク名物の宝飾店と言えば、やっぱりティファニー。そのティファニーがあるのは5番街と57丁目の東南のコーナー。
2006年に創業以来 初めて内装を改築し、それまでビル内にあったオフィスを別ロケーションに移した分、
店舗面積を拡張したティファニーであるけれど、
そのティファニー本店がオープン以来初めて ビルの外装にクリスマス・デコレーションを施したのもこの年。
今年のクリスマスも ティファニーの外装デコレーションは 2006年に登場したスタイルのリピートで、
5番街、57丁目に沿った入り口とウインドウを、あたかも四角いリースのように見立てて、
緑の葉っぱと7万個の電球で飾り立てるというクラシックなもの。
斬新さはないけれど、5番街と57丁目の交差点の上に吊るされたスノーフレークと調和すると共に、
スノーフレークを引き立てる配慮さえ感じられる エレガントな美しさになっています。
Lincorn Center / リンカーン・センター

リンカーン・センターはブロードウェイ62丁目〜65丁目にある5つの建物から構成されるエリア。
同センターのメインとなるのが、最もゴージャスで美しいメトロポリタン・オペラ・ハウス。その前の広場に位置する噴水を挟んで 正面から左側が
シティ・オペラが上演されるニューヨーク・ステート・シアター、右側が主にクラシック・コンサートが行われるエイブリー・フィッシャー・ホール。
そして、この3つのシアターに訪れる人々を迎えるかのように 広場のストリート沿いに設置されているのが、
リンカーン・センターのクリスマス・ツリー。
昨年はブルーのイルミネーションと、白とブルーのオーナメントで飾られたツリーであったけれど、
今年はツリーを下からライトアップして、そのライトアップのカラーを変えることによって、ツリーのオーナメントがカラーを反射して
色を変えるというシステムを導入。このためツリーの周りには囲いが作られ、その内側にはツリーを360度 下から照らし出す
ライトが設置されています。
夜のリンカーン・センターは、クリスマス・ツリーが無くても、ライトアップされた噴水やメトロポリタンオペラ・ハウスの大きな窓から望める
2枚の巨大なシャガールが美しいスポットであるけれど、この季節はクリスマス・ツリーが更に華やかさを添えているだけあって、
シアター・ゴーワーはもちろん、通りかかる人も広場でツリーを眺めたり、写真を撮る姿が見られています。
Radio City Music Hall & Red Ball Ornament
ラジオ・シティ・ミュージック・ホール&レッド・ボール・オーナメント
ロックフェラー・センターのクリスマス・ツリーから 6番街に向かって歩けば、行き当たるのがラジオ・シティ・ミュージック・ホール。
このシーズンは毎年、「クリスマス・スペクタキュラー」と呼ばれるパフォーマンスが行われ、
お抱えのダンス・チーム、ロケッツが華麗なラインダンスを見せるのはお馴染みであるけれど、
その毎年恒例の「クリスマス・スペクタキュラー」も、ロックフェラー・センターのクリスマス・ツリー同様、2007年で75周年を迎えるもの。
これを記念して、通常はクリスマス・ツリーと共に玩具の兵隊が飾られるロック・フェラー・センターのファサードが、今年は巨大な
「75」という文字になっています。
そして6番街を隔てて、ロックフェラーセンターのはす向かいにあるのが、
巨大なレッドボール・オーナメント。6番街はビジネス・ビルが立ち並ぶエリアだけれど、毎年 それぞれのビルが
クリスマス・オーナメントやイルミネーションを飾っていて、5番街のショッピング・エリアのような派手さはないものの、
一味違ったクリスマス気分が演出されています。
Time Warner Center / タイム・ワーナー・センター

ガイドブック等ではニューヨークの新名所と言われて久しいものの、ショッピング街に あまり魅力が無いこともあり、
特に平日は、混み合うことが無いタイム・ワーナー・センター。
でも地下のホール・フーズは近隣の住民には人気が高く、4階のレストラン、パー・セはニューヨークで最も予約が取り難いレストラン。
さて、その同センターに2005年からお目見えしているのが、
モダンなシェイプの星を模った発光体のオブジェ。天井から吊るされたこのオブジェは音楽に合わせて 天井のライトアップと共に色を変えていくので、
このシーズンはロビーやバルコニーからこれを眺める買い物客の姿が目立っています。
ベスト・ビューが望めるのは2階のバルコニー。目の高さにオブジェが大きく見えて、夕方になって外が暗くなるとセンター正面の
巨大なグラス・ウォールにオブジェが反射して見えるので、星の数が倍になったようなビジュアル・エフェクトがあります。
でも、タイム・ワーナー・センター自体にあまり人気が無い上に、5番街、マディソン・アベニューなどに比べると、
旅行者の通行量も格段に少なくなるので、このせっかくのクリスマス・デコレーションを
果たしてどのくらいの人々が目にしているか?は微妙なところ。
DeBeers / デビアス
かつてルイ・ヴィトンが入っていた5番街55丁目コーナー、セント・リジス ホテル・ビルの1階にあるのがダイヤモンドで有名なデビアスの店舗。
ここに2006年からお目見えしたクリスマス・デコレーションはデビアスの店舗を光の滝のように包むイルミネーション。
5番街に 明るさを加えている同デコレーションは、いかにもダイヤモンド専門店らしい輝きが強調されたもの。
Bloomburg Tower ブルームバーグ・タワー
今やマンハッタンで最もレントが高いビルの1つになっているのが、59丁目とレキシントン・アベニューのコーナーにある ワン・ベーコン・コート。
でもこの「ワン・ベーコン・コート」という正式名称を知るニューヨーカーは非常に少なく、ブルームバーグの本社オフィスが同ビルのメジャー・テナントであることから、
ブルームバーグがネーミング・ライト(名称権)を支払うことなく、「ブルームバーグ・タワー」、「ブルームバーグ・ビルディング」等と
適当に呼ばれている名称が定着してしまったのが同ビルディング。
高額レント・ビルディングにも関わらず、激安アパレルのH&Mや、コンテナ・ショップなど、安価で大衆的なストアが同ビルの
レキシントン・アベニュー側のテナントとなっています。
でもその大衆的な雰囲気が様変わりするのが同ビルの中央にある車寄せを兼ねた広場。
ここは 最低1億円以上の同ビルのコンドミニアムの入り口であると同時に、2006年5月にオープンした老舗フレンチ・レストラン、「ル・サーク」の
エントランスでもあるスペース。
その「ル・サーク」は、常連客が年老いて かつての栄光を失いつつあるけれど、新しいシェフを雇い、
カフェエリアを、エノテカ・スタイルにするなどして、イメージアップを図っている真っ最中。
さて、ホリデイ・シーズンになるとこのビルの車寄せの広場の中央に飾られているのが、青い光を放つ美しいクリスマス・ツリー。
ミッドタウンというロケーションとは言え、あまり人通りが無い 敷居の高いスペースであるだけに、
ツリーの青白い光が 何とも言えずに幻想的なイメージをかもし出しています。
その他のデコレーション&イルミネーション
写真上段、左はクリスマス・シーズンに最も込み合うストアの1つであるFAOシュワルツ。
右側は2008年には改装を終えて、コンドミニアム&ホテルとしてリオープンするプラザ・ホテル前の噴水の植木につけられたイルミネーション。
写真上、左は「9」のスカルプチャーで有名な9W 57丁目のビルの前。木々のイルミネーションに加えて、
クリスマス・ステッキが何本もファサードに飾られています。
そのお隣の右側はバンク・オブ・アメリカがスポンサーとなって5番街に登場したギフト・ボックス型のショーケース。
夜になると建物のライトアップに加えて、サーチライトが照らされて、一角を明るくしています。

写真上、左は Bフェンディ・バッグでお馴染みのBバックル付きのイルミネーション・ベルトをストア・フロントに2本
デコレートしたフェンディの5番街ブティック。
右側はヘンリ・ベンデル。昨年は建物全体をレッドでライトアップしていたけれど、今年のテーマカラーはゴールド。昨年よりは地味な印象。
Empire State Building エンパイア・ステート・ビルディング
ホリデイ・シーズンになると、クリスマス・カラーのレッド&グリーンでライトアップされるのが
ニューヨークのシンボル、エンパイア・ステート・ビルディング。
毎年90回以上、ライトアップの色が変わっているエンパイアは、
独立記念日にはレッド・ホワイト&ブルー、セント・パトリックス・デイにはグリーン等、
その時々のイベントを反映したカラーにライトアップされていたけれど、
カラーを変えるのは、ビル職員3人による数時間掛かりの作業になるのだそう。
ちなみにライトアップの配色は、2003年前までは、上の細い部分がレッド、ビル本体がグリーンであったけれど、
2年前から、下のビル本体がレッドで上の細い部分がグリーンに変わっています。
ホリデイ期間中でも、優先されるイベントがある時はそのテーマ・カラーでライトアップすることになっているのが
エンパイアであるけれど、クリスマスが近づくと毎日のようにニューヨーク・シティのあらゆる所から眺められるのが、
レッド&グリーンでライトアップされた同ビルディング。
この2色のライトアップは、ロックフェラーのツリー同様にニューヨーカーに
クリスマスの到来を感じさせるものになっています。
以下、2007年クリスマスのニューヨークを動画でご覧いただけます
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