今週はアドバイスをお休みして 私が頻繁に使っているパーソナリティ・テストをご披露したいと思います。
このテストは、5人のキャラクターが登場するストーリーを語って聞かせて、その5人の中で最も自分が賛同するキャラクターを順番に挙げてもらうというものです。
そのストーリーのイメージが沸き易いように、簡単なイラストを描きながら説明するのが常ですが、登場人物は1人が女性で4人が男性。
ここでは以下のイラストを見ながらイメージしてみてください。
★ ストーリー ★
ある町で深い恋愛関係にあったのがM男と L子。しかしM男は川を隔てた別の街に行ってしまいます。
M男に会うためには2つしかない船業者に頼んで川を渡るしかありませんが、業者BはL子に多額の料金を請求。もう1つの業者Sはお金の代わりに自分との関係を迫ります。
お金が無かったL子は仕方なくSと関係して M男のところに行きますが、L子がしたことに腹を立てたM男は彼女に別れを言い渡します。
落胆するL子に対して、全ての事情を知るY男は「そんな君でも好きだ」と愛情を示すのでした。
尻切れトンボのようなエンディングのストーリーですが、出てきたのは以下の5人のキャラクター。
前述のように この5人の中から自分がその行動に最も賛同する、もしくは異論が無いキャラクターを順番に挙げるのがこのテスト。
種明かしは以下でご説明しています。
テストをトライした人が挙げた順番は、その人のこれら5つの要素の価値観を意味しています。
すなわち 「船業者が2つしかない町だったら 高額料金を請求しても当然」と考えて業者Bをトップに挙げる人は
ビジネスマンで、お金儲けが好き。
Lをトップに挙げる人はロマンチスト、逆に最後に挙げる人は恋愛に対して冷めた見解を持つ人。
モラルがトップに来る人はウソやごまかしが嫌い、業者Sに理解を示す人はセックスや浮気に対して鷹揚な考えを持つ場合が多く、
Y男に共鳴する人は情にほだされ易い、他人に同調し易い 等がその解釈になります。
私は未だ日本に住んでいた頃にこの心理テストを知りましたが、私は個人的にこのテストが面白いと思ったのと、
共通の話題が無い相手と話す時には 心理テストというと誰もが興味を示す上に、そこから話題が広がるので、とても便利に活用してきました。
ですが特にアメリカに来ていろいろな人種や価値観の人にこのテストをトライするうちに、
そのリアクションがいろいろ異なるので、それを分析する方がもっと適切なパーソナリティ・テストであると考えるようになりました。
幸い私が目にしてきた多くのテストのリアクションは、
エンターテイメントとしてテストを楽しんで、そこから話題が広がるケース。
このテストは人格的評価が掛かっている訳ではなく、正解がある訳でも、ましてやお金が掛かっている訳でもないので、
テスト自体もその種明かしもカジュアルに受け取めるべきもの。
でも中には 驚くほどテストの種明かしについて熱くなる人も居れば、
やたらに考えこむ人、シラケた反応の人なども居て、
以下が私が遭遇したリアクションと、そのリアクションを示した人が日常で垣間見せるパーソナリティ。
・5人のキャラクターについて何度も確認する : 人の話を日頃からよく聞かないので、勘違いや一人合点が多い。
・迷ってなかなか回答しない : 実行力が無い。取り越し苦労が多い。
・周囲の回答を聞いてから、マジョリティと同じ回答をする : 自分に自信が無い。自分の本性を見せたくない。
・種明かしの前、後を問わず自分の回答の順番を変える : 優柔不断。自分をよく見せるために帳尻を合わせる人。
・キャラクターとそれを示すものがマッチしないとクレームする : 余計な事を考えて人生を楽しまない人。不協和音の源。
・テストそのものを否定する : 世の中の常識や物事のルールにも否定的。
・他人の回答を批判する : お節介。セルフセンター。自分の周囲へのレスペクトが無い。
・模範解答をレクチャーをする : 英語で ”Know it all” と呼ばれて嫌われるタイプ。自分の知識をひけらかす割には軽薄な場合も多い。
・別の ”もっと良いテスト” の話をする : 競争心が強い。余計なプライドの高さがある。
・反応が極めて鈍い、もしくはシラケている : テストだけでなく、自分の周囲や世の中に対して興味や関心、好奇心が欠落している。
私はこのパーソナリティ・テストの模範解答は、順番はどうあれ直ぐに回答して テストを楽しむことだと考えているので、
そういうリアクションをした人にのみ説明しているのが 実は私がこのテストのリアクションからパーソナリティを分析していること。
背後にもう1つのテストがあったことを知った人達は、このテストにエンターテイメント以上の興味や価値を見出してくれるのが常。
でも人間というのは心理テストなどしなくても日常の様々な局面で その言動、態度、リアクションから 自分の人間としての器を周囲に示しているとも私は考えています。
最後に今週木曜のアメリカはサンクスギヴィング・デイで、感謝祭と言うだけあって自分の周囲やこの日にご馳走が味わえることに感謝すべき日。
私とアメリカ人の親友達の間で毎年この日の朝に取り交わすのが お互いの友情に感謝するテキスト・メッセージで、
自分の気持ちをテキストで打っている時も、友達からのメッセージを読んでいる時も 毎年心から感じるのが自分が本当に恵まれていて、幸せだということ。
それが終わってから 長年一緒にサンクスギヴィング・ディナーを楽しんでいる大切な友達の家に出掛けるのがこの日のスケジュールで、
私にとってはお金や物では決して満たせない幸福感が味わえて、それに心から感謝するのがサンクスギヴィング・デイ。
文句なしに 私が1年で最も好きなホリデイとなっています。
Happy Thanksgiving!
Yoko Akiyama
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執筆者プロフィール 秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。 Eコマース、ウェブサイト運営と共に、個人と企業に対する カルチャー&イメージ・コンサルテーション、ビジネス・インキュベーションを行う。 |
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