セレブ・ビジネスオーナー、ジャック・ドーシー(ツイッター&スクエア)
& ヴィクトリア・ベッカムが訪れた全く異なる2つのリトリート
Published on 6/28/2019
ビジネスの世界では、トップに行けば行くほど 以前のように猛烈に働く傾向は影を潜めて、
ビジネス・オーナーが自分の生き甲斐や、健康管理に時間を割いて、
ビジネスのサクセスだけでなく、人生のサクセスを追求するご時世。
そのため大企業のCEOが冒険旅行やリトリートに出掛け、それをお忍びではなく
一般に公開するのは今では決して珍しくないこと。
ここではヴィクトリア・ベッカムと、ツイッター&スクエアのCEO、ジャック・ドーシーが出掛けた2つの
全く正反対のリトリートをご紹介します。
ヴィクトリア・ベッカム: ランセルホフ・テーゲルンゼー
ヴィクトリア・ベッカムが2019年春に訪れたのがドイツのバイエルン、マリエンシュタインにあるランセルホフ・テーゲルンゼー。
ここは最低1週間からのメディスパ・リトリートで、ヨーロッパのエリートが
命の洗濯やデトックスにやってくることで知られるスポット。
この施設は元高級ホテルとあって、モダンで美しいセッティング。
しかしながら決してヴァケーションではなく、あくまで健康を取り戻す、デトックスをする、
ダイエットをする等の目的を持った人々が 高額を支払って利用するメディスパ。
そのため 一人旅でやってくるクライアントばかりで、
ヴィクトリアも シングル・トリップで訪れています。
ランセルホフ・テーゲルンゼーのプログラムの基本になるのは、30年前に開発されたF.X.Mayrフィロソフィー。
これは全ての身体の問題は食生活とそれを消化吸収する腸にあるという見地から、
健康と美しさを同時に追求するセオリー。
血液&尿検査にくわえて 様々な検査が行われ、健康状態が
ありとあらゆるデータでチェックされる一方、
フェイシャルのように表面からのトリートメントに加えて、サイクリングなどのエクササイズも行うスケジュールで、
デイタイムは思いのほか 忙しいことで知られています。
ですが毎日ディナーを6時に終えて、8時には就寝。
食後の2時間はライブラリーでピアノの生演奏を聴きながらゆったり過ごす等、テクノロジーや
世の中の喧騒とは全く隔離されるので、
時間がゆっくり流れ、1週間のリトリートが2週間、もしくはそれ以上に感じられるクライアントも多いとのことです。
全客室のバスルームに ToToの最新のトイレが設備されているので、
毎日ToToのトイレに慣れ親しんでいる欧米のリッチな客層にとっては、トイレの使い勝手のストレスが無いのは大きなプラス。
料金は最もベーシックなメディ・スパ・プログラムと1週間の滞在費で約3200ドル。
とは言ってもヴィクトリア・ベッカムのようにフェイシャルやマッサージ等、エクストラのビューティー・セッションやマッサージ、
特別なサプリメントをオーダーし、ゆったりした客室に滞在すると価格は大きくアップするのは当然のこと。
またランセルホフ・テーゲルンゼーは、どんなプログラムを選んでも 普通の体型の人が1週間で3〜7キロ痩せるという
かなりの粗食ダイエット。「食べる楽しみは皆無」と言われ、その代わりに摂取を奨励されるのがムーン・ウォーターという満月の日に
汲みだされたナチュラル・スプリング・ウォーターとハーブティー。
ここで生活した後は、スターバックス中毒だった人でもコーヒー無しで暮らせるようになるとのことですが、
ヴィクトリアは逆にムーン・ウォーターがかなり気に入ってしまったようで、「ここを出たら、何処で買ったら良いのか?」と
インスタグラムで疑問を投げかけていました。
ジャック・ドーシーのミャンマー、無料のリトリート
ツイッターとスクエアのCEOとして知られるジャック・ドーシーは、その一見カジュアルな出で立ちが
実はリック・オーウェンという 意外なファッショニスタ。
その彼は ニューヨーク・タイムズ紙に「シリコンバレーのグウィネス・パルトロー」と評されたほど
ライフスタイル・コンシャスで、昨年12月に出掛けたのがメディテーションを軸にしたミャンマーでのリトリート。
マルチ・ビリオネアCEOである彼が、質素な宿舎と現地の様子を
自らのツイッターのアカウントで公開していましたが、
そのツイートにある通り 10日間のリトリートの最中は、一切の電子機器の使用がゆるされず、
エクササイズも、読書も、執筆も、音楽も、会話やアイコンタクトまで許されないという極めて厳しいルール。
メディテーションを真剣に行う人々に無料で提供されているのがこのプログラム。
毎朝4時に起きてから、朝食、ランチのブレークを入れて、午後9時までメディテーションを続けるという
過酷とも言えるスケジュールで、夕食はナシ。極めてエクストリームな10日間のリトリートになっています。
ジャック・ドーシーの場合、リトリート以外の日頃のライフスタイルでもかなりストリクトな健康管理をしていて、
彼が固形の食べ物を口にするのは毎日午後6時半〜午後9時の2時間半の間のみ。
週末には断食を行い、シャワーは冷水でしか浴びないポリシー。
「3度の食事を中心に1日のスケジュールを組むと時間の無駄が多く、
1日が短く感じられる」という彼は、1日1食を実践してからというもの、
頭と心がシャープになり、1日が長く感じられ、夜には深い眠りが得られるようになったのこと。
その日頃の食生活は 魚、チキン、ステーキといったプロテインにサラダや野菜のサイドディッシュを食べるのが通常で、
ベリー系のフルーツもしくはダーク・チョコレートがデザート。
時折レッドワインはたしなむものの、アルコールは眠りを妨げることから極力摂取しない方針。
更には過去2年間に渡って オフィスまでの8キロの道のりを毎日1時間15分をかけて歩くことを日課にしており、
1日の終わりには頭に浮かんだアイデアなどをアイフォンのノートアプリに簡単に記録することを
習慣にしていることも自ら語っています。
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