Feb. 4 〜 Feb. 10 2018

”How Bezo's Divorce Becomes a Conspiracy Theory”
恐喝暴露で スキャンダルから陰謀説に発展したジェフ・ベゾスの離婚


今週のアメリカでは火曜日にトランプ大統領が 野党民主党が過半数を占めた下院で 一般教書演説を行っているけれど、最もショッキングに報じられたニュースと言えば アマゾンのCEO、ジェフ・ベゾスが木曜に自らのブログで ゴシップ・メディア、ナショナル・エンクワイア誌とその親会社AMIから 彼の不倫スキャンダル絡みの不名誉な写真や テキスト・メッセージをネタに恐喝されたことを明らかにしたニュース。
2019年1月9日に これまでプライバシーを何より重視してきたベゾス夫妻が25年の結婚生活に終止符を打つことを自ら公に発表したことは サプライズとして受け取られたけれど、それから12時間もしないうちに インターネット上で報じられたのがジェフ・ベゾスと元TVキャスター、ローレン・サンチェスの不倫ロマンス。 というのはそのスキャンダルを大々的に報じたナショナル・エンクワイア誌の内容が発売より2日早くネット上で広まったためで、 この段階でベゾスが離婚を自ら発表した意図がスキャンダルのインパクトを軽減するためであったことが明らかになったのだった。
ナショナル・エンクワイアの報道によれば、ベゾス夫妻とローレン・サンチェス、彼女の夫でハリウッド・エージェントのパトリック・ホワイトセルは シアトルの高級住宅街の隣人で、カップル同士で親しく、共にヘリコプター・ライセンス持つローレンとジェフ・ベゾスは特に気が合っていたとのこと。 当初は2018年秋にローレンが夫と別居した後、ベゾスが彼女を アマゾンの宇宙プロジェクト ”ブルー・オリジン”のヘリコプター・パイロットとして雇ったのが 2人の仲が深まったきっかけと言われていたものの、実際には2人の交際は2018年の4月からスタート。 その2人のロマンスを数カ月に渡って追跡取材してきたのがナショナル・エンクワイアで、誰もがその報道で驚いたのが ジェフ・ベゾスとローレンの間で交わされたテキスト・メッセージやプライベート・ジェットでの極秘デートの様子を含む 詳細な情報が掲載されていたこと。
これを受けてジェフ・ベゾスが個人的に雇ったのが私立探偵。というのはジェフ・ベゾスほどのVIPともなれば、 セキュリティ&サイバー・セキュリティは万全で、特にアマゾンは今やAWS(アマゾン・ウェブ・サーヴィス)がドル箱ビジネス。 簡単にハッキングされないセキュリティをウリにしているとあって、万一ベゾスのテキスト・メッセージがハッキングされたとなればビジネスの一大事。 しかしながらベゾスのアカウントがハッキングされた形跡が無く、ローレン・サンチェスやその周囲も メッセージ漏洩を否定していることから、ベゾスがその有り余る個人資産に物を言わせて 何処から大量のプライベート・コミュニケーションが流出したかの本格的な調査に乗り出していたのだった。
そして今週木曜、2月7日に更なる物議を醸したのが、ナショナル・エンクワイア誌が ジェフ・ベゾスに対して ヌードセルフィを含む10枚以上のベゾスの不名誉な写真、及びローレン・サンチェスへのプライベートなテキスト・メッセージの非公開と引き換えに ベゾスが行っているAMIについての全ての捜査の打ち切りを要求する恐喝を行ったことを ベゾス本人が その恐喝メールと共に明らかにしたこと。 さらにAMIはジェフ・ベゾスに「ナショナル・エンクワイア誌によるベゾスのスキャンダル報道が政治的意図とは無関係である」という声明を出すことも 要求したとのことで、ベゾスは「自分の不名誉はさらけ出したくないが、脅迫や政治的攻撃、腐敗には屈したくない」として、 その恐喝の内容を公にしているのだった。




ではナショナル・エンクワイアとは どんなメディアかと言えば、ネタが無い時は写真上左のように「アンジェリーナ・ジョリーが ブラッド・ピットとの離婚が成立しないフラストレーションからハンガー・ストライキをして体重が34キロになって死にかけている」というような 恥知らずなほどに事実無根のガセネタを報じる一方で、時折ショッキングな政治、ビジネス、エンターテイメントのスキャンダルを報じる悪名高いゴシップ誌。 2016年の大統領選挙の際には、トランプ支持&アンチ・ヒラリー・クリントンのカバーストーリーを毎週のように掲載。 それもそのはずでナショナル・エンクワイア誌の親会社、AMIのオーナーは トランプ氏の長年の友人でありフィクサーでもあるデヴィッド・パッカー(写真上右)。同誌以外にも複数のエンターテイメント誌を発行しているAMIの役員には、 元トランプ・エンターテイメント・リゾートの上級副社長、デヴィッド・ヒューズが名を連ねているのだった。
ナショナル・エンクワイアは悪質な興信所同様にスキャンダルを握ると、まずはその当事者に買い取り&揉み消しを打診する事で知られ、 同誌がスキャンダルの独占報道権を獲得しては 当事者との取引でそれを握り潰すことは 「キャッチ&キル」というネーミングで業界で知られる行為。 またスキャンダル発覚が時間の問題である場合にはその時間稼ぎ、すなわち報道のタイミングを遅らせる取引きも行うのが同社。 その「キャッチ&キル」を長年トランプ氏のために行って、ことごとくトランプ氏とその家族に不利なスキャンダルを揉み消してきたのが ナショナル・エンクワイア誌で、2016年の大統領選挙の際にはトランプ氏と不倫関係にあったプレイボーイ・プレイメイト、カレン・マクドゥーガル(写真下一番左)の スキャンダルの独占報道権を買い取って握り潰し、トランプ氏に代わって 彼女に15万ドルの口止め料を支払っているのだった。
この行為は現在FBIの独立検察官、ロバート・ミューラーが進めている トランプ氏の2016年大統領選挙の際のロシア癒着、 および不正疑惑捜査で選挙資金規正法違反の容疑と見なされており、 同様にトランプ氏と不倫関係にあったストリッパーのストーミー・ダニエルズ(写真下左から3番目)に口止め料を支払ったトランプ氏の元弁護士、 マイケル・コーヘン(写真下左から2番目)は捜査への協力を約束した上でその罪を認め、裁判で実刑判決を受けているのだった。


AMIは捜査協力と引き換えに訴追を逃れる司法取引を交わしており、 もしベゾスに対する恐喝が立証された場合、司法取引が無効になることから FBIが正式な捜査に乗り出したのがこの事件。 AMI側は 「脅しではなく、れっきとした取引」として恐喝を否定しているものの、 ベゾスが恐喝を明らかにしたブログで明記していたのが ベゾスが進めていた捜査の政治的な意味合い。 その捜査はAMI とサウジアラビア政府との関係にも及んでおり AMIのオーナーでトランプ氏の友人のデヴィッド・ペッカーは、現在サウジアラビアでビジネスを展開する身。 それに加担しているのが、サウジアラビアのモハメッド王子の西側諸国でのビジネスの右腕として知られるケイシー・グライン。 サウジのモハメッド王子と言えば、アマゾンの傘下のワシントン・ポスト紙の記者で、トルコのサウジ・アラビア領事館で姿を消した ジャマル・カショージの殺害指令を出したとCIAがその捜査結果をレポートしたものの、 トランプ氏、およびジャレット・クシュナーがその個人的な関わりのせいで 本格的な制裁に踏み切らないことが批判されて久しい状況。 カショージについては民主・共和両党の政治家が1人のジャーナリストの殺害事件以上のリアクションを見せているけれど、 その理由はカショージが実はCIAの情報部員であったことがインターネット上で指摘されているのだった。
それだけにトランプ氏がモハメッド王子による殺害指示を否定し、サウジアラビアとの武器取引を止めようとしない姿勢は トランプ氏がロシアだけでなく、サウジアラビアとも深い関わりがある様子を窺わせるもの。 事実トランプ氏は何年も前の金策に追われた際に彼のヨットをサウジアラビア政府に20億円で買い取ってもらったことがある上に、 大統領に就任して初めて訪問した外国がサウジアラビア。またワシントンのトランプ・インターナショナル・ホテルで、 政治献金並みの出費をしていくのもサウジアラビアの政府要人。 すなわちデヴィッド・ペッカーもトランプ大統領もサウジアラビアとの関係を探られたくないだけでなく、 ジャマル・カショージ殺害についての捜査も歓迎できない立場。
さらには大統領選挙戦の最中から トランプ氏のビジネスの内情や人間関係について、鋭い報道をしては発行部数を増やしてきたワシントン・ポスト紙は トランプ氏がCNNと同様に「フェイク・メディア」、「フェイク・ニュース」、「アマゾンのプロパガンダ・マシーン」として敵視する存在。そのオーナーで世界一の富豪であるジェフ・ベゾスと アマゾンは、トランプ氏が頻繁にツイッターで攻撃するターゲットで、2人が犬猿の仲であることはアメリカ国民が知る事実になっているのだった。
それもあって ベゾスは名指しを避けながらも彼の行っていた捜査、特にサウジアラビア絡みのアングルが「一部の人々の怒りを買っていた」とブログで説明しており、 彼に対する恐喝に政治的意図が深く絡んでいることを示唆していたのだった。




では ここでジェフ・ベゾスの不倫相手、ローレン・サンチェスの夫であるパトリック・ホワイトセルが共同CEOを務める ウィリアム・モリス・エンデヴァー(以下WME)について説明しておくと、WMEはハリウッド最大のエージェンシーで、 その企業価値は24億ドル。パトリック・ホワイトセルはハリウッドで最もパワフルな人物の1人と言われ、その個人資産は約480億円。 ハリウッドだけでなく、音楽業界にも幅広いクライアントを持つWMEは、2014年にスポーツ&モデル・エージェンシーの大手IMGを買収。 格闘技のUFC(アルティメイト・ファイティング・チャンピオンシップ)のオーナーであると同時に、 アメリカのプロスポーツ・リーグのうちNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)、NHL(ナショナル・ホッケー・リーグ)をクライアントに持ち、 トランプ氏が大統領に立候補した直後にには トランプ氏からミス・ユニヴァースのページェントを買い取っており、これは事実上の政治献金に当たるのだった。
ちなみにミス・ユニヴァースはトランプ氏のビジネスの海外進出の武器として使われてきたもので、 世界各都市でのページェント開催を名目に、コンテスタントの美女たちを餌に地元の政治家や実力者とのコネクションを築いており、 モスクワでのトランプ・タワー建設プロジェクトが進んでいたのも2015年にミス・ユニヴァースがモスクワで開催された直後のこと。 またUFCとNFLは共にトランプ氏がプロパガンダに使うスポーツでもあり、UFCのファイターが試合後のインタビューの度に語っているのが 「トランプ大統領が電話してきてこう言った」という類のコメント。トランプ氏の支持基盤である南部、中西部の貧困層に人気が高いスポーツとあって、 人気ファイターがトランプ氏の名前を頻繁にドロップするのは効果的な支持固め。 またNFLにおいも コリン・カパーニックの国歌斉唱の際の抗議活動を激しく攻撃し、オーナー達に圧力を掛けたのもトランプ氏であれば、 それを政治的プロパガンダに活用して 世論を対立させてきたのもまたトランプ氏。 要するにWMEは トランプ氏と極めて深い繋がりがあるのだった。

そのWMEでパトリック・ホワイトセルと共にCEOを務めているのがアリ・エマニュエル(写真下左、トランプ氏と一緒の写真)。 彼の兄はクリントン政権のアドバイザーを務めた後、金融業界に入り、その後オバマ政権の国務長官を務めた 現職のシカゴ市長、ラーム・エマニュエル(写真下中央、オバマ氏と一緒の写真)で、オバマ政権時には「史上最もパワフルな国務長官」とまで言われた存在。 彼は政界と金融界の双方に通じており、過去に汚職や不正疑惑のスキャンダルがあるものの それらを上手く逃れており、 トランプ氏とは長年の友人。 トランプ氏をAMIのデヴィッド・ペッカーに紹介したと言われるのもラーム・エマニュエルで、トランプ氏の政界とのパイプ役を果たし、クリントン夫妻とトランプ氏を 繋いだのも彼と言われるのだった。 その関係からトランプ氏が大統領選に立候補するまで、ずっとそのエージェントを務めてきたのがアリ・エマニュエルで、 彼は事実上 政界とは無縁の立場を利用して、兄のラームが直接絡むと問題がある人間関係の 代行役も果たしており、WMEが政界絡みで強いのはそのため。 実際にハリウッドにとって 政治のプロパガンダ発信は重要なビジネスの1つで、それはナショナル・エンスワイア誌も ペーパーメディアで行ってきたこと。
アリ・エマニュエルは仕事柄、デヴィッド・ペッカーと密な関係にあり、 ハリウッド・スキャンダルを自在に操作する2人は持ちつ持たれつの関係。 デヴィッド・ペッカーはトランプ氏に出会う前の1990年代半ばまでに、既にメディア界で知られる存在になっていたものの 彼の知名度と影響力を各段にアップさせたのが 故ジョン・F・ケネディJr. (写真下右、デヴィッド・ペッカーの左側)が発行人となってスタートした 政治マガジン『ジョージ』の編集人を引き受けたこと。雑誌のコンセプトには全く成功の可能性を見出さなかったペッカーであるものの、 JFKジュニアの広告を引き付けるパワーと政治的コネクションが活用出来ると見込んだのが彼で、 その思惑通り『ジョージ』は発行部数は乏しかったものの、JFKジュニアとのコネクションを求めるビジネスが 多額の広告費を支払っていたのだった。


ジェフ・ベゾスが デヴィッド・ぺッカー及びAMIからの恐喝を公表した直後には、#MeTooムーブメントのきっかけとなる ハーヴィー・ワインスティンのセクハラを暴いたジャーナリストであり、女優ミア・ファローの息子でもある ローナン・ファローも ナショナル・エンクワイアとトランプ氏の癒着についての記事を手掛けている最中にAMIから脅迫を受けたと告白。 同様にニュースサイト、デイリービーストのライターもAMIから記事の執筆を止めなければ5億円の損害賠償訴訟を起こすと脅されたとのこと。 またNFL出身の俳優兼タレント、テリー・クルーズも WMEのエージェントからホモセクシャルのセクハラを受けたことを告白した際に、 やはりAMIから脅迫を受けたことを明らかにしているけれど、 それはAMI&デヴィッド・ペッカーとWMEの深い関係を考慮すれば 当然と言える脅し。
その一方で アリ・エマニュエルはモハメド王子の支配下で これまでの厳しい戒律が改められつつあるサウジアラビアに UFC、NFLといったスポーツやハリウッド・エンターテイメントを積極的に輸出しようと数年前から動いており、 2018年春にサウジアラビアのモハメド王子から約450億円の投資を取り付けたのがWME。 奇しくもこの投資のタイミングはゴールドマン・サックスが自社の資金を初めて サウジアラビア王国に投入するプランを発表した1週間後。 その背後でサウジアラビアのために動いたと言われるのが、トランプ政権内のスティーブン・ムニューチン財務長官を始めとする 元ゴールドマンの顔ぶれ。
これとほぼ同時期にスタートしたのがローレン・サンチェスとジェフ・ベゾスの不倫で、 その時点から2人の関係を知っていたと言われるのがローレン・サンチェスの兄のマイケル・サンチェス。 彼はトランプ大統領の親友兼アドバイザーで、1月にFBIに逮捕されたロジャー・ストーンのビジネス・パートナーでもあるのだった。 そして、その不倫関係がスタートする1年前に アリ・エマニュエルを介して出会い、やがてビジネス・パートナーとなったのが、 サウジアラビアのモハメッド王子の右腕、ケイシー・グラインと AMIのデヴィッド・ペッカー。 デヴィッド・ペッカーは自分のパワーを示すためにケーシー・グラインを連れてホワイトハウスを訪れており、 その訪問後にジャレッド・クシュナーらとトランプ・インターナショナル・ホテルでディナーをした様子はニューヨーク・タイムズ紙も報じた事実。 それによってペッカーはモハメド王子に認められるビジネスマンになっているのだった。






複雑に入り乱れた関係に微妙な意味合いを加えているのが全てのタイミング。
元キャスター兼TVパーソナリティのローレン・サンチェスは 現在は彼女が持つヘリコプター・ライセンスをつかって、空中撮影のプロダクションを経営中。 元NFLプレーヤーのトニー・ゴンザレスとの間に子供が1人居る彼女がハリウッド・エージェントのパトリック・ホワイトセルと結婚したのは2005年のこと。 2010年に映画&TV番組を製作するアマゾン・スタジオのビジネスをスタートしたジェフ・ベゾスは、当然のことながらハリウッド最大のエージェンシーのCEO パトリック・ホワイトセルと仕事を通じた交友関係を持つようになっており、 特に2016年にアマゾン・スタジオが製作し、ホワイトセルがエージェントを務めるケーシー・アフレックがオスカーの主演男優賞を受賞した 「マンチェスター・バイ・ザ・シー」はアマゾンにとっては初のメジャーなハリウッド・サクセス。
ローレン・サンチェス&ホワイトセル夫妻とべゾス夫妻の交友関係が深まったのは 2人が2016年末にベゾス夫妻が暮らすシアトルの高級住宅街に約7億円の邸宅を購入して隣人になったのがきっかけ。 ローレンがヘリコプター・ライセンスを取得したのはその数カ月前のこと。 パトリック・ホワイトセルのオフィスがビバリーヒルズで、ローレンもハリウッドで仕事をしている身にも関わらず 何故2人がシアトルに住み始めたのかは業界でも不思議がられていたことで、 2人が移住した約1年後の2018年春ににスタートしたのが不倫関係。
そしてその年の11月には、過去6年間アマゾンに務めてその内情を良く知るだけでなく、ジェフ・ベゾスと友人でもあった弁護士のジョン・ファインが AMIのトップ弁護士のポジションにリクルートされており、彼を迎えるポジションを空けるにあたって デヴィッド・ペッカーが9年間前任を務めたキャメロン・ストラシェールと ウォールストリートのレストラン、チプリアーニで大喧嘩を演じた茶番はニューヨーク・ポスト紙が伝えるほど同席した人々を驚かせたエピソード。
やがてベゾスとローレンの不倫が報じられた途端に、ローレンの最初の子供の父親であるトニー・ゴンザレスが、ジェフ・ベゾスに彼女の危険を忠告するコメントをしているけれど、 ローレン・サンチェスは特に美人という訳ではないもののNFLプレーヤー、ハリウッド・エージェントという女性には決して困らない職業の裕福な男性を射止めてきた人物。 上の図を見れば分かる通り、ローレン・サンチェスはジェフ・ベゾスの敵とのコネクションが 幾つもあるにも関わらず、彼がヌード・セルフィを送るような仲になったのは彼女の魔性のパワーとも言えるもので、 そのジェフ・ベゾスにはスーパーモデルが言い寄ったところで効果がないのは誰もが認めるところ。

2人の不倫がジェフ・ベゾスの弱みを握りたい人々によって仕組まれたものか 否かは定かではないものの、 彼女とベゾスのテキスト・メッセージのやり取りをナショナル・エンクワイア誌が入手したルートについてジェフ・ベゾスの私立探偵が示唆したのが その漏洩に政府、すなわちトランプ政権が関与している可能性。 そのコメントが報じられた2日後にローレン・サンチェスの兄、マイケルが「ナショナル・エンクワイアに情報を漏らしていた」と告白しているものの、 彼が情報源である噂は不倫報道直後から流れており、もしそれが本当ならばジェフ・ベゾスは自ら大金を投じた捜査などは行っていなかったのだった。
そのジェフ・ベゾスとローレン・サンチェスは 1月のゴールデン・グローブ賞のアマゾン・スタジオのアフター・パーティー以来、一カ月近く会っていないと報じるメディアもあり、 果たして関係が現在も続いているかは謎の状態。

ジェフ・ベゾスを良く知る人々が、彼がローレン・サンチェスよりも興味と情熱を注いでいると証言するのは、2000年に設立されたアマゾンの宇宙プロジェクト、 ”ブルー・オリジン”で、幼い頃から宇宙飛行士に憧れていたというベゾスにとって、人類初の火星着陸の宇宙飛行士になるのが 彼が掲げるゴール。そのためにワークアウトや食事療法に近年シリアスに取り組んできたのが彼。 先週行われたスーパーボウルの際には、ローレン・サンチェスをフィーチャーしたブルー・オリジンのCMが放映される予定であったものの、 その多額の資金を投じたCMはスキャンダルを受けて放映中止になっているのだった。
しかしながらブルー・オリジンはNASAにとっては無くてはならないビジネス・パートナーで、”スペース・フォース”はトランプ氏が力を注ごうとしている プロジェクトの1つ。更にアマゾンはフェイス・レコグニションのシステム等、政府関連のコントラクトを幾つも手掛けている存在。
全ての陰謀説同様、ジェフ・ベゾスの恐喝スキャンダルもグレー・エリアが非常に多いけれど、 世の中は上に行けば行くほど繋がりが深く、利害関係に応じて頻繁に入れ替わるのが敵と味方。 それは仲が良い子供達が毎日違うチームに分かれてドッジボールをプレーするようなもので、 世の中一般が考えるほど、全ての黒白がはっきり分かれている訳ではないのだった。


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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。 Eコマース、ウェブサイト運営と共に、個人と企業に対する カルチャー&イメージ・コンサルテーション、ビジネス・インキュベーションを行う。
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