今最もエキサイティングなベスト・ドレッサー、
ジェンダーフリー・ファッションでセンセーションを巻き起こすビリー・ポーター
Published on 9/27/2019
今、ファッション&エンターテイメント界のファッション・センセーションとなっているのが
9月22日行われたTV界のオスカー、エミー賞で、ドラマ部門最優秀男優を受賞したビリー・ポーター。
彼はオープンにゲイの俳優として主演賞を獲得した初の受賞者となっていますが、
彼がドラマ「ポーズ」で見せる演技同様に人々を魅了しているのがそのファッション。
ブロードウェイのパフォーマーでもあるだけに身のこなしが指先まで美しいビリー・ポーターが着こなす
ジェンダーフリー・ファッションは、「ファッションにおける性別の意味合いが一体何なのか?」を疑問に感じさせると同時に、
「誰が何を着ようと本人と周囲が楽しめるのなら、それが一番!」と感じさせるもの。
スカートやガウンを着用する一方で、マニッシュでダンディなスーツやパンツルックを着用し、
ハットからサングラス、バッグに至るまでにユーモアやこだわりを見せるスタイルは今やファッション&エンターテイメント界から引っ張りダコ。
ファッション業界では2年ほど前からセリーヌ・ディオンの冒険的なクチュールの着こなしがもてはやされてきましたが、
今やそれを遥かに超えるメガ・センセーションを巻き起こしているのがビリー・ポーター。
9月にニューヨークやミラノで行われたファッション・ウィークでも様々なイベントに招待され、すっかりデザイナー達の
21世紀のミューズになってしまったのが彼。
以下ではそんなビリー・ポーターのアドヴェンチャラスでクリエイティブなスタイルの数々をご紹介します。
写真上左は2019年オスカーのレッド・カーペットで見せたタキシード・ガウン。
ボリュームのあるスカートを細く絞ったウエストで着こなしています。
中央はブロードウェイの「To Kill a Mockingbird」のプレミアでのスナップ。
右側はFXで放映されているドラマ「ポーズ」のプレミアでのスナップで、巨大なシルクタフタのフラミンゴ・スカートに
ハットとボレロを合わせたスペイン風クチュール。
写真上は今年のメトロポリタン美術館コスチューム・ガラの際のスナップ。
クレオパトラのように登場した彼はコスチュームからメークまでが全てゴールド、
袖に装着されたスティックでウィングを広げると、ゴールデン・バタフライのようになるシアトリカルなコスチューム。
今年のガラではレディ・ガガと並んで彼に話題が集中していました。
写真上、左から3枚は全て9月のファッション・ウィークに姿を見せた際のスナップ。右のレインボー・コスチュームは
2019年6月のプライド・マンスにニューヨークで行われたプライド・パレードの際のアウトフィット。
写真左は2019年2月、左から2番目は9月のファッション・ウィークでのスナップ。
一番左のトップはパールをふんだんにあしらったもの。写真では見えませんがサングラスも下半分がパールで埋め尽くされています。
右から2番目はニューヨークで行われたワールド・プライド・イベントでのスナップ。
紫色のリップスティックをつけていますが、彼の場合メークはしたり、しなかったり。
ドラッグクイーンのように女性としてドレスアップしている訳ではないところが、
ジェンダーフリーをアピールしているポイント。
右は光沢のあるオーガンジー切り替えのコートが彼らしいコーディネート。
写真上は全て9月のファッション・ウィークでのスナップ。ファッションもさることながら、
ハットのチョイスがユニークでファッショナブルなのが彼のスタイル。
写真上はサフラン・イエロー系のアウトフィット。左でビリーと一緒にスナップされているのは
彼のスタイリスト。派手で鮮やかなカラーを物ともせず、当たり前のようにスカートを着用するビリーのスタイルを象徴するようなスナップ。
写真上はボールドなグラフィック・アウトフィット。
左は雑誌ヴァニティ・フェアがFXとジョイントでホストしたエミー賞前夜パーティーでのスナップ。
中央2枚はクリストファー・ケインのショーにカスタム・メイドのピンク&グリーンのコートドレスで登場した際のフォト。
ここでもハットがユニークなアクセント。
右側のアンディ・ウォーホールのモナ・リザのシークィン・トップを着用したオケージョンは
ブロードウェイの「ヘッド・オーバー・ヒールズ」のオープニング・ナイト。
写真上は左は2019年のブロードウェイ界のオスカー、トニー賞のレッド・カーペットでのフォト。
その3ヵ月後のエミー賞では女優陣がレッド&ピンクのドレスでレッド・カーペットに登場しましたが、
最初にこのトレンドを実践したのは他ならぬビリー・ポーター。
中央はレッド&ブラックのコントラスト・スタイルですがレギンスにチュールのラッフルがあしらわれているユニークさ。
右側は2019年のミラノ・ファッション・ウィークで、ドメスティック・ゴッデスを装ってポーズしたビリー。
写真上左は、2019年のゴールデン・グローブ賞のレッド・カーペット・ファッション。
ドラマティックなシルク・マントもさることながら、マントとお揃いの刺繍がふんだんに施されたジャケット、
タイ&シャツのコーディネートが絶妙だったアウトフィット。
右側はクリティック・チョイス・アワードに出席した際のファッション。
ベルト替わりにした巨大なオレンジのリボンがアクセントを超えて、ステートメントになった装い。
写真上は左はドラマ「ポーズ」のイベントで見せたサイドスリット入りゴールドガウンの着こなし。
左から2番目はイエローのハットをアクセントに、ドレス+ワイドパンツを合わせたスタイル。
中央は刺繍が美しいファブリックのスーツで、ピンクのフレームのサングラス、シューズのコーディネートも優秀。
右から2番目はプラッシュ・ヴェルヴェットのスーツ、右はラメトップ&スカートに
ラメのプラットフォームブーティーを合わせたディスコ・クイーン・ファッション。
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