Coronavirus and Pop Culture

インスタグラムからTik Tok、スポティファイまで、
コロナウィルス状況下のポップカルチャー

Published on 3/20/2020


コロナウィルスの感染が突如大きく広がったアメリカでは、 その拡大の様子がドミノ倒し、山火事と表現されている状況。 そしてその感染が人々の生活、およびその生活と深く関わるソーシャル・メディア、引いてはポップカルチャーに影響を与えているのは言うまでもないこと。
今週にはコロナウィルスのリスクを軽視する発言のライブ・ビデオを発信した女優のヴァネッサ・ヘッジェンスが大バッシングを浴びていましたが、 それと同時に批判の声が多かったのが自らのコロナウィルスの感染を明らかにしたイドリス・エルバが、 感染していない妻を自分の隔離に寄り添わせていた様子。
でもそれ以外はセレブリティのコロナウィルスに関するポストと言えば、 安全を呼び掛けるものや自分のマスク姿をアップするものが圧倒的。 写真すぐ下の右から2番目は空港でのハズマット(プロテクション)スーツ姿を披露したナオミ・キャンベルですが、 彼女の場合はオーバーリアクションと言われる無意味な徹底ぶりで批判を浴びていました存在。 そうかと思えばその右側、テキサス州オースティンで行われたアワード・イベントに、ルイ・ヴィトンのロゴをスプレーペイントした海賊版ハズマット・スーツで登場した エリカ・バドゥーは大好評。
その一方で芸能ネタが不足している現在では、昨年の大学不正入試スキャンダルでいち早く拘留刑を終えたフェリシティ・ホフマンが、 その問題の娘とマスク姿でショッピングをしただけでゴシップ・メディアのネタになっており、 セレブのコロナウィルス対策の姿をネタにするしかないのが プレミアやプロモーション、ありとあらゆる撮影が延期された芸能メディアの現状となっています。








インスタグラムのポストで稼がなければならないインフルエンサー達も、コロナウィルスの影響で スポンサーがつかなくなってきただけでなく、人々がコロナウィルス感染でセンシティブになっていることから、 余計な発言や顰蹙を買うポストを避ける配慮に神経をすり減らしていることが伝えられる状況。
これまでインスタグラムのインフルエンサーで最も稼ぎが多かったカテゴリーと言えば旅行とラグジュアリー・ライフスタイル。 しかしながら現在は旅行が不可能、人々がレイオフを危惧し、経済の先行きに不安を抱くようになった現在では ラグジュアリー・ライフスタイルやグッズをプロモートするのは不謹慎となされる風潮が高まっています。 つい最近にはグウィネス・パルトローが自らのウェブサイトで、高額デザイナー・ファッションのプロモートを行ったことから、 不謹慎扱いされ、そのポストを削除していますが現在インフルエンサーが最も恐れているのが同様のバックラッシュで 半永久的にフォロワーを失うこと。
そのため”安全なポスト” と見られているのがマスク姿など、コロナウィルス対策ファッション、および その安全対策をプロモートするポスト。 「手を十分に洗うように」、「Stay Safe, Be Kind to Others」といった 社会広告のようなメッセージが多く、今後のビジネスのためにイメージダウンだけは避けるように配慮するムードが高まっています。






コロナウィルス感染防止のメッセージの発信手段として 最も活用されているソーシャル・メディアは何と言ってもTik Tok。
アメリカでは疾病予防センターがTikTokを通じてコロナウィルスの感染に対する注意を呼び掛けていましたが、 同様のメッセージで大きな成功を収めたのがベトナム。 ポップシンガー、ミン&エリックが歌う「手を洗おう、擦って、擦って」、「手で 目や鼻、口に触れてはだめ、混んでいる場所に行くのは控えよう、コロナと戦おう!」という覚え易くて、頭に残るメッセージ・ソングがヒットし、 それにヴェトナムのダンサー、クァング・ダング(上のビデオ)が振り付けをしたことから、#GhenCovyChallengeという ダンス・チャレンジが誕生。 これが一躍ヴァイラルになって、ダンスのチュートリアルまで登場。アメリカのメディアまで注目したのが 上のビデオのアンチ・コロナウィルス・ダンス。


上のビデオも 同様にヴァイラルになった感染注意を呼び掛けたもので、これはハムスターの映像でコロナウィルスへの様々な注意をキュートに呼びかけたもの。
そうかと思えば、下のビデオはTikTokを通じて 70年代のディスコ・クイーン、グロリア・ゲイナーが発信したもので、 彼女の大ヒット曲「I will Survive / アイウィル・サバイブ」を唄いながら20秒の手洗いを実践するチャレンジを提案。 「私は生き残る」という歌詞がコロナウィルスの状況とマッチするパワー・ソングになっています。






コロナウィルスの感染が広まって以来、スポティファイで増えてきたのが ”セルフ・クォレンティーン(自主隔離)用のプレイリスト”、 もしくは”COVID-19 プレイリスト” と 銘打った楽曲のセレクション。
最も多くのリストに含まれているのは、MCハマーの「You Can't Touch This」、ブリットニー・スピアーズの「Toxic」、 トラヴィス・スコットの「Sicko Mode」。
病状や危機感を表現する楽曲として選ばれているのは ビートルズの「Help」、マルーン5の「Harder To Breathe」」、マッチボックス・トゥウェンティの「Unwell」、ビージーズの「Night Fever」、 感染を防止対策の楽曲はウィーケンドの「Can’t Feel My Face」、ポリスの「Don't Stand So Close To Me」、ソランジュの「Don't Touch My Hair」、チャーリーXCXの「Stay Away」、 ポジティブなムードを盛り上げるための楽曲としてはケリー・クラークソンの「Stronger」、ビージーズの「Stayin' Alive」、ハリースタイルの「Treat People With Kindness」、 前述のグロリア・ゲイナーの「I Will Survive」やデスティニー・チャイルズの「Survivor」などがピックアップされる傾向にあり、 それ以外にもR.E.Mの「It's The End Of The World As We Know It」、ハイヤー・ブラザースの「Made In China」、 ビリー・アイリッシュの最新の007テーマソング「No Time To Die」など、 懐かしい曲から 比較的新しい曲までがリストを構成しています。
一方、コールドプレイのクリス・マーティン、ジョン・レジェンド、キース・アーバンらはそれぞれに、自宅でのパフォーマンスをライブストリーミングしてファンサービスをしていますが、 コロナウィルスのせいでシーズン途中でキャンセルされたメトロポリタン・オペラは ストリーミングで無料でオペラ・パフォーマンスのフル・バージョンを発信。 スタートから2日で25万人が視聴する大好評ぶり。 さらに世界各国のミュージアムのヴァーチャル・ツアーの人気も高まっていて、実際に訪れることは出来なくても アカデミックな体験をする人々が増えている様子を窺わせています。


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