Throwback Worst & Disaster Oscar Dresses

単なる悪趣味から 殿堂入りステータスまで
今も話題になる過去のオスカー・ワースト・ドレス30枚

Published on 2/7/2020


例年オスカーのレッド・カーペット・ファッションでベスト・ドレスよりも話題になるのがワースト・ドレス。 また何十年が経過しても人々の記憶に残っているのもワースト・ドレス。
群を抜いて誰の記憶にも残っているのがビヨークのスワン・ドレスですが、 オスカーのワースト・ドレスに話題性が高かったのは、レッド・カーペット・ファッションが 一般のメディアンにも大きく注目されるようになった1990年代から2004年まで。 それ以降はセレブリティがスタイリストを雇うのが一般的になり、 ベスト・ドレスのレベルが低下した一方で、ワーストドレスの悪趣味さも控え目になった結果、 近年ではオスカーのレッド・カーペット・ファッションのニュース性もどんどん低下。 特にソーシャル・メディアが普及してからはニュース・サイクルが早まったこともあり、 ベストでもワーストでもオスカードレスが大きな話題になるのは翌日の月曜のみ。 その結果、人々の記憶にも残らない傾向になっています。
ここでは歴代のオスカーの殿堂入りステータスのワースト・ドレスから、単に人々の記憶に残る悪趣味なアウトフィット、 オスカーのワースト・ドレス特集に必ず登場するドレス、30枚をご紹介。 ワースト・ドレッサーになるには セレブ自身がワースト・ドレスを着用した姿に人々の視線を集めるパワーが必要なことを感じさせています。




写真上はオスカーのワースト・アウトフィットの殿堂入りステータスの3枚。
左は1999年、ジョン・ガリアーノがデザインするクリスチャン・ディオールの後ろ前のデザインのタキシードスーツを着用したセリーヌ・ディオン。スーツをさらに酷く見せていたのがハット。 今やアドべンチャラスなクチュール・ファッションで知られるセリーヌですが、欧米では彼女の最も有名なアウトフィットがこのスーツ。
中央は2001年の授賞式でビヨークが着用したかの有名なスワン・ドレス。20年が経過した今でも誰もが記憶し、話題になるのがこのドレスで、 マケドニアのデザイナー、マルジャン・ペジョスキーの作品。その後のポップカルチャーで このドレスほどパロディ・ヴァージョンが登場したアウトフィットは無いと言われる影響力。 オスカー史上だけでなく、ファッション史上で最もメモラブルなレッド・カーペット・ファッションと言われています。
右は1969年に主演女優賞を受賞したバーバラ・ストライザンドが着用したシースルー・パンツスーツ。これも50年前のものとは言え、今だに オスカーのワースト・ドレス特集に登場する有名1枚。バーバラ・ストライザンドの輝かしいキャリアの汚点と言われながらも、 彼女が着用した中で最も有名かつ誰もが覚えているアウトフィットになっています。



写真上は ワースト・ドレッサーとして話題を集めることがキャリア上の使命となっているシェールのオスカー・ドレスの中で最も有名な3枚。
左は1986年にプレゼンターとして登場した際のスタイル、中央は1988年に映画「ムーン・ストラック(月の輝く夜に)」で主演女優賞を受賞した際のドレス、 右は1998年にプレゼンターとしてステージに上がった際のドレスで、ヘッドピースはこの年の作品賞「タイタニック」をイメージしたもの。 いずれもブロードウェイのコスチューム・デザイナーからフォーマル・デザイナーに転じたボブ・マッキーの作品で、 彼はシェールの一番のお気に入りのデザイナーで、彼女のために数多くのステージ衣装、レッド・カーペット・ドレスを手掛けていました。



写真上はオスカーのワーストドレス・クラシックと言われる、やはり極めて有名な3枚。
左は1989年のデミー・ムーアで、当時未だブルース・ウィルス夫人であった彼女のバイカー・ショーツというよりガードルというイメージのボトムにオーバースカートを付けたスタイルは、 デミーの妊娠中のヴァニティ・フェア誌の表紙と並んで、彼女のキャリアを語る際に必ず登場するもの。
中央は1992年の授賞式に自らデザインした不思議ドレスで登場したジーナ・デイビス。当時「フラミンゴのよう」と言われたのがこのドレスで、 「セルマ&ルイーズ」で共演した若きブラッド・ピットとの交際が伝えられたのもこの頃。
右は1990年の授賞式にプレゼンターとしてステージに上がったキム・ベイシガーのサテンのワンショルダー・ドレス。このドレスも キム本人がデザインしたもので、当時はそれほどまでにフォーマル・ドレスを手掛けるデザイナーが少ない時代。 当時「バットマン」のヒロインを演じ、元モデルの彼女のドレスをメディアやファンが楽しみにしていただけに、その反動の失望も大きかったドレス。



写真上左は2000年に「17歳のカルテ」で助演女優賞を受賞したアンジェリーナ・ジョリー。当時「アダムス・ファミリー」のモティーシャ・アダムスのようと言われたのが彼女で、 プレーンなドレスよりもゴス系の演出が薄気味悪かったのがこの時のアンジェリーナ。
中央は中央はジュリエット・ビノッシュが2001年に着用したゴス系フラッパー・ファッション。フランス人女優は彼女に限らずその年のワーストドレッサーに選ばれる傾向が多くなっています。
右は2002年にグウィネス・パルトローが着用した「これがアレクサンダー・マックィーン?」と言いたくなるマックィーンのドレス。 グウィネス本人も後に「ブラを着用すべきだった」と認めていた通り、ドレスの印象を極めて悪く見せていたのが彼女のノーブラのバストでした。




写真上左は2002年にカントリー・シンガー、フェイス・ヒルが着用したパステル・レインボーのドレス。
中央は1993年にオスカー受賞者であり、ホストも務めた経験があるウーピー・ゴールドバーグが着用したパンツルック。
右はシャリース・セロンが2010年の授賞式で着用したクリスチャン・ディオールの作品。バラの花をイメージした胸元の布がそのままトレーンにつながるデザインが バッシングされたドレス。



写真上左は1993年の授賞式に夫、マシュー・ブロデリックと登場したサラー・ジェシカ・パーカー 。 プレーンなドレス、同色に染めたヘア、ブルーのサングラスは「セックス・アンド・ザ・シティ」のキャリーとは全くかけ離れたスタイル。
中央は1990年のダリル・ハンナで、当時故JFKジュニアとロマンスの噂があった長身、ブロンド、美女にも関わらず このスタイルで登場したことが嘆かれていました。
右は2009年のソフィア・ローレン。大女優の貫禄でも救えなかったのがこの時代遅れのドレス。



写真上左は1997年、映画「イングリッシュ・ペイシェント」で助演女優賞を受賞した際のジュリエット・ビノッシュで、「吸血鬼の映画のコスチューム」と言われたドレス。
中央は1998年に「タイタニック」で主演女優賞にノミネートされていたケイト・ウィンスレットが着用したアレクザンダー・マックィーンのドレス。当時「タイタニックと一緒に海に沈めてしまえ」と 酷評されたのがこの1枚。
右は1999年の授賞式のレネー・ゼルウェガーで、古臭い刺繍や裾のフリンジが「ドレスというよりアンティーク・ファニチャー」と言われたもの。



写真上左は 2001年の授賞式でのケイト・ハドソン。カーリーヘアが似合っていないのもさることながら、若い彼女にはあまりに老けて見えるドレスで「80歳が着るべきドレス」と言われていました。
中央はエマニュエル・ウンガロのボヘミアン・スタイルのキモノ・ドレスで酷評されたキャメロン・ディアス。そのボサボサのヘアと手抜きメークも批判の対象になっていました。
右はベン・アフレックとの婚約時代の2003年の授賞式でのジェニファー・ロぺス。 常に話題を集めるドレスを着用していたジェニファー・ロぺスが、「あまりに地味でダサい」と言われただけに終わったのがこの1枚。




写真上左は2008年に主演女優賞を受賞したマリオン・コティヤールが着用した鯉のぼりのようなドレス。膨れ上がった鱗のようなドレスのテクスチャーを「気持ち悪い」という声が聞かれていました。
中央は2002年にジェニファー・コネリーが着用したバレンシアガのドレス。グレーがかったベージュのドレスが地味であったのに加えて、首に巻いたスカーフが追い打ちをかけてドレスの印象を悪化させていました。
右は2004年にサンドラ・ブロックが着用したオスカー・デ・ラ・レンタのドレス。フロントに付いたリボン、2レイヤーのフェザーなど、通常失敗が少ないはずの白いドレスで大失敗をした例。



写真上左は2004年にウマ・サーマンが着用した「ハイジ・ドレス」。これはクリスチャン・ラクロアのデザインで「スイス芸者」とも言われた不思議なドレス。
中央は同じく2004年にスカーレット・ジョハンソンが着用したアルベルタ・フェレッティのドレス。「ビューティー・コンテストで予選落ちした候補者のよう」 と言われたのが当時の彼女。
右は2007年に「ドリームガールズ」で助演女優賞を受賞したジェニファー・ハドソン。この年の授賞式シーズンでジェニファーが着用したドレスは 全て アメリカン・ヴォーグ誌のアナ・ウィンターの右腕、アンドレ・レオン・タリーが選んでおり、その彼が晴れのオスカーのレッド・カーペット上に 地味なドレスと メタリック・スネーク・スキンのボレロでジェニファーを送り出したのは当時「犯罪」、「大ミステイク」と批判されていました。


番外編! Most オーバーレーテッド・ベストドレス & ゲームチェンジャー・ドレス


写真上左は1999年に「シェイクスピア・イン・ラブ」で主演女優賞を獲得したグレー・パルトローが着用したラルフ・ローレンのドレス、 中央は2002年に「モンスターズ・ボール(邦題:チョコレート)」で主演女優賞を受賞したハリー・ベリーが着用したエリー・サーブのドレス。 どちらもオスカーの歴史に残るベストドレスと言われるものの、同時に最もオーバーレーテッド、すなわち過大評価されていると言われるドレス。 グウィネスのドレスは、シンプルなドレスの割にきちんとフィッティングされていなかった問題が指摘され、エリー・サーブを一躍有名にしたハリーのドレスは 「趣味が良いとは思えない」という声が実際には多いドレス。どちらもそれぞれにとって最も有名なドレスであることは確か。
右はレッド・カーペット・ファッションの歴史を変えたと言われるプラダのシンプルなドレスでウマ・サーマンが1995年のオスカーで着用したもの。 それまではレッド・カーペットでセレブが着用するドレスはフォーマル・ドレス専門のデザイナーの作品が圧倒的で、 一流ファッション・ブランドはイヴニングを手掛けておらず、このドレスはプラダにとって初のフォーマル。 当時はフリルや刺繍など不必要なデコレーションのフォーマルが多かっただけに、このプラダのシンプルなドレスが大評判になり、 大きなパブリシティを獲得したことから、一流デザイナーが本腰を入れ始めたのがセレブのレッド・カーペット・ファッション。 その意味でウマ・サーマンのこのドレスはファッション業界では ”ゲームチェンジャー・ドレス” と呼ばれています。


Most メモラブル・ドレス by アクシデント & ファースト・クロスドレッサー


写真上左は2013年の授賞式でジェニファー・ローレンスが着用したクリスチャン・ディオールのドレスですが、 主演女優賞を受賞し、ステージに上がろうとした彼女が階段で転んだシーンはあまりに有名で、多くの人々の記憶に残っているもの。 でもその転び方が絶妙で スカートが見事なドレープを見せていたことから 更に評判が高まったのこのドレス。その後のソーシャル・メディアで、彼女が転んだスナップを使ったディオールの広告パロディがヴァイラルになっていたほどでした。
写真上右は 2000年にアニメ部門を受賞した「サウスパーク」のクリエーター、マット・ストーン&トレイ・パーカー。 見ての通り2000年のグラミーでジェニファー・ロぺスが着用したヴェルサーチと、1999年のオスカーで グウィネス・パルトローが着用したラルフローレンのパロディ・アウトフィットで登場した2人はオスカー初のクロスドレッサー。 どちらも20年が経過した今も最もメモラブルなドレスであるだけに、当時の2人の目の付け所は抜群であったと言えます。


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