2020年、パンデミック下の NY クリスマス
イルミネーション&ホリデイ・ウィンドウをご紹介!
Published on 12/04/2020

今年は12月2日に点灯されたのが、今年で88周年を向かえるロックフェラー・センターのクリスマス・ツリー。
ロックフェラーセンターを建設している最中に、そのコンストラクション・ワーカー達がツリーを立ててクリスマスを祝ったことからスタートしたのが
この世界一有名かつ、世界最大のクリスマス・ツリー。
全長8キロのワイヤーでつながれた5万個のLEDライトでデコレートされたツリーのトップに輝くのは、
毎年スワロフスキーが製作する巨大なスター・オーナメント。
今年はツリーの点灯式が観客無しで行われ、ツリーの公開も事前予約、時間制限、マスク着用といったルールが設けられていて、
例年の大混雑の中のフェスティブなムードとは異なるものとなっています。
以下では毎年のようにニューヨークの有名店のホリデイ・ウィンドウやイルミネーションをご紹介していますが、
過去2年の間にクリスマス・ウィンドウで有名だったロード&テーラーとバーニーズが閉店、
昨年からのビル工事が続くティファニーもデコレーションを行っておらず、
その向かいのブルガリがあるビルディングも一部工事中とあって、5番街&57丁目の交差点上に毎年つられてきた
ユニセフのスノーフレークが今年は見られない気配。
街中を歩く人々の数も激減していて、パンミックという特殊な状況を感じずにはいられないクリスマスになっています。
以下では、そんなニューヨークの2020年のホリデイ・ウィンドウ&イルミネーションをご紹介します。
バーグドルフ・グッドマン

5番街に高さ7メートルの巨大なウィンドウを複数面擁するバーグドルフ・グッドマンは、
90年代後半からニューヨークで最も美しく、お金がかかったゴージャスなウィンドウをクリエイトすることで知られる存在。
しかし今年はメタル・パネルを使って”HOPE”、”KINDNESS”、”LOVE”といった
ポジティブなメッセージを打ち出し、これまでにないアプローチが行われていますが、例年の圧巻のゴージャスさが影を潜めたのは寂しい限りです。


カルティエ・フラッグシップ

ロックフェラーセンターにほど近い5番街53丁目のカルティエは、ホリデイ・シーズンになると、ビルディング全体に
プレゼントのように真っ赤なリボンを掛けるイルミネーションが名物。建物の外壁にあしらわれているカルティエのシンボルである
パンサーのイルミネーションは毎年若干変化していて、今年は例年よりサイズが大きくなっています。
サックス・フィフス・アベニュー

ロックフェラー・センターのクリスマス・ツリーが点灯されると、ビジネス的に最も恩恵を受けるのが、5番街を挟んでその向かいに位置するサックス・フィフス・アベニュー 。
夕方を過ぎて暗くなると、建物外壁のイルミネーションが音楽に合わせてファンタジックなビジュアルを見せるショーが何度も行われ、
その時ばかりはクリスマス・ツリーを見に訪れた人々も振り返ってサックス・フィフス・アベニュー 側に
視線が釘付けになっています。
今年はホリデイ・ウィンドウのお披露目イベントにジェニファー・ロペス&アレックス・ロドリゲスが登場。今年ウィンドウで描かれているのはニューヨークのホリデイ・シーズン。
でもウィンドウよりも建物全体のプレゼンテーションがホリデイ・スピリッツを盛り上げています。


ブルーミングデールズ

毎年、映画やエンターテイメントをテーマにしたホリデイ・ウィンドウが多いブルーミングデールズですが、
今年はのテーマは “Give Happy”。 他のストア同様にポジティブなメッセージを
カラフルなウィンドウで表現しています。


Macy's / メーシーズ

毎年親子が楽しめるキュートなキャラクターを用いたウィンドウを展開するメーシーズ。
今年のテーマは”Give, Love, Believe” で、パンデミックの中医療最前線で働く人々への感謝をそのままウィンドウに表現したもの。
多くのニューヨーカーがそのメッセージに共鳴して、評価しているのが今年のメーシーズのホリデイ・ウィンドウです。


Time Warner Center / タイム・ワーナー・センター

毎年アトリウムで展開されるホリデイ・イルミネーションのショーが名物になっているタイム・ワーナー・センター。
音楽に合わせてLEDライトの星がカラフルなショーを繰り広げるのはお馴染みのイベントで、センタ―内の2階、3階のバルコニーがベスト・ビューが望めるスポットになっています。
ブルックフィールド・ウィンターガーデン

ファイナンシャル・ディストリクトにあるブルックフィールズは、このエリアの旅行者のアトラクションであり
近隣のファイナンス業界の人々のランチブレークのご用達スポット。
在宅勤務が増えて、客足がめっきり減ってしまったブルックフィールドですが、毎年
クリスマス・アトラクションとして知られるのが和風のランタンのようなLEDライトのイルミネーション。
帯を描くように吊られたイルミネーションのカラーがその時々で変わるインスタグラマブルな空間です。
レッドボール・オーナメントon エンパイア・ステートビルディング

6番街の噴水の上に毎年ホリデイ・シーズンに登場するのが写真上左のレッドボール・オーナメント。このはす向かいがラジオシティ・ミュージック・ホールですが、
今年は毎年恒例のエンターテイメント、「クリスマス・スペクタキュラー」が行われないとあってラジオシティのクリスマス・デコレーションも影を潜めています。
写真右上は言わずと知れたエンパイア・ステートビルディング。エンパイアは様々なイベントやカレンダー行事に応じてライトアップのカラーが毎日のように変わりますが、
ホリデイ・シーズンはレッド&グリーンのクリスマス・カラーのライトアップの日が増えるのが例年のこと。12月19日から25日までは
アイハート・ラジオとの共同企画で午後8時からキャリー・アンダーウッドのクリスマス・ソング「Hallelujah / ハレルヤ」に合わせたライト・ショーが行われることになっています。


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