Worst Dressed Outfit @ MET Gala 2022
毎年恒例のMETガラで各界のセレブリティが見せた
痛々しいほど悪趣味で意味を成さないアウトフィット

Published on 5/6/2022


今回は例年通り5月第1週目の月曜に開催されたのが、「ファッションのスーパーボウル」との異名を取るMETガラ。
毎年ドレスコードが決められ、それに合わせてセレブリティがあり得ないほどの奇抜なアウトフィットで登場するのが名物となってしまったこのイベントですが、 開催前にはデザイナーのトム・フォードが「かつてはシックで、スタイリッシュなイベントだったのに、今では仮装大会になってしまった」と嘆く声が聞かれていたもの。
このガラは メトロポリタン美術館のコスチューム・インスティテュートのエキジビジョンの公開に合わせて、寄付金集めのために行われるもので、 今年のエキジビジョンのテーマは「 In America: An Anthology of Fashion」。1870年〜1900年に掛けての”Gilded Age”と呼ばれた アメリカが大きく反映し、ロックフェラー、ヴァンダービルトといった名家が栄華を極めた時代のラグジュリアスなファッション。そしてガラのドレス・コードは ”Gilded Glamour & White Tie“。 実際に登場したゲスト達はと言えば、例年通りドレスコードをかなり湾曲して捉えたアウトフィットが多く、ベスト・ドレッサーよりもワースト・ドレッサーが多いのも例年通り。
以下ではそんな2022年のMETガラのワースト・アウトフィットの数々をご紹介しています。




写真上は、 一番左がドレスもヘッドピースも大袈裟と言われたサラー・ジェシカ・パーカー、左から2番目はルイ・ヴィトンの期待外れのドレスを着用したチョン・ホヨン。 右から2番目はオスカー・アイザックで騙し絵のタキシード・ドレスで登場。 一番右はクロエ・グレース・モレッツでルイ・ヴィトンを着用。



写真上は 一番左がジョー・ジョナスと妊娠中のソフィー・ターナー夫妻。アメリカでは着用するワードローブが限られる妊娠中の女性を ワーストドレッサーに選ぶのはご法度ですが、カーテンをくっつけたようなジョーのルイ・ヴィトンのタキシードはワースト・ドレッサーに値する姿。ソフィーもルイ・ヴィトンを着用。
中央は「得体の知れない生き物のよう」と言われたフレドリック・ロバーツソン。右はノルウェイの女優、レナート・レインセで 着用しているのは 今年のMETガラでことごとくワースト・アウトフィットを提供しているルイ・ヴィトン。



写真上は 一番左がルイーザ・ジェイコブソンで、シアー素材のドレスはスキャパレリ。中央はジェマ・チャンで骨入りの張り出しスカートのアウトフィットはルイ・ヴィトン。 一番右は同じく骨入りで横に張り出したモーニング・コートを着用したフランクリン・レオナール。



写真上、 一番左はボディをゴールドでスプレーしたカーラ・デルヴィーニュ、 中央は新婚の二コラ・ぺルツで、シアー素材のマントのようなドレスはヴァレンティノ。 一番右はショーガールのようなスタイルで登場したエミリー・ラタコウスキー。




写真上、左2枚はジジ・ハディドで、布団のようなコートもレイテックスのキャットスーツもヴェルサーチの作品。 右側は妹のベラ・ハディドで、レースのストッキング、レザーのボディースーツ、パールのアンクレット、そして不気味なヘアスタイルと、 どれをとっても不評だったスタイル。



写真上は 一番左がフォトグラファーのオータム・ドゥ・ワイルド、左から2番目はメークアップ・アーティストのシャーロット・ティルベリー、 右から2番目はヴォーグ誌の編集長で、 このガラがどんどん悪趣味になって行く原因を担っているアナ・ウィンター、一番右はタレントのラーラ・アンソニー。 いずれもある程度年齢を重ねているだけに、この類のアウトフィットは少々辛い印象。



写真上は 一番左は映画監督のジャニカ・ブラヴォーで、ハットも不思議であるものの、ゴールドの指先をあしらったプラットフォーム・ブーツもまた不思議。
中央はシンガーのカミラ・カーベロ。着用しているのはアトリエ・プラバル・グランのドレス。 右はイザベル・ボーメクで、フェイスピアスとネールジュエリー、シアトリカルなメークが巨大なコルセットとゴールドのドレスに負けない迫力。



写真上、 一番左と中央はジョーダン・ロスで、ジジ・ハディド同様にトム・ブラウンの巨大なコートで登場。レッドカーペット上でそれを抜いて 内側のアウトフィットを披露していましたが、どちらもワースト・アウトフィットに相応しいもの。
右側はカスタムメイドのアルトゥザーラのドレスで登場したプレシャス・リー。



写真上、 中央はオフ・ホワイトのウェディング・ドレスを着用して、昨年11月に死去したデザイナー、ヴァージル・アブローに追悼の意を表したカイリー・ジェナー。 6人掛かりで裾を持たなければならなかった巨大なドレスで、ヘッドピースは写真左上のようにベースボール・キャップを逆に被ったスタイル。
写真左下はアウトフィットよりも眉無しメークが話題を集めたケンドール・ジェナー。右はシェフのメリッサ・キング。 膝丈のカジュアル・タキシードに頑張り過ぎたフィンガー・ジュエリー。




写真上、 一番左はソーシャル・メディア・スターのエマ・チャンバーレン、そのお隣は彼女とマッチング・アウトフィットのように見える スタイルで登場したヘッド・オブ・ステーツのエヴァン・モック。
右はラスヴェガスで結婚したばかりのトラヴィス・べーカーとコートニー・カダーシアンで、 共にトム・ブラウンのスーツを着用。



写真上、 一番左は毎年のようにMETガラでワースト・ドレッサーに選ばれるケイティ・ペリー。今回はオスカー・デ・ラ・レンタを着用。左から2番目はクロエ・ベイリーでエリアのコブ入りガウンを着用。 中央は昨年ガラの共同チェアマンを務めたシンガーのビリー・アイリッシュ、 右から2番目はフェイクの口髭をつけた女優のジェシー・バックレー。 一番右はモデルのウィニー・ハーロー。



写真上、 一番左はアクアフィーナ、左から2番目はNY市長のエリック・アダムス。カラーとバックのパネルに 銃規制を訴えるメッセージをフィーチャーしたモーニング・コートを着用。右から2番目はプエルトリコのラッパー、バッド・バニーでバーバリーを着用。 一番右は女優のエマ・コーリン。



写真上は男性陣のワーストドレッサー。 一番左はミュージカル「ハミルトン」のコスチュームで現れたというジョークが飛び交っていたショーン・メンデスで着用しているのはトミー・ヒルフィガー。 左から2番目はスケートボーダーのナイジャ・ヒューストンでシャツ無しでタトゥーを露出した姿、白いブーツが何とも不思議。
中央はレースのコルセット・トップにシアーのマントを付けたレニー・クラヴィッツ、 右から2番目はスペンサー丈のタキシードにコルセットをしたベン・プラット、一番右はラッパーのフューチャーで、 ヒューゴ・ボスのカスタムメイドの膝丈タキシードとその下に見える脚のタトゥーが不気味。



写真上は 番外編で、アフター・パーティーでセレブが見せた露出の激しいアウトフィット。
一番左はアディソン・ラエ、左から2番目はベラ・ハディド、 右から2番目はヘイリー・ビーバー、一番右はケンドール・ジェナーで、 いずれも普通の女性なら道を歩けないようなスタイル。


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