Queen ElizabethU's Style Through The Years
世界の王室ファッションのプロトタイプ、エリザベス女王が即位70年間で見せた
レジェンダリー・ロイヤル・ワードローブ

Published on 9/29/2022



英国史上最長の70年間の即位を遂げ、9月8日に96歳でこの世を去ったエリザベス女王。父親であるジョージ6世の死去により1952年2月6日に25歳にして女王となって以来、 数多くの公務をこなす姿と共に、話題を提供してきたのがエリザベス2世のファッション。
過去20年ほどは、カラフルなコートとマッチング・ハット、パール、ブローチ、手袋という定番ファッションで知られてきたエリザベス女王ですが、 現在のようにセレブリティのファッションを追いかけるパパラッツィが存在しなかった50〜70年代は、エリザベス女王のファッションがニュース・メディアで取り上げられる数少ないセレブリティ・スタイル。 そのため一般女性から羨望の眼差しを浴び、世界の王族、貴族のファッションに影響を与え続けたのがエリザベス女王のスタイル。
特に小柄な女王は何処に居ても自分の存在が多くの目に留まることを重視し、カルフルな色を着用することをポリシーにしていましたが、 それと共に気に入ったバッグやシューズを何度リペアーして長く愛用することでも知られていました。
以下ではエリザベス女王の即位前からのスナップも含めたファッションの数々をご紹介しますが、 女王が残した膨大な量のワードローブは、記念すべきオケージョンで着用したアウトフィットが博物館で展示され、 それ以外はカミラ王妃や、キャサリン妃、ベアトリス女王らが相続し、リフォームして着用することが見込まれています。






エリザベス女王と言えば、前述のようにコートとマッチング・ハットのファッションで知られる存在。そしてジュエリーはブローチとパール、多くの場合シューズとバッグ、 グローブはブラック。故ダイアナ妃は国民とのふれあいを大切にして手袋をせずに握手をするモダンな王室のスタイルを確立しましたが、女王は手袋を付けたままのスタイルを貫いていました。




エリザベス女王のハットは必ず花や羽等、リボンの飾りがついていますが、70年代までのターバン・スタイルやピルボックス・ハットには装飾がないものも一部見られています。 女王の着用機会が少なかったカラーはオレンジ。私生活ではアーストーンの地味なカラーを着用する女王ですが、公務の場では 最もダークなカラーがハンター・グリーンやワインカラーとなっていました。








写真上は70年代以前の女王のスタイルで、この時代はシューズもバッグも手袋も白という出で立ちが春夏を中心に多く見られていました。
写真直ぐ下の一番左は、チャールズ皇太子とダイアナ妃のウェディングの日に着用した記念すべきアウトフィット。






女王のファッションに多かったのがブルー系のアウトフィット。ちなみにシューズはローファー、ロウ・ヒールが多く、 ゴールド金具がついたローファーは長年女王が愛用していたもの。
写真下中央のパープルのコートの写真2枚は、同じコートとハットでありながら、ハットにつけたフラワーを替えることによって リサイクルしているスタイルです。








写真上は、ハットとアウトフィットのコーディネート例で、左から2番目はバイデン夫妻と対面した際のスタイル。一番右は若かりし頃のスタイルで 3Dフラワーをあしらったハットとコーとドレスのプリントがコーディネートされたスタイル。



写真上はエリザベス女王のメモラブル・スナップ3枚。左はケネディ大統領&ジャクリーヌ夫人との晩さん会でのスナップ。 ファッション・センスで知られたジャクリーヌ夫人のイヴニングの方が時代をリードするものでしたが、存在感ではエリザベス女王の勝利という印象。 ちなみにエリザベス女王は歴代13人の米国大統領と対面しています。
中央は婚約中のダイアナ妃との1982年のスナップ。残念ながらダイアナ妃にはかなり厳しかったことで知られるのが女王。
右はナンシー・レーガン大統領夫人とのスナップで、ファッションを好んだナンシー夫人とエリザベス女王のファッション対決が話題になったのがこの1983年のスナップ。



写真上はモノクロで残されている貴重なフォトストック。左側は1960年に行われたマーガレット王女の結婚式でのスナップで、背後に見えているのはクイーン・マザーとチャールズ皇太子。
左から2番目は年代不明であるものの1950年代のスナップ、右から2番目はエジンバラ公フィリップ殿下との1947年のウェディングのスナップ。一番右は1940年代のスナップ。





写真上2段はいずれもステート・ディナー等、ティアラをつけるホワイト・タイ・オケージョンのスナップ。若かりし頃はカラー・ドレスを着用し、 当時はミンクのショールがフォーマル・オケージョンのトレードマークになっていました。
近年では女王がホワイトを着用するのはフォーマル・オケージョンのみで、オフィシャル・ポートレートの撮影の際もホワイトのドレスを着用。 ティアラは英国王室ならではの圧巻のコレクションで、王室のジュエリー・コレクションの総額は少なく見積もっても12億ドル、最高額で58億ドルとも言われています。


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