Feb. Week 4, 2019
”Home Face Gym Gadget"
”ホーム・フェイス・ジムガジェット"


マンハッタンに少し前にオープンしたのが”フェイス・ジム”という新しいフェシャル・サロン。 その名の通り、サロンというよりもジムのようなスポーティーなインテリアのフェイス・ジムは、まずロンドンに2店舗オープンしてから、 ニューヨークのサックス・フィフス・アベニュー内とNoHoにオープンしており、 昨今グルーミングにお金を掛ける男性客もターゲットにしたサロン。
フェイシャリストをパーソナル・トレーナーと呼んで、ウォームアップ、カーディオ(有酸素運動)、クールダウン等、 フェイシャル・プログラムが エクササイズのセッション同様に組まれているのがフェイス・ジムで1セッションの料金は90ドル程度。 これは奇しくもニューヨークのパーソナル・トレーナーの料金とほぼ同じ程度なのだった。
私が知る限りフェイス・ジムのレビューは賛否両論で、 「お金に見合う価値がある!」という声も聞かれる一方で、ネガティブ意見は 「自宅で自分で続けた方が効果が高いトリートメントが多い」というもので、 私もそれには同感。 実際にメタルのダーマ・ローラーやグアシャ(写真上の緑色のミネラル・ストーンのマッサージャー)を使ったマッサージは、 私が既に自宅で行っているもの。 これらは毎日とは言わなくても頻繁に行うからこそ意義がある、 それこそエクササイズのようなマッサージなのだった。




そんな私がフェイス・ジムの体験から購入を決心したのがマイクロカレントのフェイシャル・ガジェット。 というのもマイクロカレントの引き締めとリフティングの効果は1回のトリートメントで効果を実感したため。
そもそもマイクロカレントとは何かと言えば、医療の世界では”微弱電流療法”と呼ばれて、1800年代から損傷を受けた組織や筋肉の治療手段に用いられてきたもの。 それが美容技術に用いられるようになったのは、顔の筋肉が部分的に麻痺するベル麻痺患者の治療に マイクロカレントを使用していた医師が 患者の肌が治療によって 引き締まり、滑らかで若々しい顔になってきたのに気付いたのがきっかけ。 実際にマイクロカレントはビューティー業界ではナチュラル・フェイスリフトとも呼ばれていて、その安全性と共に実際の効果が認められて久しいものなのだった。



その先駆者的なホーム・ガジェットがNuFACEで、 2015年に発売されて以来、 NuFACE Mini、NuFACE Trinity といったモデルが登場して、 現在もマイクロカレント・プロダクトの中では最大の売り上げと最高の評価を誇るもの。 その秘密は簡単な使い方と、マイクロカレントを肌に当て易いデザイン。
上はNuFACEのビフォア&アフターであるけれど、顔の肌のたるみが昨今気になる私にとっては願ったり、叶ったりのプロダクト。 しかもシワや肌質も改善してくれる効果があって、レビューを読んでいると 年齢と共にボリュームを失ってくる唇がふっくらする効果も認められているのだった。




でも私があえてNuFACEを購入しなかったのは、以前日本に美容機械を卸売りしていた女友達から 生産とお値段のからくりを聞いていたため。 早い話がビューティー・ガジェットは現在ほぼ全てがメイド・イン・チャイナ。 そのためオリジナル・ブランドのジェネリック版が中国経由で安く手に入るけれど、 ここで大切なのはオリジナルを生産している工場もしくは、その系列から購入するべきということ。 そうでなければガジェットの電流が強すぎたり、弱すぎたりするケースがあるようで、 時にそのリスクが警告されているのだった。
そして手に入れたNuFACE Miniのノンブランド品はオリジナル価格(税込み約220ドル)の半分以下のお値段。 微弱電流波が時々肌にチリチリ感じられるけれど 痛みはなく、 トリートメントはビープ音に合わせて ガジェットを肌にスライドさせるだけ。 5分間のタイマーで自動的に電源が切れるようになっていて、充電はUSBポートで行うようになっているのだった。




人間の身体にはそもそも微弱な生体電流が流れていることは、冬の乾燥した季節の静電気でも感じること。 でもエイジングやストレス、不健康なライフスタイルが原因で、その生体電流のプラスとマイナスのバランスが崩れることによって起こるのが 代謝の遅れ、細胞の再生の遅れ。 マイクロカレントはそんな乱れた生体電流のバランスを整える役割があり、特に細胞の活性化を促す アデノシン三リン酸が刺激されることから、抜群のアンチエイジング効果が望めることが医学的に立証されている美容施術。 しかもレーザーのような危険が無いとあって、特にトレーニングを受けなくてもホーム・ガジェットが安全に使いこなせる上に、 目の周りのトリートメントが可能なのは大きな魅力。
肌に殆ど刺激が無いので、最初は本当に微弱電流が流れているのか疑心暗鬼になる人も居るようだけれど、 私の場合、使い方に慣れていなかった初日に顔に10分のトリートメントをして、その後 昨今下がってきた膝の上の皮膚にも効くかと思って 合計20分ほどトリートメントしたところ、何が起こったかと言えば その時に着用していた薄いTシャツが静電気で身体にピッタリくっついて離れないという事態。 その静電気は数時間後には収まったけれど、マイクロカレントと生体電流について身をもって学んだのがこの時なのだった。
マイクロカレントはアザや傷にも効果があると言われていて、現時点で私が最も効果を実感しているのが、 高校時代のケガの傷の凸凹が徐々に平らになってきていること。 なのでアクネ傷にも効果的と言われるけれど、マイクロカレントのトリートメントは 定期的にトリートメントをしなければ持続しないのがその効力。 インターネットには60日の使用で肌が改善された後、 30日間トリートメントしなかった女性の肌が元に戻ってしまったテスティモ二アルが掲載されていたのだった。
でもエイジングが毎日進んでいることを思えば、それには文句は言えない訳で、 だからこそ1回の出費で定期的にトリートメントを続けるためにもホーム・ガジェットを購入する意味があると思うのだった。


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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。 Eコマース、ウェブサイト運営と共に、個人と企業に対する カルチャー&イメージ・コンサルテーション、ビジネス・インキュベーションを行う。


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