Oct Week 4, 2018
”Professional HD Concealer and Primer"
”プロフェッショナルHDコンシーラー&プライマー"
先日LAに住んでいる友人が話していたのが、今では彼女はプロ用のプライマーやコンシーラー、パウダーしか使わないということ。
以前モデルをしていて、今でも時々TVやフィルムのオーディションに出かけるという彼女であるけれど
HD時代とあってカメラ・テストの際に最も大切なのが肌。
彼女は オーディションやカメラ・テストを通じて、美肌の持ち主でなくても ライティングとメークで惚れ惚れするような肌に見せることが出来ると悟って以来、
それまで使っていたアルマーニのファンデーションやシャネルのパウダーを全て止めて、プロ用のプロダクトに切り替えたという。
実際にその効果は私も実感するところで、本人の肌がキレイに見えるだけでなく 写真写り、特にピントがバッチリ合っているセルフィーの写りの違いは
驚くほどなのだった。
プロ用のプロダクトというと、たとえ舞台用でなくても厚化粧になるという先入観が強かったけれど、
目下LAやニューヨークのプロが愛用するプロダクトは、厚く塗らなくても毛穴、シミ、ソバカス、小じわ、肌のトーンの違い等を
全てカバーしてくれるとのことで、早速取り寄せたのが上の3点。
左はダーマカラー・カモフラージュ・クリーム&フィクシング・パウダーのコンパクトで、
早い話が クリーム・ファンデーションとセッティング・パウダーがレイヤーになったプロダクト。
クリーム・ファンデーションは、タトゥーが消せるほど強力であるけれど 日常のメークの場合スポンジでごく少量を軽くアプライするだけでOK。
フィクシング・パウダーはダーマカラー・カモフラージュ・クリームと一緒に使用するようにデザインされたウォーター・プルーフのセッテインング・パウダー。
滑らかな仕上がりが長時間持続するようにデザインされていて、汗や雨にも強く、特に写真に写すと目立つような肌の粗が全く目立たなくなる最強のコンビ。
中央はコンシーラーで、これは シミや色素沈着等のスポットに使うものであるけれど、スーパーモデルのキャンディス・スワネポールは
オイルローションで薄く伸ばしてファンデーションとしても使っているとのこと。実際にこのプロダクトは、
ファンデーションをしない日のスポット・コレクターに使われるケースが多く、隠したいシミや肌のくすみの部分にアプライした残りを、
顔全体に伸ばすだけで、ナチュラルな美肌が仕上がるのだった。
そしてプライマーは時間が経過しても毛穴や小じわをカバーしてくれる優れもので、
メークの映えに違いをもたらす完璧なベースを演出するもの。プロが決して怠らないのがプライマーの使用で、やはりメークの仕上がりとその持続力に大きな違いをもたらすのだった。
さすがにプロ用なので優秀さは期待していたけれど、通常のプロダクトとの一番の違いはそのナチュラルなマットさ。
写真写りが向上するのは おそらくそんな肌の光の反射に違いが出るからのように思うのだった。
話は変わって目下のビューティー業界のトレンドは、スキンケアよりもビューティー・サプリで肌のコンディションを整えること。
多くの女性たちが買っても使わない、肌に合わないプロダクトに大金を投じるよりも スキンケアをシンプルにして、
替わりに身体の内側、具体的に肌の美しさに最も影響する腸の中から美肌に取り組む姿勢に変わってきているのだった。
それを受けてベンチャー・キャピタルが 優秀なビューティー・サプリのスタートアップにどんどん投資をするようになってきているので、
トレンドを超えてメインストリームになる勢いであるけれど、
私がトライしてみたかったビューティー・サプリがすべて入っていることで、思わず購入してしまったのが写真上のセフォラのインナービューティー・セット。
これに含まれているビューティー・シェフのプロダクトは、私がトライして気に入ったので 先週からCUBE New Yorkでもお取り扱いをしているけれど、
ニューヨークはこれからの季節に 空気がどんどん乾燥するので、毎年私が経験するのが ボディ・モイスチャーライザーをつけているのに膝下の足の前の部分と腹部だけが
乾燥して、英語で ”ドライスキン・イッチ” と呼ばれる痒みが出て、その部分を爪で引っ掻いてしまう状況。
先週のニューヨークは突如寒くなったこともあり、早速足の”ドライスキン・イッチ”に悩まされた私は、爪の中に皮膚の粉が詰まるほど引っ掻いてしまったけれど、
ちょうど届いたビューティー・シェフのハイドレーションのリキッド・サプリをトライしたところ、それがすっきり治って 全く痒みが無くなったのですっかり信者になってしまったのだった。
このセットには、他に既にCUBE New Yorkで取り扱っている”ビューティー・ダスト”、Humニュートリションの”フラター・ミー”、
そして私が注目するヘアケアブランド Ouai / ウアイ のヘア・サプリメントのトライアル・パッケージ、そして
”It ウォーターボトル”として知られるBKRの250 ml ボトルがセットになっているけれど、
Humニュートリションについては私は”レッド・カーペット” を好んで摂取しているけれど、”フラター・ミー”は初トライ。
”ビューティー・ダスト” についても、私は同じブランドの ”Super You/スーパー・ユー” のファンであるものの、
このプロダクトは初トライ。
ふと考えると、このセットは全てのインナー・ビューティー・サプリの用途がダブらないようにデザインされている上に、
サプリのリキッドをボトルに入れて持ち歩ける上に、個別に買うより割安なので、至れり尽くせりと言えるのだった。
最後に、私はパールのジュエリーが似合わないこともあるけれど、財産という見地から価値を見出していないこともあり、
自分でも買わないし、母から貰ったものも身に着けないけれど、
「このパールは悪くない!」と思ったのが、ジュエリー・デザイナー、J.Hannah / J.ハナ が
リミテッド・エディションのアコヤ・パールのジュエリーに合わせてクリエイトした
”アコヤ” というネーミングのネール・カラー。
アコヤ・パールと同じように見えるネールを目指しただけあって、普通のホワイト・パール・ネールよりも光の反射が上品で、
まろやかな印象。ホワイト・パール・ネールは あまり指をきれいに見せることはないけれど、
このネールカラーは例外と言えるのだった。
私はこのネールカラーには、イエロー・ゴールドのジュエリーをコーディネートしようと思っているけれど
そのゴールドは昨今の株価の不安定を受けて 徐々に上がり出す兆しを見せているところで
ゴールドでジュエリーを製作するニューヨークのダイヤモンド・ディストリクトも先週から目立ってザワザワし始めたところ。
9月週目のゴールド・コイン・ジュエリーのコラムでも書いたけれど、ゴールドは身に着ける財産。
なので上がる前に購入することを私はお勧めする立場なのだった。
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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。
FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に
ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。
その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。