Nov. Week 4, 2017
”Beauty Wisdom from Skincare Specialist”
”スキンケア・スペシャリストが伝授する美肌の秘訣&心得”


私が少し前に出会ったのがあるスキンケア・スペシャリスト。 この女性は、未だ大手スキンケア会社との契約が残っているので名前等は出せないけれど、 既に別ブランドの商品開発のコンサルテーションの準備に入っているそうで、昨今話題になってきたインディ・ブランドも含む ありとあらゆるブランドのスキンケアをトライしている様子には驚いてしまったのだった。
その彼女によれば、肌に良いプロダクトというのはDNAやライフスタイル、食生活等の影響で個人差があるものの、 肌に悪いもの、悪い事というのは全世界のありとあらゆる人種、年齢に共通しているとのとで、それは以下のようなもの。






このリストを見ると、汚れ、メーク、クレンジングが肌のコンディションに大きく影響している様子が見て取れるけれど、 彼女によればクレンジングは肌のエイジングに最も影響するとのことで、洗浄をし過ぎると肌の保湿や若さの維持に最も大切な自分の肌本来の水分や脂分を不必要に取り去って、 乾燥肌の人はさらにドライでシワが出来易い肌に、オイリー・スキンの場合は余分な脂分の分泌を招いて、毛穴が大きくなったり、メークが崩れやすい肌になるリスクがあるのは周知の事実。
このため乾燥肌の女性であれば30〜35歳の段階、オイリー・スキンの女性で40歳を前後して、1日2回以上クレンザーを使用して洗顔をするのは老化を早める原因になるそうで、 肌がさほど汚れていない時に過剰にクレンザーを使用するのも肌にはマイナス。加えてクレンザー自体も 完全に洗い落とさなければ肌に残留物をもたらす一方で、洗い流しに時間を掛け過ぎると、 今度は肌の表面の乾燥やダメージの原因になるとのこと。
また、洗顔の際の擦り過ぎによる肌の表面のダメージ、不適切なブラシ、スポンジの使用による毛穴の拡大など、 肌に良かれと思ってやっている洗顔は意外にも肌にダメージを与える要因。 だからと言って、手抜きの洗顔をすればメークやスキンケアの残留物や汚れが毛穴の奥に残ることによって、 そこから繁殖するバクテリアの悪影響や、メークやケミカルに含まれるケミカルが血流に流れ込んで細胞レベルで悪さをするので、更なる老化を招くもの。
そのため肌に良い適切なクレンジングが、週1回のフェイシャルや高額モイスチャーライザーよりも大切というのが彼女の意見。

実際、私も昨今 最も気を遣っているのが頭髪のシャンプーを含めたクレンジング。
今までは過去10年以上にも渡って、朝晩クラリソニックとクレンザーによる洗顔を行ってきたけれど、 それがだんだんとトゥーマッチになってきたので、朝の洗顔を止めて拭き取りに変えたのが昨年のこと。 オイルでメーク落としをするのを止めたのも、クレンジング後に肌が乾燥する割には、翌朝にトーナーで肌をふき取ると、薄っすらファンデーションのカラーがコットンに付着していたためで、 昨年から私が使い始めたのがCUBE New Yorkでベストセラーになっているバイ・バイ・メイクアップ・スリー・イン・ワン・メイクアップメルティング・バーム。 驚くべきはメークアップ・スペシャリストである彼女もこのプロダクトを愛用していたことで、彼女の同業者も密かに愛用しているのが同プロダクトとのこと。
彼女はそれに加えてItコスメティックから新たに登場したミラクル・ウォーターというクレンジング・ウォーターを愛用しているとのことで、 朝はこれで拭き取るだけでメークのノリも良くなるだけでなく、肌のコンディションも改善されると教えてくれたのだった。




私はバイ・バイ・メイクアップ・スリー・イン・ワン・メイクアップメルティング・バームを使い出してからというもの、 翌朝コットンで顔をふき取った時には、ファンデーションの色がコットンにつかなくなったけれど、気になっていたのはデコルテをふき取ると、時々ファンデーションのカラーがついている場合があること。 私はデコルテには一切ファンデーションやパウダーはつけない主義なので、個人的に非常に不思議に思っていたけれど、スキンケア・スペシャリストとして彼女が説明してくれたのが、 デコルテの肌というのは顔の肌の汚れのゴミ箱のような役割を果たすとのことで、メークを長時間している人ほどデコルテの肌の乾燥や色素沈着が顕著で、 それらのダメージは必ずしも日焼けから来ている訳では無いとのこと。すなわち、メークをしていた時間の間にそのピグメントや成分が肌の奥に浸透していく結果、 クレンジングをする段階で肌の表面に付着している以外に、肌の奥深くにメークの成分が入り込んで、その一時的な溜まり場兼ゴミ箱になっているのがデコルテの皮膚の細胞。 幸い私のようなオイリー・スキンだと、脂の分泌によってその汚れが肌の表面に浮き上がってくるので、翌朝デコルテをふき取ってファンデーションの色が付着していても不思議ではないというのが彼女の説明。
要するに、顔にアプライしたメークの成分が翌日の朝にデコルテの肌にまで落ちて来るということになるけれど、それが分からなくもないのは 子供のピーナッツ・アレルギーをチェックする際には、まず子供の腕にピーナッツ・バターを塗ってみるところからスタートして その部分が赤くなったり、かゆみを帯びる等の反応を示す場合はアレルギーがであると判断すること。 すなわち肌に付着したものが、驚くほど体内のシステムに入り込んでいるという事実。
したがって、メークを長時間していればそれだけ化粧品に含まれるケミカルも体内に混入する訳なので、 メークを控えめにして、メークをしている時間を短くすることが肌の健康のためにとても大切なのは、納得がいくところ。
でも多くの女性は、一日中ノーメークで居ることは難しい訳で、そのために彼女が薦めてくれたのが2種類のプライマーであったけれど、 メークをブロックするというポイントに絞った場合に彼女がイチ押しするのが、やはり It コスメティックのNo.50セラム。 このプロダクトは以下の画像の通り、本当にメークを見事にブロックしながらも 毛穴を塞ぐことも無く、同時にスキンケア効果があるセラムで、 私が彼女に薦められて真っ先に購入したプロダクトなのだった。










彼女はプロダクトを開発して売る側なので ”ワード・オブ・マウス(口コミ情報)” は有り難いと思う立場でありながら、 実際には人が使ってみて良かったからといって、全く違う体質や肌質、ライフスタイルをしている人を真似て 同じスキンケア・プロダクトを使ったところで、効き目が無いどころか、逆効果であったり、それが高額プロダクトの場合、 お金を無駄にしているケースが多いという考えの持ち主。
そんな彼女でも、優秀なプロダクトはほぼ万人にとって優秀であると考えているのがクレンザー。 かつてはオイリー・スキン用、ドライ・スキン用で洗顔料が分かれているブランドが多かったけれど 既にそのコンセプトは時代遅れとのことで、 それというのも肌質に関わらず、洗浄力があってメークや汚れをしっかり落とす必要はあるものの、 肌本来に備わった水分や脂分まで一緒に除去されてしまえば、前述のように洗顔がかえってマイナスになるのはどんな年齢のどんな肌質にとっても共通。 したがって、「肌質を指定するクレンザーは選ばない」というのが彼女のクレンザー選びの指針。

またスキンケア・プロダクトは高ければ良いという訳ではないけれど、 昨今のインディ・ブランドの中には「確かに高いだけのことはある」というプロダクトがいくつかあるとのことで、 そのリストも貰ってきたけれど それらは本当に高額なので まずは普通の金額の彼女のお薦めから徐々にトライしようと思っているのだった。


執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

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