Dec. Week 2, 2018
”3 Holiday Pop Up Bars"
”ホリデイ・シーズンのポップアップ・バー"


先週ロックフェラー・センターのクリスマス・ツリーが点灯されて、ニューヨークはすっかりホリデイ・シーズン一色となっているけれど、 私がこの季節に好んでいるのがホリデイ・シーズンのポップアップ・バー。 というのも ほのぼのとした山小屋のクリスマスのような イルミネーションの中でのんびりとドリンクを楽しむのが好きなためで、 この季節にはルーフトップ・バーをホリデイ・シーンにデコレートするケースが非常に多いのがニューヨーク。
私がそのイルミネーションと同時に好むのが、そんな簡易施設だからこそ設置されている暖房器具の放射熱で、 暖炉の炎で暖を取っているようなノスタルジックな気分になると同時に、寒い屋外から足を踏み入れた時に感じる 暖かさに不思議な安心感を覚えるのだった。








私が過去数年、何となく毎年訪れてきたのがフラットアイアン地区にあるグルメ食材店イータリーのルーフトップ(写真上)で、 ここは毎年異なるデコレーションでイタリアのアルパイン・ロッジを再現するスポット。 ルーフトップにグラスハウスを設置したのがこのスペースなので、室内に居ながらフラットアイアン・ビルを含むビューが眺められるのも魅力。 今年は「Serra / セラ」というネーミングで、ホワイト・クリスマスをイメージしたようなデコレーション。 個人的には昨年までの、いかにも山小屋で迎えるクリスマスという レッドやグリーンを基調にしたインテリアの方が好きであるけれど、 さすがにイータリーのルーフトップとあって フードとドリンクが美味しく味わえて、午前11時30分〜午後11時という 何時でも立ち寄れる営業時間が便利なスポット。 なので、グラマシー&フラットアイアン・エリアのレストランに出掛ける前後などに友人と出掛けるケースが多く、 軽食メニューで構成されているので お腹が空いていない時のディナーに立ち寄るのにも適しているのだった。

ウェブサイト: https://www.eataly.com/us_en/stores/nyc-flatiron/serra-by-birreria/







写真上は、今年で5年目になるホリデイ・シーズンのポップアップ・バーのミラクル。
ミラクルは全米の都市で展開されているポップアップ・プロジェクトで、今年は米国外にも広がってその数は全80店舗。 ニューヨークでも写真上、イースト・ヴィレッジのミラクル・オン・ナインス・ストリート以外に、12thストリート、ウィリアムスバーグ等、 複数のロケーションでオープンしているのだった。 ちなみに店舗名はクリスマス映画のクラシック「ミラクル・オン・34thストリート」からのネーミングで、ポップアップのロケーションに合わせて それぞれ「ミラクル・オン XXXXストリート」と名前を変えるようになっているもの。
ミラクルは純然たるバーとして経営されているので、メニューは殆どのロケーションでドリンクのみになるけれど、 いずれもホリデイ・シーズンに合わせてデザインされたオリジナル・カクテル。、 エッグノッグをベースにした”ジングルベルス・ノッグ”、コスモポリタンをベースにした”クリスマポリタン”など 定番をホリデイ・ヴァージョンにアレンジして、キュートなグラスや容器でサーヴィングするスタイル。
でもミラクルの最大の魅力は、ノスタルジックなクリスマスを 「これでもか!」で演出するそのインテリア&デコレーション。 ユダヤ教の来店客にも配慮してハヌカ・セクションが設けられているのも如何にもニューヨークというところ。 70年代にタイムスリップしたようなクリスマスが味わえるスポットなのだった。

ウェブサイト: https://www.miraclepopup.com/






昨今のニューヨークは知らない間にブティック・ホテルがどんどん増えているけれど、ホリデイ・ルーフトップが人気を集めるまで 私も全くその存在を知らなかったのが6番街と7番街の間の47丁目のサンクチュアリー・ホテル。 そのルーフトップは”Haven/ヘイヴン” というネーミングで、ホリデイ・シーズンは このスペースが見事なまでのスキーロッジに変身しているのだった。
家具やイルミネーション、デコレーションもさることながら、フェイク・スノーマシンまで持ち込む徹底ぶり。 ここもルーフトップ・グラスハウスなので、ミッドタウンの夜景が眺められるようになっているのだった。
同店はドレスコードがビジネス・カジュアルになっているので、ショーツ、スニーカー、帽子、スウェットシャツを含むジム・ウェアでの 入店はお断り。また10時以降は21歳以上でないと入店できないポリシー。
日本人は21歳以上でも若く見えるので、同店だけでなく、何処に出掛けるにも必ずIDを持参することをお勧めするのだった。

ウェブサイト: http://www.havenrooftop.com/


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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。 Eコマース、ウェブサイト運営と共に、個人と企業に対する カルチャー&イメージ・コンサルテーション、ビジネス・インキュベーションを行う。


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