May. Week 4, 2019
”Adidas x Missoni + More"
アディダス x ミッソーニ + More
丁度ランニング用のスニーカーを買い替えようと思っていたところに、タイミング良く発売されたのが
アディダス x ミッソーニのコラボ・コレクション。
しかもスニーカーのモデルは、私がランニング用に何年も愛用するウルトラブーストとあって、
直ぐに購入を決めてしまったのだった。
そのアディダス x ミッソーニのウルトラブースト・クリマは以下の3色で、タンの部分にフィーチャーされたのがミッソーニのロゴ。
最もミッソーニらしく、一番人気なのはマルチカラーのスニーカー。
でもウェアとの兼ね合いを考える人はブラック&ホワイトのベースに真っ赤なパッチがあしらわれたスタイルとの間で
迷うケースが多いことが伝えられるのだった。
アディダス x ミッソーニのウルトラブーストは、アディダスのウェブサイトでは課税前の価格が250ドルなのに、
何故かミッソーニのウェブサイトではそれが280ドル。
これまでにも既にいくつかのコラボレーションを行ってきたミッソーニであるけれど、
アディダスのようなスポーツ・ブランドと組んだのはこれが初めてのこと。
フレキシブルなプライムニットのアッパーは一見、ミッソーニのニットを使用したかのように見えるけれど、
これは糸で織り上げた素材ではなく、最初から布として生産された100%ポリエステルのスラブ・ジャージー。
なので摩擦や型崩れに強く、通気性があるのは通常のウルトラブースト・クリマ同様。
3色のスニーカーにはそれぞれ2色のシューレースがついてきて、マルチカラーのシューズにはホワイトとブルー、
ブラック&ホワイトのシューズにはレッドとブラック、そしてホワイトにマルチカラーのパッチがあしららわれたシューズはホワイトとブラックの
シューレースがコーディネートされているのだった
ちなみにランナーの間で何故ウルトラブーストが圧倒的な支持を得ているかと言えば その秘密はミッドソールで、
走る際の足の動きや重心の掛かり具合が計算されたミッドソールが 走るモーションをサポートするので走り易いだけでなく、
ランナーが毎日のエクササイズで足を痛めないデザイン。
私はテニスの際にはアディダスのバリケードを愛用してきたけれど、こちらは走ったり、止まったりする際の足首や膝に掛かる負担を軽減するようにデザインされたシューズ。
したがってバリケードで長距離を走ろうとすると、走り難いだけでなく筋肉や関節に損傷を与えるケースさえあり、
スポーツに合わせて適切なシューズを選ぶのは非常に大切なことなのだった。
スニーカーに合わせて登場しているウェアはフロント・ジッパー・ジャケット、Tシャツ、ショートパンツの3点が
マルチカラーとブラック&ホワイトの2色で展開。
お値段はジャケットが課税前で300ドル、Tシャツが140ドル、ショートパンツが100ドルで、
ミッソーニとしては安くて、アディダスとしては高いという コラボにありがちな価格設定。
でもミッソーニのウェブサイトだとやはり20〜30ドル高めに価格設定がされているのだった。
私がウェアで唯一興味を示したのは長過ぎず、短過ぎないショートパンツで、ブラック&ホワイトのシューズとコーディネートしたボトムに
ブラックのタンクトップがこの夏の私のランニングウェアになる予定。
エクササイズ・ウェアやエクササイズ用のスニーカーは消耗品ではあるものの、ある程度お金を掛けて
機能とスタイルを重視するのはエクササイズを続けるモチベーションのためにはとても大切なこと。
セントラル・パークのランナーを見ていても、ジムでエクササイズをしている人を見ても、
ある程度スタイリッシュにして、シューズにもお金が掛かっている人の方が身体のキレが良いというのが私の個人的な印象。
幸い、過去数年続くアスリージャー・ブームで エクササイズ・ウェアにある程度投資をした方が
それで出かけられる場所も増えるので、 ライフスタイル的にも楽になるのだった。
過去数年、メンズ・ファッションの売り上げが女性物を上回っている状況であるけれど、今や男性のスニーカー収集ぶりは
「セックス・アンド・ザ・シティ」に触発された女性がマノーロやルブタンを買い漁った時代を遥かに上回るもの。
またマノーロやルブタンは新品のヴィンテージでも値崩れするけれど、スニーカーはヴィンテージ物の取引でマルチミリオネアになった
ティーンエイジャーが居るので 女性用のシューズより遥か投資価値があるのも事実。
2018年にはナイキのエアジョーダンのレアなモデルに10万ドル以上の価格がついたことが報じられたけれど、
オリジナルのコストが100ドル台だったことを思えば極めてハイリターンの投資と言えるのだった。
今ではスニーカーを100足持っているミレニアル世代の男性はさほど珍しくないと言われるけれど、彼らを
ターゲットにどんどん増えて居るのがリミテッド・エディションのコラボ・スニーカー。
スポーツ・ブランドだけでなく、デザイナー・ブランドも1000ドル以上の高額スニーカーを毎シーズンのようにクリエイトするご時世だけれど、
そんな時代を反映して人々がバッグよりも高額なスニーカーを購入するのが顕著な消費動向。
ファッションにおいては常にシューズを見て生活レベルやそのセンスをジャッジする傾向が顕著であったけれど、
今や大金持ちほどオケージョンや装いに合わせたクールなスニーカーを履いているのだった。
最後に「ゲーム・オブ・スローンズ(以下GOT)」のファイナル・エピソードの意見・感想についてのお問合せを頂いたけれど、
私も番組の多くのファン同様、「過去のGOTのシーズン・フィナーレ等と比べると物足りない」というのが正直なところ。
でも最後に帳尻を合わせなければならないことを考えると、それはそれで納得せざるを得ないエンディング。
私にとってのGOTのベストはシーズン6で、最終シーズンであるシーズン8はエピソード3が圧巻。
TV&映画史上最長のバトル・シーンが19のキャラクターをフォローする形で展開し、
クライマックスのエンディングはGOTのファンにとっては大興奮&感涙もの。
最終エピソードは賛否両論とは言え、 これだけクォリティが高いドラマを8シーズン続けて、毎シーズン視聴率を伸ばしたのはGOTの快挙であるし、
私がこれまでで最も人生について学んだドラマがGOT。なので番組のクリエーター、デヴィッド・べノアフとB.D.ワイズが
ディズニーによって2022年に公開予定の「スターウォーズ」の製作に選ばれたのは、「スターウォーズ」ファンの私にとっては大いに歓迎することなのだった。
執筆者プロフィール 秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。 Eコマース、ウェブサイト運営と共に、個人と企業に対する カルチャー&イメージ・コンサルテーション、ビジネス・インキュベーションを行う。 |
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