Sep. Week 2, 2019
”Khaite"
NYFWで台風の目となった、元GAPの女性デザイナーが手掛けた カルトブランド、”ケイト”


先週のCUBE New Yorkのファッションのコーナーで、ケイティ・ホルムズのスタイルをご紹介したけれど、 そのコーナーのタイトルの通り 彼女が着用して520ドルのカシミアブラが1時間で完売したことから ケイティがファッション・アイコンとして格を上げた一方で、大きく注目を集めたのがそれを手掛けたブランド、”Khaite / ケイト”。
とは言ってもケイトは、ファッショニスタや業界関係者、 モデルやセレブリティの間では既にカルト・ステータスを獲得していたブランド。 写真下は左からロージー・ハンティントン・ホワイトレー、カイア・ガーバー、自費で520ドルのカシミア・ブラと 1500ドルのマッチング・カーディガンを購入したケイティ・ホルムズ、リリー・ジェイムス、ローラ・ハリエル、キルスティン・ダンストのスナップで、 スタイリストやファッション・エディターにもファンが多いことから、ファッション誌にも徐々に登場するようになっているのがその製品。 10月号のヴォーグ誌のグラビアでは、アリアナ・グランデが 写真上左から2番目と同じ カーディガン+ケイティ・ホルムズのお陰で完売したブラ+ハイウエスト・ホットパンツの カシミア3点セットにダブルツアー・ベルトを合わせたコーディネートのエメラルド・グリーンを着用。 ちなみに写真上4点は、全て2019年のプレフォールのコレクションなのだった。






ケイトのデザイナー、ケイト・ホルスタインはGAP、ヴィラ・ウォンというユニークな経歴を持つデザイナーで、 自らのブランドをスタートしたのは2016年のこと。 その直後から”21世紀のドナ・キャラン”、”フィービ・フィロ (クロエ、セリーヌ) 以来のセンセーション” という 肩書を得てきた存在で、 デビュー当時のコレクションは最上級のカシミアを用いたニット、複数スタイルのジーンズ、 完璧なカットのパンツというコンパクトなもの。
2017年からは自社のオンライン・ショップでも販売がスタートし、そのお陰で ファッション・インサイダーでなくても彼女の製品が手に入るようになったけれど、 素材や縫製にこだわり、大量生産されないとあって、そのお値段は カシミアのニット・セーターが1000ドル以上、ドレスが1000〜8000ドル、 ジーンズが400ドル前後、ブレザーが1500〜2000ドル、レザー・ジャケットが4000ドルと高額。 にも関わらずオンライン・ショッパーはリピーターが多く、 カットの美しさや、体型に関わらず身体のラインをすっきり見せるちょっとしたディテールの優秀さが高く評価されているのだった。
シーズンごとに評価を上げ、ビジネスを拡大してきたケイトが ニューヨーク・ファッション・ウィークで初めてランウェイ・ショーを行ったのは今年2月に行われた2019年秋冬シーズンからで、 写真上4枚と写真下4枚はそのコレクションからのスナップ。
ファッション関係者が ”サザン・ゴス”、すなわちアメリカ南部の影響を受けたゴシック・ファッションと呼んだこのシーズンでは、 ラッフルやドラマティックなシルエットのパフスリーブ等、プランテーション・シックとゴシックが融合した 個性的でフェミニンなスタイルを展開。 このランウェイ・ショーで一躍スターデザイナーの仲間入りをしたのがケイト・ホルスタインなのだった。






ケイト・ホルスタインは「ジーンズは現代人のライフスタイルで最も大切なアイテム」という考えの持ち主で、 ジーンズへのこだわりが極めて強いデザイナー。 試行錯誤を繰り返した後に彼女が生み出した10以上のスタイルのジーンズは、 「着用するのが20代でも50代でも完璧に身体にフィットして、スタイリッシュに見える 唯一のジーンズ」とファッション業界関係者が諸手を上げて賞賛するのもの。
そのこだわりぶりはウェブサイトで ジーンズのスタイルごとに異なるサイズ・チャートを提示する様子にも表れており、 オンライン・ショッパーの中には「母娘で合計9本のジーンズを購入したと」いう声もあるほど。
ランウェイでは視覚的にインパクトがあるドラマティックな作品を提示するケイトであるものの、 ウェブサイトを通じたケイトのコアなビジネスはあくまで機能的でシンプル、かつ着心地が良い 女性のためのエブリデイウェア。 カットが美しいシャツやシンプルなニットにジーンズ、パンツをコーディネートしただけで、 スマートでスタイリッシュ、かつモダンに見えるのがケイトのラインなのだった。

そのケイトの2020年春夏コレクションが発表されたのがNYファッション・ウィーク2日目の先週土曜日。
このシーズンのインスピレーションはケイト・ホルスタインが子供の頃に訪れた祖父母の家があるニューヨーク郊外のウッドストックのようなカントリー・サイド。 その子供時代のノスタルジーやプレイフルネスをグラマラスに具現化したコレクション。 私は個人的には2019年秋冬コレクションの方が好みであるけれど、ブランドが進化してビジネスが拡大している勢いは十分に窺えるのが今シーズン。
写真上4枚と、写真下5枚が その最新コレクションで、既にウェブサイトではプレオーダーがスタートしているのだった。







ところで、ケイティ・ホルムズのスタイルをご紹介したページを見た読者の方たちから お問い合わせを頂いたのが、ケイティが数多くのスナップで身に着けていたコイン・ペンダントのチェーンの長さについて。 あくまで写真を見た印象での推測でお応えすると、短い方のチェーンは40p。 鎖骨の間の少し下の位置にコインのヘッドが来ているので、これはほぼ間違いない長さ。
もう1つの長いチェーンは、55pか60pかの判断が難しいところ。 でもこの長さになると、上半身の体つきでチェーンの長さの印象が異なるので、 好みの長さを見極めるためには太目の糸などでシミュレーションをすることをお薦めします。 CUBE New Yorkのサイトでは、チェーンは50pまでしかサイトでは取り扱っていませんが、 チェーンはご希望の長さをお取り寄せ、もしくはカスタムメイドが出来るので、カストマー・サービス まで ご連絡いただければ見積もりを差し上げます。

執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。 Eコマース、ウェブサイト運営と共に、個人と企業に対する カルチャー&イメージ・コンサルテーション、ビジネス・インキュベーションを行う。

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