Dec. Week 1, 2019
”Ultimate Christmas Decor Restaurant"
ホリデー・シーズンに避けるべき究極のクリスマス・デコ・レストラン、”ロルフズ”


私が今年2月に友人のバースデーを祝うために初めて訪れたのがここにご紹介するロルフズ。
ロルフズはニューヨークには数少ないジャーマン・レストランで、 長年ニューヨークに住んで頻繁にレストラン・リサーチをしている私のアンテナには全く引っかからなかったお店。 でも毎年ホリデイ・シーズンには長い行列が出来る混み合いを見せるとのことで、特に インスタグラムが普及してからは毎年その行列が長くなっていることが伝えられる状況。 その人気の理由は写真を見ての通りの究極のクリスマス・デコレーション。
ホリデイ・シーズンであれば、どんなレストランでもクリスマス・デコレーションが飾られているけれど、 ロルフズのデコレーションは「これでもか!」の究極のボリューム。 ニューヨーク市には2万軒以上のレストランがあるけれど、 ここまでのデコレーションは他ではお目に掛かれないのだった。






ロルフズの店内にはクリスマス・ボールの数だけでも4万5000個。その費用だけでも6万ドルと言われるけれど、 これほどまでのデコレーションをウリにしているとあって、同店は1年中クリスマス・デコレーションが飾られているスポット。 前述のように私が2月に友人のバースデーで訪れた時も全く同じデコレーションなのだった。 なのでホリデイ・シーズンになったらフェイバリットのコーナーで紹介しようと思って温存してきたネタであったけれど、 さすがにホリデイ・シーズンは旅行者を含めて多くの人々が押しかけるとあって、 そのレビューは惨憺たるもの。
ロルフズの店内はバーとレストランに分かれており、バーはウォークイン、レストランは予約を受け付けるシステム。 店の前にはバーとレストランの2本の行列が出来ているようで、 多くの人々はバーでドリンクを飲みながら 写真だけ撮影したいと考えるので、長いのはバーの行列。 しかし散々待たされて店内に足を踏み入れても、大混雑でドリンクをオーダーするのに時間が掛かるだけでなく、 スタンディング・オンリーで「居場所がない」というのが多くの人々の苦情。 ソーシャル・メディア上では「このデコレーションが無かったら絶対に来なかった」という 声も聞かれているのだった。




私の友人もつい最近NYにやってきた友達を連れてロルフズを訪れたというけれど、 その混み合いぶりやバスルームの汚さに驚いていたのだった。 でも私が訪れた2月は行列などなく、そんなに人気があるレストランとは思えないような雰囲気。 サービスはフレンドリーであったし、14人のグループのバースデー・パーティーだったので 極めて優遇された記憶だけが残っているのだった。
なのでクリスマス・デコがウリではあってもホリデイ・シーズンには避けるべきなのが同店。 今の時期は来店客が多いとあってバーのドリンクさえ手抜きになっているようで、 「クリスマス・カクテルが不味くて高い」と叩かれる有り様なのだった。






前述のようにロルフズはニューヨークに数少ないジャーマン・レストランの1つであるけれど、 ジャーマン・フード自体がさほど人々にアピールしないとあって、正直なところ もしロルフズにクリスマス・デコレーションがなかったら レストランとして長年生き残っていくのは不可能と思われるのがそのフード。
人気メニューはチキン・シュニッツェル、サワークラウトを添えたソーセージなどの 典型的なジャーマン・ディッシュで、ポテト・パンケーキは添えられているアップル・ソースではインパクトが足りなくて、こっそりケッチャップをもらって味わったような状況。 またジャーマン・レストランなのでデザートのアップル・ステューデルが美味しいかと思いきや、これもハズレでトッピングのフレッシュ・クリームの味からして 大きなバツ印が付く感じなのだった。
でもこれだけのクリスマス・デコレーションは他に無いのもまた事実で、その意味では私が2月に大人数のグループの1人として来店し、 もっぱらジャーマン・ソーセージをワインで流し込みながら 友人たちとワイワイ喋っていたというのは 同店の美味しい所取りをしたような楽しみ方。 旅行者やニューヨーカーがわざわざ出掛ける価値があるかについては、どの程度時間があるか、何を求めているかによるけれど、 1度出かけて そこそこに楽しめた私が確実に言えるのは、「また行きたい店ではない」ということなのだった。

Rolf's Bar & Restaurant
281 3rd Ave. New York, NY 10010 b/t 21st St & 22nd St.
TEL:(212) 477-4750

執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。 Eコマース、ウェブサイト運営と共に、個人と企業に対する カルチャー&イメージ・コンサルテーション、ビジネス・インキュベーションを行う。

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