Jan. Week 3, 2019
”Plain Platform Sneakers"
プレーン・プラットフォーム・スニーカー


私が年末に「もうこれを履くことは無いだろう」と思って処分したのが、私がこれまでの購入した中で最高額だったスニーカー。 それが写真下のジュゼッペ・ザノッティのウェッジ・スニーカーで、2010年前後に 税込みで700ドルくらいを支払ったのだった。
今やスニーカーヘッドが1000ドル以上のスニーカーを当たり前のように買う時代であるけれど、当時はスニーカーに500ドル以上を支払うのは かなりびの勇気と決断が必要であったこと。 にも関わらずこの当時の女性の多くがジュゼッペのウェッジ・スニーカーにこの金額を支払ったのは、 ビヨンセ、アリシア・キーズ、パリス・ヒルトン等、ありとあらゆるセレブがこのウェッジ・スニーカーを履いていたのに加えて、 当時はクリスチャン・ルブタンのプラットフォーム・パンプスがメガヒットしていて、14p、17pヒールのプラットフォーム・パンプスを身の危険を冒しながら履いていた時代。 そのプロポーションに目が慣れてしまっていたせいで、スニーカーを履くと 驚くほどスタイルが悪く見えるという意識があって、 スタイルが悪く見えないカジュアルなシューズを必要とする女性達がこぞって購入していたのがジュゼッペのウェッジ・スニーカー。
これを履いて最も頻繁にスナップされていたセレブリティの1人がジェニファー・ロぺスで、彼女は2019年に出演した映画「ハスラー」の時代設定が 丁度このシューズがトレンディングだった時期であることから、スタイリストにジュゼッペのウェッジ・スニーカーを ワードローブに加えるようにリクエストしたことが伝えられているのだった。(写真下、シューズの隣が「ハスラー」のシーンのジェニファー・ロぺスで、 その右側が2010年前後のスナップ、一番右はパリス・ヒルトン)






ジュゼッペのウェッジ・スニーカーは 実際にはスニーカーというよりもウェッジ・ブーツで、着脱はジッパーで行い、 足元のシルエットはどんなにスタイルが良い人が履いても かなり不思議なもの。 またウェッジ・ソールが ヒールよりは楽でも決してスニーカーのような履き心地の良さではないのと同様に、 決して歩き易い訳でも、長時間楽に立っていられる訳でもなかったのがこのウェッジ・スニーカーで、 今から思うと本当に馬鹿げた出費と言えるのだった。

とは言ってもフットウェアで3p〜4pでも上げ底をすると、フラット・シューズよりもずっと脚が長く見えるのは紛れもない事実で エクササイズ以外のオケージョンで、私が昨今愛用し始めたのがプラットフォーム・スニーカー。 そもそも 近年のスニーカー・トレンドでは、大き目のフォルムのデザインがメイン・ストリームになっており、 それに目が慣れてしまっていることもあって、素材とソールが薄いスニーカーを履いていると地下足袋のように見えてしまうのが現在。
今やプラットフォーム・スニーカーは トレンドとは無関係にありとあらゆるブランドが手掛けているけれど、 私はプラットフォームの部分にストライプやカラーブロック等を入れて 目立たせるのは邪道だと考えていて、 同様にプラットフォームのソールに凹凸が深く入っているのも サメの歯のように見えるので 嫌いなデザイン。
私が好むのはシューズのフォルムにプラットフォームが溶け込んだように ソールの厚さが目立たないデザイン。 加えてたとえスニーカーでも長く履き続けるべきだと思うので、 一目見てブランドとそのシーズンが分かるようなディテールを含んだデザインは避けるのも私のポリシー。 そうすると、どうしてもホワイト・スニーカーを選ぶことになってしまうけれど、 世の中全体でも 2019年からカムバックしてきているのが、数年前に爆発的人気を誇ったホワイトスニーカーのトレンドなのだった。






プラットフォーム・スニーカーは脚を長く見せてくれる一方で、歩く際にソールがさほど曲がらないので ニューヨークのような街に暮らして、何ブロックも歩くライフスタイルには最適ではないフットウェア。 なので歩く距離が多いオケージョンで私が好むのが写真上のアレクザンダー・マックィーンのスニーカー。 このスタイルは写真上で、アシュレー・シンプソン、ジェニファー・ロぺス、グウィネス・パルトローが履いているようにモデルやセレブの愛用者が多いけれど、 このデザイン自体は前回のホワイト・スニーカー・ブームでトレンドの目玉だった アディダスのスタン・スミスに酷似したもの。 スタン・スミスはタイムレスな永遠の定番なので 私は今も愛用しているけれど、アレクザンダー・マックィーン・バージョンは、 スタンスミスよりもソールが厚めになっているのだった。 この程度の厚さのソールはプラットフォームと言う人も居れば、Thicker Sole / シッカー・ソール(厚手の靴底) と表現する人も居るけれど、 この若干の厚みが 履いた時の身体全体の印象を左右するのがシューズというもの。 スタンスミス同様、踵にあしらわれたパッチがアイデンティティを主張する以外は 全くプレーンなデザインで、それが逆に人気の要因になっているのだった。






今やドレスシューズより高額なスニーカーが数多く登場し、スニーカーのリミテッド・エディションが投資対象になる時代なので、 授賞式シーズンのレッド・カーペット上でも タキシードの足元がスニーカーという男性セレブが多いだけでなく、 女性セレブもドレスやパンツスーツにスニーカーを履いていても誰も驚かない時代。
トレンドもどんどん移り変わっているけれど、私はスニーカーにはさほどお金を掛けたくないという主義。 なので前述のようにタイムレスなスタイルを長く履き続けることを好むけれど、 ランニング・シューズ、クロストレーニング・シューズ、テニス・シューズ等、 パフォーマンス系のスニーカーについては クッション、通気性、足のサポート等、テクノロジーの進化が日進月歩。 それによって怪我や身体の歪みを防ぐことが出来るので、 これらについては履き潰して買い替えるべきと考えているのだった。

このページでご紹介しているヴィーガン・プラットフォーム・スニーカー、 アレクサンダー・マックイーン・スタイルのアレックス・スニーカーはここをクリックしてご覧ください。

執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。 Eコマース、ウェブサイト運営と共に、個人と企業に対する カルチャー&イメージ・コンサルテーション、ビジネス・インキュベーションを行う。

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