May Week 4, 2020
”The Last Dance + More"
ベスト・スポーツ・ドキュメンタリー + More


アメリカで4月19日から放映がスタートした10エピソードのドキュメンタリー・シリーズで、過去5週間に渡って 全米のスポーツファンが話題にしていたのがESPNが製作した「The Last Dance / ザ・ラスト・ダンス」。
ESPNの史上最高視聴率を更新し続けたこのシリーズは4月19日から5月17日までの毎日曜日に2エピソード、合計2時間ずつが放映されており、 そこで描かれているのは1991〜1993年の3年連続、1996〜1998年の3年連続、合計6回のチャンピオンシップに輝いたNBA シカゴ・ブルス。 当然の事ながらメイン・キャラクターとしてフィーチャーされているのは NBAだけでなく全スポーツの歴史上 GOAT (ゴート/ Greatest of All Time)の呼び声が高いマイケル・ジョーダン。 加えて史上最強のNo.2 プレーヤーと評されるスコッティ・ピッペン、後にLAレイカーのコーチとして更に5回のチャンピオン・シップに輝き、NYニックスのプレジデントにもなったフィル・ジャクソン、 2014年からゴールデンステーツ・ウォリアーズのコーチとして チームを過去5シーズン連続でNBAファイナルに導き、そのうち3回 チャンピオンシップに輝いているスティーブ・カー、 NBAのトラブルメーカーとして1996シーズンからブルスに移籍し、今もメディアで物議を醸すデニス・ロッドマンを中心にフォローしたのがこのドキュメンタリー。
辛口の批評で知られるロッテン・トマトで97%の評価を獲得した「ザ・ラスト・ダンス」は、既に「スポーツのベスト・ドキュメンタリー」と絶賛されており、 新エピソードが放映される度にソーシャル・メディアでバズを生み出すほど、誰もが話題にしていたシリーズなのだった。




タイトルの「ザ・ラスト・ダンス」は、シカゴ・ブルズの黄金時代最後のチャンピオンシップ、1997〜1998年のシーズンを迎えるにあたって、 コーチのフィル・ジャクソンがプレーヤー・ミーティングで掲げたスローガン。
シカゴ・ブルスは長きに渡って「チャンピオンシップをもたらしたのはプレーヤーではなく、フロント・オフィス」と主張するジェネラル・マネージャーのジェリー・クラウス(写真上右から2番目)と それを不服とするコーチ&プレーヤーが真っ向から対立しており、シーズン開始以前から 成績に関わらず この年を最後に契約打ち切りを言い渡されていたのがフィル・ジャクソン。 マイケル・ジョーダンは「フィル・ジャクソンがコーチでなければプレーをしない」と宣言しており、 スコッティ・ピッペンは既にフロント・オフィスと最悪の関係であったことから、開幕前にしてNBA史上最強チームの最後を飾るシーズンとなることが明らかであった状況。 その最終シーズンのチャンピオンシップによって自分達の意地と誇りを示そうと 掲げられたのがこのスローガン。
シリーズは10エピソードの中で 2回の3年連続チャンピオンシップが バック・トゥ・バックの同時進行的に描かれていて、 プレイオフの試合を中心にそれぞれの3年間に在籍したプレーヤー、対戦チームのプレーヤー、スポーツ・ジャーナリストとの回想インタビュー、ゲームのクリップが 非常に上手くエディティングされている秀作。そんなオン・コートのアクションと共に 当時世界的なカルチャー現象を巻き起こしていたマイケル・ジョーダンがオフ・コートで見せる横顔、 ナイキのエア・ジョーダン誕生のプロセス、バルセロナ・オリンピックでメガ・センセーションを巻き起こしたドリーム・チーム、ギャンブル・スキャンダル、 父親ジェームス・ジョーダンの殺害事件、その後一時的に引退してベースボールのキャリアを模索した時代等がタイムラインで盛り込まれた見事な構成。 すべての登場キャラクターのエゴやエモーション、それが生み出すドラマやトラブル、バックラッシュ、そして それらをすべてを自分を駆り立てる起爆剤にしてプレーをしてきたマイケル・ジョーダンのあまりにも尋常でないメンタリティを含むパーソナリティ、ライフスタイルが的確に描かれているのだった。




1989年からNY生活を始めた私が 最初に夢中になったアメリカのプロスポーツがNBA。でも今から思うと私が夢中になっていたのはNBAよりもマイケル・ジョーダン。 1990年代は未だケーブルTVのチャンネル数が少なかったので、 ニューヨークでホームチームであるNYニックス以外のシーズン戦の放映が観られる機会は少なかったけれど、 それでも私は1990年以降、マイケル・ジョーダンがプレーしたシカゴ・ブルスのプレイオフ&チャンピオン・シップを全試合観たことを自負しているほどのジョーダン・ファン。
「ザ・ラストダンス」は最初の4週間分、8エピソードをDVRに録画をして、先週一気にそれらをビンジ・ウォッチした後、ライブ放映で最終2エピソードを観たけれど、 この時代のマイケル・ジョーダンとブルスのゲームは私の1990年代の人生の一部。 エピソード内で使われたヒップホップ・ミュージックもその時代のもので、今見ても圧巻のマイケル・ジョーダンのプレーと共に、当時試合について頻繁に語り合った友達、 その頃出掛けたスポーツ・バーなど 自分自身の1990年代が蘇ってきて、タイムカプセルを開いたような気分を味わってしまったのだった。
マイケル・ジョーダンの試合をリアルタイムで観たことが無い私の友人の息子は、「ジョーダンよりもルブロン・ジェームスの方が上」という主張だけれど、 プロスポーツの歴史を決めるのは実際の成績や実力よりも その時代にどれだけ多くの人々の心にアピールしたか。 1990年代には、NBAやスポーツに全く関心が無い人でも 年齢性別を問わずに マイケル・ジョーダンを観るために試合にチャンネルを合わせていた訳で、 そんなカルチャー現象をもたらすアピールはルブロンにも、1月に死去したコビー・ブライアントにも、ステッフ・カリーにも無いというのが私の偽らざる意見なのだった。




話は全く変わって「自宅勤務になってメークをしなくなったのに、細かいアクネが出来る」という問題を抱く女性が多いのが現在。 私自身も3週間ほど前に顎のラインや上唇の周囲に細かいアクネが出来てしまい、「ストレス・アクネ?」と不愉快に思っていた状況。
その対策として信頼するビューティー・ブロガーが超一押しだったのが、CUBE New Yorkでも先週からお取り扱いを始めた インビューティー・プロジェクトダウン・トゥ・トーン。 私がこのプロダクトを使ってみようと思ったのは、美容業界のカルト・フェイバリットと言われるビオロジーク・ルシェルシェのローション50を超える 初のトーナーと絶賛されていたため。 トーナーでありながら ピーリング効果を持つダウン・トゥ・トーンは、ビオロジーク・ルシェルシェのポーション50同様に、 敏感肌の人には若干の刺激があるものの、室内に居る時間が長く、クレンザーの洗浄感だけでは満足できなかった私の肌に 久々にクリーン・スウィープ感をもたらしてくれたプロダクト。 インビューティー・プロジェクトというブランド自体も、コロナウィルスの外出自粛が無かったら もっと華々しくデビューしていたはずの新しいブランド。
でもその効果が口コミでようやく広まり出してからは、逆にその優秀さを伝えようとするユーザーがグラスルーツ的にソーシャル・メディア上で スーパースプレッダー(情報を熱心に撒き散らす人)になっているのが現在。 ダウン・トゥ・トーン以外のリップ・オイルクレンザーも優秀で、昨今はコサスミルク等、 新しいブランドの方が プロダクト開発が遥かに斬新で優秀である様子を実感するのだった。

執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。 Eコマース、ウェブサイト運営と共に、個人と企業に対する カルチャー&イメージ・コンサルテーション、ビジネス・インキュベーションを行う。
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