July Week 1, 2020
”Red Hot Stylist in Hollywood"
スーパースタイリスト、ロウ・ローチ


COVID-19 のせいでレッド・カーペット・オケージョンがすっかりなくなってしまったけれど、 そんな状況でもハリウッドで最も高く評価され、大きな影響力を持つスーパースタイリストが ロウ・ローチ。
現在 ヴォーギング(Voguing : モダン・ハウス・ダンス) のリアリティTV 「Legendary / レジェンダリー」でジャッジも務める彼は、 シカゴ出身の41歳。ゲイであることをオープンにしている彼は、LGBTQのアクティビストでもあり、 ブラック・ライブス・マターを熱心にサポートすることでも知られる存在。
でも彼について何も知らない人でも、彼のクライアントのファッションに興味を示しているケースは多いはず。 そのクライアント・リストは、セリーヌ・ディオン、ゼンダイア、アリアナ・グランデ、 シンシア・エリヴォ、ケリー・ワシントン、メアリー・J・ブライジなど、数えきれないほど。
以下は彼自身のスタイルで、ジェンダー・フリーのベストドレッサーで知られるビリー・ポーターと若干テイストが似ている印象なのだった。







ロウ・ローチのクライアントとして最も有名なだけでなく、彼自身が個人的に最も親しいと言われるのが セリーヌ・ディオンとゼンダイア。 彼女らと同行する際には、ペアルックのように自分の服装もコーディネートするのがロウ・ローチで、 これはクライアントと一緒にスナップされた際の彼女らの服装を更に際立たせるための配慮。
CUBE New Yorkでは何度となく、セリーヌ・ディオンのスタイルをご紹介してきたので、 ここではゼンダイアにフォーカスすると、彼女はファッションには非常にアドヴェンチャラスで、細身かつ長身のモデル・ボディ。 服に合わせてヘアスタイルやメークにも冒険を厭わないので、スタイリストにとっては理想的なクライアント。
長年ゼンダイアのレッド・カーペット、プレス関連を含む、ありとあらゆるオケージョンの スタイリングを担当してきたのがロウ・ローチなのだった。



ロウ・ローチのドレッシングは、ドラマ性のあるステートメント・アウトフィットで、 カジュアルでもドレスアップでも、決してプレーンに纏まることはないスタイル。 それだけにある程度の度胸と遊び心が無いと着こなせないスタイルが多いけれど、 ロウ・ローチほどのスタイリストがつくセレブリティとなれば、 それを持ち合わせている一方で、そうでなければ彼も仕事を受けないのが実際のところ。 彼はその仕事ぶりや生き方に共鳴するクライアントのスタイリングを手掛けるのをポリシーにしていると言われるのだった。








映画「ハリエット」で2020年の授賞式イベントに引っ張りダコだったシンシア・エリヴォもロウ・ローチのクライアント。 写真上の白いボールガウンは、オスカーのレッドカーペットのためにロウ・ローチがヴェルサーチに特注したもの。
でも以下のビデオの主題歌賞のパフォーマンスのためにロウ・ローチが選んだのはゴールドのヴィラ・ウォンのドレス。 ステージのセットやライティング、楽曲の雰囲気等、全ての要素とコーディネートしたドレス選び。 この時のシンシア・エリヴォのパフォーマンスは会場がスタンディング・オベーションになったもので、 ドレスを含めた視覚的な効果がその完成度を高めていました。


以下のアリアナ・グランデもロウ・ローチのクライアント。左下のグラミー賞のドレスは いかにもロウ・ローチのチョイスと言えるドラマティックさで、小柄な彼女にもバランス良く 難しいシルエットの着こなしを可能にしています。







写真上2段は、上がレジーナ・キングで、一番右のドレスは2019年にオスカーの助演女優賞を受賞した際のもの。 彼女は今やハリウッドでプロデューサーも務めるパワー・プレーヤーになりつつある存在。 それだけに華やかさのあるエグゼクティブ ・ドレスアップになっている印象。
その下はハリウッドでファッショニスタとして知られるケリー・ワシントン。 レジーナ・キングより遥かに遊び心があるユニークなスタイルを展開しているのだった。
全体的にロウ・ローチのスタイルは鮮やかなカラー、ボリューム、もしくは個性的なディテールで 存在感をアピールするものが多く、ディープ・スリットのドレスは多いものの 比較的肌の露出は控え目。 著名ブランドだけでなく、アップ&カミングの新しいブランドを含む 幅広いソースからアウトフィットを選ぶのも 彼が評価される点で、若いデザイナー、マイノリティ・デザイナーにも分け隔てなくチャンスを与えています。

執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。 Eコマース、ウェブサイト運営と共に、個人と企業に対する カルチャー&イメージ・コンサルテーション、ビジネス・インキュベーションを行う。
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