Aug Week 2, 2020
”Ugly Sandals Rule the Trend"
トレンディングな足元はアグリー・サンダル


パンデミック以降、益々カジュアル・ドレッシングがメインストリームになってきたのは周知の事実であるけれど、 同じカジュアル・スタイルでもデザイナーズ・ブティックに堂々と入っていけるものと、 明らかに場違いなスタイルに分かれるのは言うまでもないこと。
今では私もミッドタウンに出掛けたり、友達に会ったりする際にスニーカーを履いて出掛けるケースが多く、 スニーカーで出掛けられる行動半径を拡大する目的で購入を決めたのがマノーロのヒールより高額なバレンシアガのトラック2(写真下左)のスニーカー。 ところが届いたのはそのサンダル・バージョン(写真下右)。
試しに履いてみたところ このサンダルは全く悪くないチョイスで、バーケンストックとスニーカーのハイブリッドという印象。 そこで届いたサンダルはオーダー通りのスニーカーに交換してもらったけれど、 サンダルの写真を中国の業者に送付して同じスタイルを探してもらい 安価で入手。 以来スニーカーは一度しか履いておらず、外出の際にはもっぱらサンダルを愛用するようになってしまったのだった。






ファッション業界では2018年から ”アグリー・サンダルの代名詞” であるバーケンストックがトレンディングになっているけれど、 それでもファッショニスタの間では 少なくとも2019年までは聞かれていたのが「どんなに流行ってもバーケンストックだけは人前で履かない」という意見。 その意味ではバーケンストックはUggブーツに通じるところがあるけれど、実は私も「Uggとバーケンストックだけは履かない主義」だった1人。
でもパンデミックによる急速なドレスダウン傾向もさることながら、底厚で履き易く、歩き易いシューズのストレスフリー感は今のご時世にとても大切。 加えてバーケンストックを始めとするアグリー・サンダルがこのところスタイリッシュになってきたこともあり、 遂にこの夏からバーケンストックや同じくアグリー・サンダルの代名詞 ”Teva / テヴァ” のサンダルを履くようになったという声は ファッション・ブロガーやエディターの間でも多く聞かれるのだった。
ちなみに写真下は左からダコタ・ジョンソン、ケンドール・ジェナー、ジジ・ハディド、カイア・ガーバー、エルサ・ホスク、シャリース・セロン、リース・ウィザースプーンで、 全員バーケンストックを履いているスナップ。






今ではデザイナー・ブランドもアグリー・サンダルを手掛けるようになっただけでなく、 バーケンストックやテヴァとコラボレーションをするようになって久しい状況。 写真上左はテヴァのスペシャル・エディション、左から2番目はプラダ、右から2番目はフェンディ、右はクリストファー・ケインのフォーマル用アグリー・サンダル。 写真下左はロジェ・ヴィヴィエ、その隣の上がモデルたちに大人気のリック・オーウェンのバーケンストック。 下はヴァレンティノとバーケンストックのコラボ、そして右上は今シーズン完売したイル・ドルチェ・ファー・ニエンテのコレクション。右下はバーケンストックの1774コレクションのアリゾナ。
今シーズンのバーケンストックはプロエンザ・スクーラーともコラボもしていて、 このページの一番上の写真左側、ブラックにホワイトのコントラスト・ステッチが入ったスタイルがそのコレクションのうちの1つ。 多くのデザイナーとバーケンストックのコラボは太いストラップが2本の”アリゾナ・スタイル”であるけれど、私は個人的にはバックストラップがついた”ミラノ”のスタイルを好んでいるのだった。
今やバーケンストックは決して安いフットウェアではなく、リック・オーウェンとのコラボは430~470ドル。 ヴァレンティノとのコラボも495ドル。1774コレクションは430~470ドルというお値段になっているのだった。








私はアグリー・サンダル・ブームに全く遅れて便乗したけれど、世の中では既に性別、季節を問わずに アグリー・サンダルを愛用するようになって久しい状況。冬でも素足、もしくはソックスとレイヤーにして履く様子は2019年の段階で見られていたもの。 見た目の好き嫌いは別として、履き心地と実用性という点では非常に優れているだけにこのトレンドはまだまだ続きそうな気配で、 スタイリッシュに見せるにはやはり服のコーディネートがカギになってくるのだった。
パンデミック以降、暫しネールサロンがクローズしていたので 今年は素足にサンダルの季節になっても多いのがペディキュアをしていない女性。 私もロックダウン以来、マニキュアはトップコートしか塗っていないけれど ペディキュアはきちんと続けていて、 私にとってはマニキュアよりも心理的に好影響を与えるのがペディキュア。 特にアグリー・サンダルを履く際には、足がアグリーに見えるのは避けるべきだと思うのだった。

執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。 Eコマース、ウェブサイト運営と共に、個人と企業に対する カルチャー&イメージ・コンサルテーション、ビジネス・インキュベーションを行う。

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