Dec. Week 3, 2020
”Angelina Paris in NYC"
遂にオープンしたアンジェリーナ・パリス NYC


当初発表された予定から1年以上遅れて11月18日にようやくニューヨークにオープンしたのがパリのアンジェリーナのアメリカ初進出店舗。 ケーキ・ブティックとティーサロンを兼ねた店舗は、ブライアント・パークに程近い6番街に位置していて、 リヴォリ通りのパリ本店に比べると遥かに大衆的なロケーション。
ストア・フロントは一面ガラス張りで店名のサインが見当たらないけれど、オープン直後から行列が出来ていたほど ニューヨーカーが待ち侘びたオープニング。 そのラインは2つに分かれていて、1つはケーキやスウィーツのテイクアウト&ピックアップのライン。 もう1つはティー・ルームでのインドア・ダイニングのラインで、 ティールームはパリ本店のインテリアを忠実に再現した空間になっているのだった。




写真上左2枚が店舗のフロントエリアにあるスウィーツ・ブティックで、右2枚がその奥のティールーム。 残念ながら再びコロナウィルスの感染悪化を受けて 週明けからニューヨークのインドア・ダイニングが禁止されてしまったので、 暫しここでの食事は味わえないけれど、オープン直後から市政府の規定で定められた25%のキャパシティが常に埋まる人気を博してきたのがティールーム。 ここは店頭で販売されているケーキやマカロン等のスウィーツに加えて、サラダ、サンドウィッチ、クレープ等の軽食が味わえるブレックファスト、ランチ&ブランチ・スポット。

私が一番最初にアンジェリーナのモンブランを味わったのは銀座プランタン内の日本初進出店舗で、1980年代のこと。当時の私のお気に入りで何度も通ったのを覚えているけれど、 最後に味わったのはパリ本店で 約15年ほど前のこと。この時はただでさえ甘いモンブランと一緒に アンジェリーナのシグニチャー・ドリンクである濃厚なホット・チョコレートをオーダーしてしまい、 血糖値が上がり過ぎて気分が悪くなった苦い経験をしているのだった。
この血糖値急上昇の組み合わせはニューヨーク店で20ドルのセットメニューになっていて、往々にしてこれをオーダーした人々は 私同様、耐え難い甘さに絶句や後悔のリアクション。 でもクロワッサンはバターの香りと表面の食感が心地好い本場のフレンチ・スタイルで、エクレアも 美味しいパタシューに巡り合えることが無いニューヨークでは久々に味わう優秀な味わい。 ミルフィーユもパイペストリーがサクサクで、チョイスさえ間違えなければ本場パリのテイストが楽しめるのだった。







アメリカ人はモンブランというもの自体にあまり馴染みがないので、モンブランを語る際には説明が必要であるけれど、 アンジェリーナで一番人気になっているのは やはりモンブラン。お値段は1つ10ドル+Tax。 Uberイーツを利用したデリバリーが可能であることから、オープン直後から パンデミックを避けてハンプトンに移住しているニューヨーカーの ディナー・パーティーのデザートにアンジェリーナのモンブランが競ってサービングされていることが伝えられるのだった。 ハンプトンまでデリバリーをさせれば高額なケーキが更に高くなるけれど、モンブラン以外で人気が高いのは 写真上下段左のパリ・ニューヨーク、写真上下段右のトロカデロ。 トロカデロはスニッカーズのオートクチュール・ヴァージョンという味わいで、恐らくアンジェリーナのケーキの中で最も糖分とカロリーが高いと思われるのだった。
アンジェリーナに対するニューヨーカーのリアクションは賛否両論で、パリ本店に馴染みがある人ほどニューヨークに居ながらにして同店のスウィーツが味わえることを歓迎する一方で、 さほど評価しない人々の意見は値段と糖分が高過ぎるというもの。またテイクアウトの支払いの際に気を付けないと20%のチップが自動的にチャージされてしまうシステムに 文句を言うニューヨーカーもいて、私自身、その賛否双方の意見に同感なのだった。

Angelina Paris NYC
1050 6th Ave, New York, NY 10018
Website:https://angelina-paris.fr/angelina-new-york




ところでアンジェリーナ・パリスからさほど離れていないマンハッタンのミッドタウンに紛らわしく存在するのがアンジェリーナ・ベーカリーNYCというスポット。 ここはクロワッサンのヴァラエティやタルト、ケーキ類が豊富であるもののイタリアン・ベーカリーで、フラットブレッド・ピザやボンボロー二(イタリアン・ドーナツ)が名物。 ニューヨークだけでなく全米にデリバリーをしていて、世界中の旅行ガイドや旅行サイトにフィーチャーされるお店。 そのためこちらを訪れて、何の疑いも無しにクロワッサンやケーキを購入してしまうニューヨーカーも居たようだけれど、 こちらはごくごく普通のお値段で、甘さもアンジェリーナ・パリスより控えめ。 そのため間違って来店した人が同店で満足してしまうケースも多いようなのだった。

Angelina Bakery NYC
575 8th Ave, New York, NY 10018
Website:https://www.angelinabakery.com/

執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。 Eコマース、ウェブサイト運営と共に、個人と企業に対する カルチャー&イメージ・コンサルテーション、ビジネス・インキュベーションを行う。
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