Jan. Week 3, 2021
”3 Supplements for Diet + Anti Aging"
惨めで苦しいダイエットをせずに痩せる!
アンチ・エイジング・ドクターが摂取するダイエット・サプリ



アメリカでは2021年を迎えた途端にドメスティックテロが起こり、「こんな事態になったら飲まずにいられない」とばかりにドライ・ジャニュアリーに挫折した人が増えているけれど、 2020年の食べ過ぎ、飲み過ぎを反省して多くのアメリカ人が2021年の目標に掲げていたのが ”COVID-15”こと コロナウィルスによる外出自粛で増えてしまった15パウンドを落とすこと。
私の場合、パンデミック中も体重が増えずに済んだ理由の1つは1日1食の習慣を続けてきたため。 1日1食の場合、その1度の食事ではお腹一杯食べることが奨励されていて、この食事のカロリーが少な過ぎるのは逆効果。 1日1回でも満腹感を味わうと精神的に満たされるのもさることながら、その満腹感によって身体が 1日に1回は十分なカロリーが摂取できることを察知してスターベーション・モード(飢餓状態を察知して食べたものを脂肪として蓄積しようとする状態)に入るのを防げるのが大きなポイント。 逆に低カロリーの食事を1日数回食べるようなダイエットをしていると、決して満腹感が得られないことから身体がスターベーション・モードに入ってしまうので、苦しい思いをする割には痩せられないという悪循環。 そのため500カロリーの食事を1日3回食べる低カロリー・ダイエットより、1日1回の食事で1800~2000カロリーを食べる方が楽に体重を落とすことが出来ることは臨床結果でも証明されており、 もはやカロリー計算は時代遅れのコンセプトになっているのだった。

1日1食ダイエットは、英語では ”Intermittent Fasting / インターミッテント・ファスティング” とも呼ばれるけれど、 これが体重が落とし易く、老化をスローダウンさせると言われるのは、 人間の身体は食べ物が入って来ないと、体内に蓄積された脂肪を燃やそうとする一方で、 体内の不必要なものを排出しようとするメカニズムが働き出すようになっており、これは”Autophagy/オートファジー” と呼ばれるもの。 言ってみれば、要らないものを買うのを止めて、あるものだけで生活しようと決めるとそれで生活が回って行くだけでなく、 自分に必要ないものが分かってくるので それらを処分して、もっとスッキリした生活空間を目指すようになるのと全く同じ状況なのだった。




前述のようにカロリー計算はダイエットの世界では時代遅れのコンセプトであるけれど、それを別のアングルからも立証しているのが、 DNAが全く同じの双子が1日2000カロリーの食事を続けた場合、加工食品中心の2000カロリーの食事をしていた側は徐々に体重が増え、 オーガニックの野菜、穀物を中心に加工食品を使わない2000カロリーの食事をしていた側は体重が減っていったというデータ。 しかも加工食品を食べていた側は常に空腹で疲れていたのに対して、ナチュラル・フードを中心に食べていた側は食欲のコントロールに全く問題が無く、しかも エネルギーレベルも高かったとのこと。
同じカロリーの摂取でそれだけの差が出るのは、加工食品はそれに含まれるケミカルの分解、消化に過剰な時間とエネルギーを要することから、 それが消化しきれないうちに脂肪として蓄積されてしまうため。 ファスト・フードを満腹になるまで食べると、まずダルく、眠たくなって、やがてすぐに空腹になるのは消化にエネルギーを奪われて、そのカロリーが 身体や脳のエネルギーには使われず脂肪として蓄積されてしまい、身体が再びエネルギーを求めて空腹のシグナルを送る結果。 したがって食べても太らない体質を作るためにも、そして健康のためにも加工食品を極力避けるのはマスト。
また野菜や果物を極力オーガニックにするべきなのは、農薬に含まれるケミカルが加工食品に含まれるケミカル同様に身体の中で悪さをするためで、 体内に混入するケミカルの量を減らすことにより消化吸収が効率良く行われるようになれば、食べたカロリーが脂肪として蓄積されることなく 確実にエネルギーとして効率良く使われる体質になるので、特に食事の量を減らさなくても体重が落ちることが指摘されているのだった。




私が1日1食、加工食品を食べない以外に実践して効果を上げているのは、意外に思われるけれど生野菜と果物を食べないポリシー。 生野菜については、ヴィーガンになった人の多くが経験するのが便秘と肌荒れ。 これが起るのは繊維質が多過ぎて消化器官のキャパシティを超えてしまうためで、 同じ野菜を食べるのでもヴィタミンCが破壊されないように調理した野菜の方が遥かに消化と吸収が良くなるだけでなく、便通から体調まで良くなるのは私自身が身をもって経験したこと。
何故果物を食べないかと言えば、私の場合パンを食べないと人生が真っ暗になってしまうほどパン好きであるため。 それが果物を食べないこととどう関係があるかと言えば、老化と肥満の大敵なのが糖分。 砂糖は取らなければ取らないほど健康のために良いことは医学界で立証済の事実で、 その糖分は出所が果物でも、パンでも、チョコレートでも一度身体に入れば同じ悪影響を与えるもの。 もちろんフルーツを食べた方がケーキを食べるよりもファイバーとヴィタミンが採れる分 ベターなのは事実であるけれど、 私は3年前の夏にチェリーと白桃をタップリ食べて体重を増やした経験があるので、フルーツだからといって糖分を軽視するのは大間違い。 そもそも繊維質やヴィタミン、ミネラルは野菜の方が低カロリーでしっかり採れるので、私はフルーツをパスして 身体の許容量の糖分をパンやデザートから摂取する道を選んでいるのだった。
私の友人はこのセオリーを実践して朝のフルーツスムージーをコーヒーに替えて、食間に食べていたフルーツを止めただけで3キロ体重を落としているので、 フルーツの糖分は決して侮れないのだった。




私がこのところYouTubeのビデオでアンチエイジングについて学んでいたのがハーバード大学教授、デヴィッド・シンクレアのセオリー。 彼は老化を病気と捉えて、その治療によってエイジングのリバースが出来るという考えの持ち主。 私はルックスが年齢に対して若々しくないアンチエイジング・ドクターのセオリーは決して信じない主義であるけれど、シンクレア教授はシワも少なく、髪の毛もふさふさで、 アメリカのスタンダードだと30代後半に見えるものの現在52歳。 私は長寿とアンチエイジングのためにはミトコンドリアが最も大切だと思っていて、そのためのレスヴェラトロールの摂取がマストと考えているだけに、 そのセオリーを唱え続けてきた彼の理論は全てがMake Senseで、とても興味深くビデオを観ていたのだった。
そのシンクレア教授が自分自身でも摂取しているのと語るのが Metformin/メトフォルミンで、これは糖尿病治療薬として知られるもの。 インスリンの分泌量をコントロールし、血糖値を安定させ、脂肪の合成と蓄積を妨げる薬であるけれど、 そのメトフォルミンと同じ役割を果たすサプリが Berberine/バーべリン。 血糖値を低下させるだけでなく、コレステロール値、特に悪玉コレステロール値を低下させ、心臓病予防にも効果的。 しかもインスリン、レプティン、アディポネクティンという体脂肪と深く関わるホルモンの分泌を整えるので、 代謝スピードがアップし、体重が落とせるのがこのサプリ。
それと共にシンクレア教授が摂取しているのがNMN(Nicotinamide Mononucleotide)。これは臓器のためのアンチエイジング・サプリで、 肥満やエイジングによって内臓、視力、脳が受けるダメージを本当にリバースする効果が認められているもの。 NMNはエイジングによって各臓器で失われるNDAという物質に体内で変わり、臓器を修復する働きがあり、 病気の治療にも、エイジングの防止にも役立つというメカニズム。 NMNは本来人間の身体に備わっているものの、エイジングや病で失われるため、それを補うことで体内の老化ダメージがリバース出来るのだった。
このバーバリンとNMN、そしてレスヴェラトロールがアンチエイジングと理想体重を保つための三種の神器というのがデヴィッド・シンクレアのセオリー。 そのサプリもピンキリであるけれど、私がリサーチしてそのピュアリティ、粒子の細かさ(浸透力)そして、 レビューで最も良かったブランドをCUBE New Yorkでお取り扱いすることにしました。
ちなみに私はこれら摂取をし始めて未だ2週間目であるものの、食べ過ぎたと思った後にサプリを摂取した際に消化が楽になったような感覚を味わっていて、 レビューによればバーバリンは「コレステロール値が下がった」という人、「体重が落とせた」という人が多い一方で、 NMNは「エネルギーが増した」という効果の他に、意外にも「5ヵ月の摂取で手や顔のシミが消えた」、「髪の毛が増えた」というビューティー系の効果を実感する人も居るのだった。

執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。 Eコマース、ウェブサイト運営と共に、個人と企業に対する カルチャー&イメージ・コンサルテーション、ビジネス・インキュベーションを行う。
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