ハリウッドの不動産クイーン、ジェニファー・アニストンがアーキテクチャル・ダイジェスト誌に公開直後、
離婚を理由に約80億円で売りに出した モダンな新居
Published on 2/13/2018, Updated on 2/16/2018
ハリウッド・セレブリティが不動産投資を重要な収入源にしていることは知られていますが、
中でもサヴィな不動産投資で知られているのがジェニファー・アニストン。
元夫ブラッド・ピットの影響でモダン・アーキテクチャーの不動産価値を学んだ彼女は、
不動産投資にそれを生かして、自分のデザインセンスを磨きながら、財産を着実に築いてきた存在。
友人達を招いてプライベートな時間を過ごすのを好む彼女のライフスタイルを反映した不動産チョイスは、
マーケッタビリティが高く、しかも彼女はその空間を 一流デザイナーを雇って、モダンでリラックスしたラグジュアリーな雰囲気にデコレートし、
それを家具付きで売却することによって大きな利益を上げてきています
今回彼女がアーキテクチャル・ダイジェスト誌に公開した新しい邸宅は、当初、2016年に結婚した
夫のジャスティン・セローと一緒に暮らすために購入したもので、
著名アーキテクト、A・クインシー・ジョーンズ(音楽プロデューサーとは別人)が手掛けたモダンなベルエアの物件。
その改装を手掛けたのはスティーブン・シャドレ―で、彼はモダン・アーキテクト&デザインの世界で、現在最も高く評価される人物。
その彼の最も有名な作品の1つがジェニファー・アニストンが2010年に購入したビバリーヒルズの邸宅で、
それは、ハロルド・W・レヴィットのデザインで1970年に建築されたもの。
今回、再びジェニファーの邸宅を手掛けた彼によれば、ジェニファーは改装の全行程を監修したとのことで、
改装だけでなく、カスタムメイドのファニチャーも手掛けたとのこと。
でもジェニファーとジャスティンは2月15日に離婚を発表。その翌日にはジェニファーがこの邸宅を
7500万ドル(約80億円)で売りに出したことが報じられています。
ちなみに、80億円の物件をローンで支払うためには、約220億円の資産価値を擁していなければならないのがアメリカ。
とは言っても貧富の差が開いているだけに、ベル・エアに不動産を購入しようというメガリッチであれば
誰もが持っているのがこの金額の資産。
以下では、そんなハリウッドの不動産クイーン、ジェニファー・アニストンが
こだわりで手掛け、高額で売りに出した邸宅をご紹介します。
写真上は、邸宅の全景と入口部分。ウッド、メタル、ガラス、そして自然の緑など、
全てのエレメントが美しく調和するようにデザインされています。
ハリウッドのスター・カップルが暮らす邸宅なのでセキュリティがしっかりしているのは言うまでもないことですが、
それでいて、ゲストをウェルカムする心地好さやオープンな雰囲気が漂っています。
写真上はモダンなゲート・エントランスのエリア。モーターサイクルの愛好家である
ジャスティン・セローがアーキテクチャル・ダイジェスト誌の撮影用にバイクをランウェイ・レーンの両側に置いていますが、
これはシンメトリーな同エリアのデザインを強調する演出。
もちろんバイク・ガレージはゲートの内側。
写真上、上段は一見リラックスしたリヴィングに見えるけれど、ファニチャーだけで物凄いお値段。
バースツールは、ピエット・ハインがデザインしたフリッツ・ハンセンのもの、卓上ランプはヴィンテージ・ティファニー、
マザーウェルの絵画などは、全て彼女がビバリーヒルズの邸宅のインテリアに用いていたものを、
持ち込んだもので、インドア/アウトドア・パティオに置かれたチャイニーズ・スコアラーの銅像も然り。
中でも驚くべきは、ファニチャー・デザインの巨匠、ジャン・ロワイエールによるソファーで、市場価格は
約8000万円と、家が一軒買えてしまうお値段となっています。
写真上は、リヴィング・エリアのディテールですが、ウィンドウ・ウォールを全開にすることによって、オリエンタル・ガーデンを臨む
インドア/アウトドア・スペースのようになるのは大きな魅力。
細かい部分にまでアーキテクチャー・デザインの妙が感じられる造りですが、それでいて温かみやカジュアルさ、
居心地の良さを演出しているところが、ジェニファー・アニストンの邸宅らしい部分
写真上、上段左ははピエット・ハインがデザインしたフリッツ・ハンセンのバー・スツールが置かれたキッチン・カウンター。
その隣のジェニファーの頭の上のランプや下段左で、ジェニファーが座る椅子も著名なデザイナーの作品。
バスルームはシックで、オリエンタルな雰囲気。
写真上は小規模ながらも緻密にデザインされた プライベート・ガーデンに隣接したバスルームは、
禅のスピリッツとリラクセーションをコンセプトにデザインされたスペース。
ウィンドウ・ウォールを全開にすることによって
インドア/アウトドア・スペースに様変わりするようにデザインされています。
写真上は、ジェニファーらしいテイストのベッドルーム。
一見シンプルで、気取らない空間であるものの、ファニチャーやアートに膨大な金額が注がれている空間。
ベッドサイドのランプは、ジェニファーがビバリー・ヒルズの邸宅から持ち込んだもので、やはり物凄いお値段。
デザインの専門家をうならせるようなディテールが随所に見られます。
写真上は美しくランドスケープされたアウトドア・エリア。
上段は、見ての通りオリエンタル・ガーデンとしてデザインされたもの。ジェニファーが以前暮らしていたビバリーヒルズの邸宅には、
英語で ”コイ・ポンド” と呼ばれる 鯉が泳ぐ池があったことからも想像がつく通り、
ジェニファーは日本庭園に代表されるオリエンタル・ガーデンの大ファン。
写真上下段は、プライバシーを保ちながらリラックスが出来るプール・エリア。夜になると美しくライトアップされ、
ファイヤー・プレース(暖炉)が設けられた プールハウスではディナーやカクテル・パーティーも楽しめるようになっています。