ブルース・ウィルスが NY マンハッタンで
ダウンサイジング&アップグレーディングしたコンドミニアム
Published on 2/27/2018
2018年1月に報じられたのがブルース・ウィルスが、2015年に約18億円で購入した
アッパー・ウエストサイドのコンドミニアムに、1億円以下の利益を乗せて売りに出したというニュース。
この物件は271セントラル・パーク・ウエストという建物内のデュプレックスで、
13階建てのビルの3階と4階に位置するコンドミニアム。
セントラル・パーク・ウエストと言えば、マンハッタンの一等地で、ソーホーやトライベッカに次いで物件の価格が高いエリア。
特に子供が居るファミリーにとっては最も理想的な居住区。
その中の総面積6000スクエアフィート(557平方メートル)の物件は、
プレステージが高いのは言うまでもないけれど、
ビルディング自体は1912年に建てられた古いもので、窓も小さく、水回りやキッチンも古いため、
ロケーション以外ではこうした古い建物には投資価値が無くなりつつあるのが現状なのだった。
そして、その1か月後の2月に報じられたのが、ブルース・ウィルスが
271セントラル・パーク・ウエストの半分の3000スクエア・フィートの物件を、
最新コンドミニアム、ワン・ウエストエンドの中で購入したというニュースで、
お値段は売りに出している物件の半分に当たる約9億円。
ここでは、そんなブルース・ウィルスが売りに出した物件と、新たに購入した物件を比較して、
彼の投資目的と思われる ダウンサイジング&アップグレーディングの様子をレポートします。
271セントラル・パーク・ウエスト(売りに出した物件)
271セントラル・パーク・ウエストは前述のように、2019年に建てられた古い建物で、
13階建てで、全26ユニットのビルディング。
住人の総数が少ないので、ブルース・ウィルスのようなセレブリティが暮らすにはプライバシーが守られ易い物件。
また子供を公立校に通わせたい親にとっても理想的な物件で、
子供部屋の写真をセールス用のフォトに使っているのは、
バイヤーが子供のいる裕福な家族と見込まれるため。
でも窓小さく上下に開閉するような古い物件は、このところ投資価値が大きく下がっているのが実情で、
ブルース・ウィルスが2年の所有で1億円以下の利益しか乗せずに売却するというのは、
もうこれ以上の投資利益が望めないと見切りをつけたと思しきこと。
271セントラル・パーク・ウエストのような物件は、その絶好のロケーション以外に対しては
お金を払う人が居なくなっていることは、ブルース・ウィルスが2月に購入した新しいビルディングとの比較に現れています。
ちなみに、以下は271セントラル・パーク・ウエストのフロア・プラン。
小さな部屋が多い、典型的な古いレイアウトになっています。
新たに購入したワン・ウエスト・エンドとの比較
写真上は、271セントラル・パーク・ウエスト(左)とブルース・ウィルスが新たに購入したワン・ウエスト・エンドの外観。
271セントラル・パーク・ウエストが13階建てだったのに対して、ワン・ウエスト・エンドは42階建ての高層ビルディングで、
外観からして全く異なるモダンなビルディング。
部屋の殆どがウィンドウ・ウォールになっているので、建物の外観もグラス・ビルディングになっています。
写真下は、そのワン・ウエスト・エンドのエントランス、コンシアージュ、そしてロビーの写真ですが、
広々としたモダンで、スタイリッシュな雰囲気は271セントラル・パーク・ウエストとは全く異なる雰囲気。
もちろん、セキュリティもセレブリティが生活するにふさわしい厳重なものになっています。
写真上はブルース・ウィルスが購入したと言われる物件のステージ・ショット。
広々としたリヴィング・ダイニング・エリア、最新のアプライアンスを完備したスタイリッシュなキッチン、
そして何yろいもウィンドウ・ウォールから見渡せる絶景が解放感を演出する物件。
11番街の59丁目というロケーションは、セントラル・パークやタイム・ワーナー・センターまで、横3ブロック。
ハドソン・リバーまで1ブロックなので、リバー・ビューも眺められる立地。
サイズは小さくなったものの、レイアウトに無駄がなく、
以前よりもはるかに投資価値がアップした物件となっています。
写真上は、ワン・ウエスト・エンドのアメニティ・エリア。
上から2枚は美しくランドスケーピングされたルーフトップ・テラス。
下から2番目はメディア・ルームで、ここでパーティーを開催することも可能。
一番下は、インドア・スイミング・プールで、これ以外にジム、子供用のプレイルーム等も用意されています。