アマゾンCEO、ジェフ・ベゾスが新たに購入した マンハッタン、
マディソン・スクエア・パークを望む800万ドルのトリプレックス・ペントハウス
Published on 6/7/2019
ウォールストリート・ジャーナル紙が6月4日付けで報じたのが、過去数か月に渡って ニューヨーク新居探しをしていたアマゾンのCEO、
ジェフ・ベゾスが、マディソン・スクエア・パークを望むフラットアイアン地区のビルディングの最上3階分を占める、
トリプレックス・ペントハウスを800万ドルで購入したニュース。
この物件は2017年11月に738万ドルで売りに出されたものの、昨今の不動産スランプを受けて全く買い手がつかなかったことから、
1年後の2018年11月には110万ドル価格を下げて628万ドルの価格が付いていたもの。
それが7カ月後には800万ドルに値上がりしていることから、ジェフ・ベゾスが誰か他のバイヤーと購入を争って
価格が競り上がったという憶測を呼んでいます。
メディアの中にはこのペントハウスを1万7000スクエア・フィート(約1579平方メートル)、 12ベッドルーム、と実際より遥かに大きく報じるところがありますが、
実際にはフロア・プランによれば、室内の面積は1万79スクエア・フィート(約936平方メートル)、
テラスやプールを含めた屋外の面積が5730スクエア・フィート(約532.5平方メートル)で、
5ベッドルーム、5バスルーム、3パウダー・ルームで、複数のリヴィング・ルームとダイニング・エリアを擁する物件。
建物自体が1912年建てられた歴史あるものだけに、新たに建築されたコンドミニアムのペントハウスに比べると天井が低く、
レイアウトもチマチマした印象ですが、ジェフ・ベゾスほどのVIPがNY滞在時に生活するとなれば、
セキュリティ強化も含めた大々的なリノベーションが行われる可能性が大きいと見られています。
ちなみに、ニューヨーク、クイーンズのロングアイランド・シティに2つめの本社を設置する案がキャンセルされたアマゾンですが、
今度はマンハッタンのダウンタウン、ファイナンシャル・ディストリクトのブルックフィールズで
膨大なオフィス・スペースをレンタルする噂が流れており、グーグル同様、ニューヨークを米国東海岸の拠点とすることが確実視されています。
以下ではジェフ・ベゾスが購入した トリプレックス・ペントハウスの詳細をご紹介。
インテリアはこの212 フィフス・アベニューの販売を担当するサザビーズ・インターナショナル・リアルティによってステージングされたもの。
それだけにアートが要所のアクセントとして用いられています。
最上のペントハウスへはプライベート・エントランスのプライベート・エレベーターでリーチするので、
ビル自体はフラットアイアンの繁華街のど真ん中でも、
プライバシーが守れる作りになっています。
写真上は ペントハウスのメイン・スペースであるグランド・ルーム。独特のシェイプの窓から自然光が差し込み、
ファイヤー・プレース(暖炉)が設置された広々としたスペース。
写真上はグランド・ルームの隣のフォーマル・ダイニング・エリアと ペントハウス最上階のカジュアル・ダイニング・エリア。
フォーマル・ダイニング・エリアはメイン・キッチンに隣接しており、ファイヤー・プレースが設置されています。
グランド・ルームのコーナー・エリアと、ゲスト・バスルーム。バスルームはニュートラル・カラーのマーブルを用いるのが
このところのトレントです。
写真上はペントハウスの3つのフロアを繋ぐ、吹き抜けのステーアーケース(階段)。
巨大なウィンドウ・ウォールに面したこの階段は、外のテラスから眺めると3つのフロアを一望できるようになっています。
写真上は、2つのキッチンで上がグランド・ルームに隣接したメイン・キッチン。大きなアイランドは、
そのままキッチン・ダイニングにも使えるようになっています。
写真上は ゲスト用の小さめのリヴィングとしてステージングされていますが、スタディ(書斎)や
メディア・ルームとしても使えるスペース。
写真上はテラスに面したゲスト・ベッドルーム。マスター・ベッドルーム並みの広さなので、
キングサイズのベッドを置いても広々としたスペース。
写真上は2つのマスターベッドルームのうちの1つで、プールサイドに歩いて出られるようになっています。
その下は2つのマスター・ベッドルームを繋ぐ、マスター・シッティング・ルーム。
寝る前の読書やナイトキャップが楽しめるスペースになっています。
写真上2枚はマスター・ベッドルームに隣接した マスター・バスルーム。
バスタブを挟んで、2つのシンクがあり、ウォークイン・クローゼットにも隣接しています。
このペントハウスの大きな魅力になっているのがペントハウスの2階、3階の広々としたアウトドア・スペース。
立食パーティーから、フォーマルなディナーまでもが楽しめるだけでなく、プライベート・ヨガやエクササイズのセッションもここで可能。
ですが近隣のビルからは丸見えなので、プライバシーが保てるとは言えないセッティングです。
写真上はペントハウスのセカンドフロアの広々としたテラス。ここに面した部屋はスライディング・ウィンドウ・ウォールになっているので、
それを全開にするとインドア・アウトドア・スペースとして活用が可能。このテラスの突き当りのフェンスの向こう側に
小さいながらもスイミング・プールがあり、プールサイドのサンベッドで日光浴を楽しめるようになっています。
写真すぐ上は3階のフロアのテラス。
フラット・アイアン地区はマンハッタンの中では高層ビルがソーホーと並んで少ないエリア。
そのためペントハウスはビルの22〜24階で、タワー・ビルディングの半分以下の高さですが、
約10ブロック先のエンパイア・ステートビルディングの迫力のビューに加えて、
ワン・ワールド・トレードセンター等、ニューヨークのお馴染みのビルディングのビューが存分に楽しめるようになっています。
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