Taylor's Rental Townhouse Finally Found a Buyer
14億円価格を下げてようやく買い手がついた、
テイラー・スウィフトが月435万円でレンタルしていたタウンハウズ

Published on 3/15/2019


3月に報じられたのが、テイラー・スウィフトが2016年に月々3万9500ドル(約435万円)を支払ってレンタルしていた タウンハウスが、14億円のディスカウントでようやく買い手がついたというニュース。
このタウンハウスは、23コーネリア・ストリートで、1912年に建てられた煉瓦製の由緒ある建物。 オーナーのデヴィッド・アルデアが2005年に530万ドル(約5億8300万円)で買い取り、 その後 月日を掛けて インテリアに手を入れ、テクノロジーをアップデートして 2450万ドル(約27億円) という高額で売りに出した NYの不動産界では有名なタウンハウス。 しかしながら買い手がつかなかったことから、維持費を稼ぎ出すために2016年〜17年に掛けて 高額で貸し出した相手がテイラー。
トライベッカのフランクリン・ストリートにロフトとペントハウスを所有するテイラーが何故この物件をレンタルする必要があったかと言えば、 彼女がロフトとペントハウスが入ったビルディングの隣のペントハウスを買い取り、ビルとタウンハウスを接続させて、外に出ることなく 移動するための工事をしていたため。 この工事が完了したことでテイラーのアパートはニューヨークのトップ10に入る広さを誇る物件となりましたが、 テイラーが出てからも全く買い手がつかなかったのがこのタウンハウス。
そのネックになっていたのは、ただでさえNYの高額物件が売れないご時世で20億円を超える高いお値段。 結局その買い取り価格は1150万ドル(約12億6500万円)。日本円にして14億円以上の割引となっていました。






このタウンハウスのメインフロアは写真上、上段のリヴィング・ルームがある2階。 ファイヤー・プレースを挟む通路の向こう側が写真上、下段のダイニングで、その中間の 通路に挟まれた部分がキッチン。
このページの一番上の外観の写真の中央の大きな扉はガレージで、パーラーフロアと呼ばれる1階は ガレージと吹き抜けのオープン・エリアが殆どの面積を占めています。 昨今では近代的な建築やインテリアのタウンハウスは珍しくありませんが、 23コーネリア・ストリートは建物に100年以上の歴史があることから、 あえてその歴史やクラシックな雰囲気を好むバイヤーのためにデコレートされているのが特徴。 家具のテイストやカラー、照明器具に至るまで、落ち着いたクォリティの高さが追及されています。


タウンハウス内にはいくつも吹き抜けのエリアがありますが、ワンフロア分の高さがあるシャンデリアが吊られたギャラリーも そのエリアの1つで、ファイヤー・プレースの両側のグラス・ドアはガーデンに通じています。 クレデンザはスペースに合わせてデザインされた特注品で、このエリアはウッドではなく ストーンタイルの床になっています。 ここは事実上はガーデン・フロアと呼ばれる一階フロアですが、建物の作りがその上のパーラー・フロアにガレージ、 その更に上のセカンド・フロアにリヴィングとキッチンがあるため、事実上地下のような扱いになっています。






昔ながらのタウンハウスとあって比較的小さめなキッチンで 前述のように 通路に挟まれているという変わったレイアウト。ダイニングエリアは そのキッチンの隣で、ウィンドウがあるのでキッチンとコミュニケーションが簡単に取れるスタイル。 ガーデンに面したウィンドウから自然光がふんだんに入る エリアになっています。




バスルームと吹き抜けのエリア。室内は4フロアで、それにルーフトップ・テラスがついているのがこのタウンハウス。 バスルームはフル (バスタブ付き) とハー フ (トイレのみ) を含めて合計7つで、水回りについては 少々オールドファッションな印象が否めないところです。






タウンハウス内の3つのベッドルーム。一番上の最もゴージャスなベッドが3階にあるマスター・ベッドルームで マスター・バスルームに隣接。 またルーフトップとは別に マスター・バスルームから外に出られるテラスがあり、 ルーフトップよりは面積が狭いものの屋外のファイヤー・プレースもある落ち着いた雰囲気。
3階にはもう一つベッドルームがあり(ベッドルームの写真の3段目)、 ここからもごく小規模なテラスにアクセスが可能になっています。
写真上2段目のベッドルームは、2階フロアにあるゲスト・ベッドルームとなっています。
ガレージのあるパーラー・フロアにもベッドルームがありますが、そのスペースは住み込みのメイド用、 もしくはストアレージとして使用されています。




ガーデン・フロアのにあるスイミングプール。通路の向こう側に見えているのが、前述の巨大なシャンデリアが吊られた ギャラリー。プールもその一部の天井が吹き抜けになっていて、プールに隣接してフィットネス・ジムも装備されています。


上がタウンハウスのフロア・プラン。上下の移動が多い作りの割に、エレベーターが無いのは昨今のバイヤーに嫌われるポイント。
売買契約の内容は不明であるものの、23コーネリア・ストリートのように建物に併せた特注の家具や カーペットが多いインテリアの場合、その全てが込みで値段がつけがつけられたり、買い取られるケースが殆ど。 というのも家具というのは、中古品である限りはよほどの価値あるアンティークでない限り、 大した価格で売れることはないためで、どんなにお金をかけてデコレートしても 物件を売りに出す際には それが買値に反映されないのが厳しい現実となっています。


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