" Fatal Chopper Crash on East River"
マンハッタンのイースト・リバーにヘリコプターが墜落!
5人の死者を出した惨事の意外な原因とは?

Published on 3/12/2018 


3月11日、日曜午後7時前にイースト・リバーに墜落したのがパイロットと 乗客、乗員5人を乗せたヘリコプター。
同ヘリコプターが自由の女神の上空を飛ぶ 様子は、プロのフォト・ジャーナリスト、アレックス・シルバーマンによって捉えられており(写真上)、 マンハッタンを北上する最中に起こったエンジントラブルによって墜落。 ニュ―ジャージーのヘリポートを飛び立って、僅か11分後の出来事であったという。
この墜落事故の唯一の生存者は、パイロットのリチャード・ヴァンス(33歳)で、 彼以外の乗員、乗客5人は全員が死亡。
彼は事件原因の取り調べに対して、「乗客の荷物のストラップが 燃料遮断レバーに引っかかり、それが引かれてしまったために、 エンジンの稼働がストップしたのでは」という可能性を示唆しているものの、捜査に当たっている専門家はその可能性は低いという見解を示しています。。
以下は、CBSニュースが編集したその墜落の模様を捉えた映像です。





死亡したのは、ビデオ・ジャーナリストのトレヴァー・カディガン(26歳、写真中央フロント)と、 彼の長年の友人で、彼を訪ねてダラスからやって来たダラス消防局員、ブライアン・マクダニエル(26歳、写真中央の後)。 そしてアルゼンチンからの旅行者、カーラ・ヴァレホス・ブランコ(29歳)、 ヘリコプター会社のクルーであるダニエル・トンプソン(34歳)とトリスタン・ヒル(29歳)の5人。
トレヴァー・カディガンは昨年10月からニューヨークに住み始めたばかりで、 ビジネス・インサイダー誌のインターンをするビデオ・ジャーナリスト。 このヘリコプター・フライトは、彼のプライベートなビデオ撮影の目的でチャーターされたもので、 恐らく自分に会いにやって来た 友人の観光目的も兼ねたものと思われるのだった。
そのトレヴァー・カディガンが ニュージャージーのヘリ・ポートを飛び立つ際に 撮影したのが 写真上中央の様子を捉えたビデオ。 彼とブライアンがエキサイトする様子を捉えたビデオがソーシャル・メディアにポストされた後に、 ヘリコプターが夕陽で紫に染まったマンハッタンの空に向けて飛び立ち、彼らが自由の女神を望む絶景を 眺めたであろう直後に、彼らが耳にしたのが パイロットによる”Mayday コール”。 それは、ラガーディア空港の管制塔に エンジン・トラブルをレポートするものなのだった。




ヘリコプターは、写真上の飛行経路をたどって、マンハッタンのイースト・リバーの90丁目付近に墜落。 墜落時の速度は、時速8〜16キロという低速で、39度の角度で水面に墜落。 墜落時の衝撃はさほどなかったことが見込まれるものの、目撃者の証言では あっという間に機体が水中に沈んでいったとのこと。
そして程なく 黄色い救命具と思しきものと一緒に浮き上がってきたのがパイロットで、 彼は直ぐに沿岸警備隊によって救出されたという。
したがって他の搭乗者も助かって然るべき、おそらく墜落時は全員に意識があったことが見込まれるけれど、 にも関わら乗員、乗客が死亡した原因は、彼らに特別なストラップが装着されていたため。 そのせいで 沈んでいくヘリコプターの機体からの脱出が不可能であったことがレポートされているのだった。
実際にそのストラップは、FDNYのダイバー・チームによる彼らの救出作業さえをも手間取らせたことが伝えられるもの。 では何故 乗員乗客が そんな脱出不可能なほど厳重なストラップを装着していたかと言えば、機体の扉が開いた状態で、 身体を乗り出して景色を眺めたり、写真やビデオを撮影する際に身の安全を確保するためで、 通常のシートベルト以外に、セイフティ・ハーネスと呼ばれる安全ストラップを装着するのは ヘリコプターの乗員乗客にはマストと言われる安全措置。
救出現場では 5人のうちの2人が遺体で収容され、 残り3人は 救出後に直ぐに病院に運ばれたものの、3人とも息を引き取ったことが伝えられているのだった。






今回墜落したヘリコプターがチャーターされたのは、過去30年に渡ってヘリサービスを提供してきた ニュージャージーのリバティ・ヘリコプターズで、そのウェブサイトで「最も安全で、経験あるヘリサービス」を謳っているものの、 実は事故は今回で3度目。1度目は2007年6月で、その際にはマンハッタンの反対側のハドソン・リバーに墜落したものの、乗客7人は全員救出されているのだった。 しかしながら2度目の2009年8月には、小型飛行機との衝突事故をやはりハドソン川上空で起こしており、この時は9人の死者を出しているとのこと。
航空保安局は今回の事故の捜査が終了するまで、リバティ・ヘリコプターズの営業ライセンスを停止処分にしていることが伝えられるのだった。

この惨事によって、当然のことながらビジネスに打撃を受けると思われる のが、旅行者の観光目的、 及びハンプトンに 車の渋滞無しに 出掛けたいと考えるリッチなニューヨーカー に交通手段を提供するのヘリサーヴィスの会社。 5月末のメモリアルデイ・ウィークエンド以降に特に増えるのが3時間の運転を避けて、 僅か30分でハンプトンに出掛けようというニューヨーカー 。 プライベート・チャーター機は片道50万円以上の費用が掛かるものの、スケジュール・フライトであれば片道8万5000円程度で チケットが購入できるとあって、ここ数年人気が急上昇していたのだった。
一方の旅行者は20分のフライトに約200ドル前後を支払うというのが マンハッタンのヘリコプター・ツアーで、 死者が出るような事故が起こるとは、少なくともこれまではあまり考えられてこなかったもの。
事件を受けて大手のヘリサービスは、自社の安全性をアピールするコメントを行っているものの、 厳重な安全措置であるセイフティ・ハーネスが今回墜落事故を死亡事故にしたのは紛れもない事実なのだった。


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