ソーシャル・メディアで人気のオプティカル・イルージョン(目の錯覚)
色、光、角度、環境、等で脳の認識を攪乱させる話題の10例をご紹介
Published on 8/3/2023

ソーシャル・メディアで常に取り上げられるトピックの1つがオプティカル・イルージョン(目の錯覚)。
脳が色、光、環境など、ビジュアルの要素をどう認識するかで、止まっているものが動いて見えたり、
サイズが異なって見えたり、そこにあるものが見えなかったり、色が変わって見えたり、
もしくは見る人によって画像から異なるイメージが見えたりというのがオプティカル・イルージョンの醍醐味で、
これは人間の視覚や脳を攪乱を計算したトリックのような要素があるだけに、世代を超えてアピールする興味深いトピック。
以下でご紹介するのは、そんなソーシャル・メディア上で特に人気で頻繁に取り上げられるオプティカル・イルージョン10例。
いずれも人間の視覚の限界を感じさせたり、脳による先入観を反省させられるなど、興味深いものばかり。
疲れ目の時にはお薦め出来ないビジュアルもありますが、精神が疲れた時には
脳を刺激してくれるのもオプティカル・イルージョンのトリックです。
ハーマン・グリッド・イルージョン

オプティカル・イルージョンの中では極めて有名なハーマン・グリッド・イルージョン。これは1870年に物理学者ルドマー・ハーマンによって発見されたもので、
画像を見つめているうちに、格子柄の中のサークルの色が白からグレーに変るというもの。
悪魔のフォーク?

上のビジュアルは1964年にD.H.シュスターによってクリエイトされた”デヴィルズ・ターニング・フォーク”と呼ばれるもの。
3本の突起があるように見えるものの、上部は2つに別れているだけで、ユークリッド幾何学の法則に違反するたことから、これは実在があり得ない物体。
眺めているうちに頭が混乱してくるビジュアルです。
二オス・イルージョン、何故か消えてしまう黒いドット

オプティカル・イルージョンには人間の視力や神経の限界を計算して考案されたものが多いですが、ソーシャル・メディアで頻繁に取り上げられるのが二オス・イルージョン。
上のグレーの模様には合計で12個の黒いドットがあしらわれていますが、何故かぞれを一度に眺めることが出来ないので、総数がなかなか数えらられないのがこの画像です。
人間の視力では1回に3〜4つのドットをしか見えないのが通常。
My Wife and My Mother in Law / 妻と義母

1915年にイギリス人カートゥー二ストによって描かれた、世界で最も有名と言われるオープティカル・イルージョン。
パッと見た印象が 後ろを振り返っている”妻=若い女性”に見える人と、横を向いた”義母=年老いた女性”に見える人に別れるイラスト。(年老いた女性の横顔は、若い女性の耳が目、
顎のラインが鼻、首のチョーカーが唇、毛皮の間から見えるデコルテが前に張り出した顎として捉えると見えてきます。)
オーストラリアのリサーチャーが年齢別に400人にこのイラストの見え方をリサーチしたところ、年齢が若い人程若い女性が見えて、年齢を重ねた人ほど年老いた女性が最初に見えたというデータが得られています。

画像に隠されているのは?

上のビジュアルのブラック&ホワイトのストライプには、あるスケッチが隠されていますが、それを薄っすら感じることが出来ても、
それがはっきり見える人は少ないもの。
でも頭を左右に振りながら眺めると、途端に隠されたスケッチがクリアに見えてきます。
グレーのドットがやがて…

上もソーシャル・メディアで人気のオプティカル・イルージョンのGIF。中心のクロスを凝視しているうちに、やがてドットのサークルのカラーが緑色に変わって来て、
最後にはドットが消えてしまうという人間の視覚や残像を用いたイルージョン。
重力に逆らって滑り台を上がるボール
オプティマル・イルージョンの定番である角度で錯乱させるトリック。3Dプリンターで作ったスライド(滑り台)が見事にニュートンの法則に逆らうシルバー・ボールを演出しています。
波打つドット

上のドットをあしらったビジュアルは、眺めているとやがて 旗のように波を打っているモーションが見て取れるはず。ドットの周りのブラック&ホワイトのエッジと
ピンクとイエロー・グリーンという補色のコンビネーションが生み出すイルージョン。
スピニング・ダンサー

インターネット上で長く人気を博しているのが、ダンサーがスピンする画像のGIF。
視点を変えると、ダンサーが右にスピンをしたり、左にスピンをしたりするように 向きを変える不思議さで常に話題になるイルージョンです。
ヴァン・ゴッホの代表作がムービング・イメージに

夜空に三日月と星が輝く様子が渦巻く筆のタッチで描かれた 「Starry Night/星月夜」は、ゴッホの代表作。
英語の解説にもある通り、上のブラック&ホワイトの渦巻くサークルの画像を30秒凝視してから「月星夜」に目を向けると、ゴッホの名作が動き始めます。


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