Calculation Catastrophes From People Just Can't Do the Math
ソーシャル・メディアから広告、価格提示まで...、計算しない、出来ない、勘違いする人々が見せる、
独創的かつクリエイティブな数字と計算の大間違い

Published on 3/2/2023


2022年に発表されたリサーチ結果によれば、計算力に優れ、数字絡みの業務や作業を厭わない 数値能力が高い人ほど 収入レベルが高くなり、 生活水準や経済レベルに対する満足度が高くなるとのこと。 また偏差値が高い人々ほど 自然に備わった計算力が高いとも言われますが、 その計算力は 短期的には疲労や睡眠不足、体調不良が原因で、長期的には老化が原因であっさり衰えることも指摘されるもの。
また計算が苦手な人ほど、簡単な計算を怠けたり、数字を見た印象だけで判断する傾向にあり、 たとえ潜在的でも 数字に対する苦手意識や 怠け心がある人は、数値能力が高い人に比べて 一生を通じて30%以上の無駄なお金を支払っているという指摘もあるほど。
特に2020年から始まり、この先200年続く風の時代には 「数字の勘違いや計算間違いによる失敗」は注意すべきポイントの1つ。 「あの時何故こんな判断をしたのか?」とチェックすると、数字を見間違えた早とちりだった というようなミスが起こりやすくなると言われます。

ここにご紹介するのは、ウォルマートの店内からソーシャル・メディア・ポスト、広告に至るまで、日常の様々なところに見られる 数字の間違い例。 簡単な計算間違いから、不注意、勘違いなど、原因は様々ですが、 企業広告やプレゼンテーションなど、複数の人間がチェックしていて当然の状況での ミスが決して少なくないことが見て取れるもの。
簡単に気が付く数字のミスは、間違えた側の不注意さや露呈するものですが、物の値段に関するミスについては、多くの場合、 それに気づかなければ 間違えた側に 余計なお金を払うことになるので、日頃から数字を比較、検証する習慣は大切と言えそうです。



写真上は 全米で展開するジムのチェーン、”プラネット・フィットネス” のメンバーシップ・フィー。 「1ヵ月10ドル Or 18ヵ月199ドル」、1年半分纏めて購入するとお値段が10%以上アップ。


写真上は Dr.ペッパー・テン のラベルの間違い。8オンスで10カロリーなので、20オンス入りボトルなら 25カロリーであるはずのところ、 「20 Calories per Bottle」の表示が...。


写真上は ウォルマートのセール価格表示。ウォルマートと言えば常に店内で値引きが行われていますが、従業員が多忙なせいか 頻繁に間違いが指摘されるのが その価格表示。写真のように 値引き前の価格の方が 安いというミスが一般的のようです。


レンタル・フィーを払い続けるうちにアイパッドが購入できる Rent-to-Ownのプログラム。 お得感のあるチープなプレゼンテーションながらも、支払いを終えると アイパッドを 1949.22ドルで購入することに…。(現在のアイパッド価格は400〜800ドル程度)
計算間違いの広告なのか、計算が出来ない人を騙そうとしているのかは不明です。


CNNのアンケート調査結果。 スコットランドは独立すべきか? No: 52%、 Yes 58%、 合計110%



「今日がティーンエイジャー最後の日、二十歳になるっていうことは 4分の1世紀も生きてきたことになる」


「我々のオペレーティング・バジェットの3分の1が ファイナンシャル・エイドに支払われています」というプレゼンテーションですが。 円グラフのイエロー部分の20ミリオンがファイナンシャル・エイド。 プレゼンテーションの数値が正しいのであれば、円グラフのイエローの部分が90度ではなく、120度のアングルになるはず。 円グラフが正しければオペレーション・バジェットは 80ミリオンで、 そのうちのファイナンシャルエイドは4分の1。


「ブリトーが2つで4ドル、1つで1.69ドル」というチェーン・レストランの時間制限セールの プロモーション。実はこの広告は「2 for $3」だったセールを 後日値上げしたものでしたが、 人間は桁数の多い数字に苦手意識があるせいか、それとも差額が少額のせいか、下に書いてある 1個分のお値段を気に留める人は少なく、 店側もブリトー2個セットが売れていたので 間違いに気付かなかったとのこと。


ちょっと長いポストですが要約すると、このツイートをした人物は レストランの会計 $47.20を $100札で払い、 小銭の持ち合わせが無い店側から受け取ったのは 本来のお釣りより20セント多い 53ドル。しかし計算ミスで お釣りは$53.80だと思い込んでいたこの人物は 「80セント(のオーバーチャージ)で自分が困る訳じゃない。でも現金で払うお客から こうやって 少しずつピンはねをし続けたら 店は年間でかなりの金額を不当に着服することになる」という 正義の宣言と共に 100ドル札を取り戻して クレジット・カードで支払ったエピソードを披露。
しかし返信コメントの通り、計算に疎かったことを披露しただけに終わっています。


「2ドルのデポジット、クォーター(25セント硬貨) 7枚」 のサイン。 もちろん $0.25 x 7 = $1.75 でクォーターが1枚足りません。


こちらも上と同じく クォーター(25セント硬貨)の勘違い。 「1年間、毎日クォーターを貯金したら $9125ドルになる」 という ポストに対して、「1日1ドルの貯金でも$365でしょ、そのクォーターって、リミテッド・エディション(プレミアム付き)か何か?」 というユーモラスな返信。
ちなみに1年間に$9125ドルを貯金するには、毎日100枚のクォーター($25分)、1年分の合計で 3万6500枚のクォーターを貯める必要があります。



写真上は6.99ドルの20%オフが 7ドル というコピー用紙のセールの値札。 ちなみに、この値札の間違えをした ラディオ・シャークというストアは 前述のウォルマートとは正反対に、「お客が入っているのを見たことが無い」と言われるチェーン店。 店が忙しくても、暇でも、この類の間違いは頻繁に起こるようです。

スモアスティックのお値段が 「2つで5ドル、1つで75セント」。2つ買うと値段が3倍以上になる訳ですが、 この間違いについて ソーシャル・メディアで 話題になったのは、果たして 本当の単価がいくらであったのかという点で 「2.75ドルでは?」という回答が有力でした。


マイナス金利があり得るご時世なので 130%オフで、来店客にお金を支払ってまで 商品を引き取ってもらうケースもあり得るかも…?


左側はストアの値札。129ドルだった商品が99ドルになったセールなので 「Save $30」は正解ですが、その上に書いてある ”1/2 Price” であるとすれば、 お値段は $64.5 ドルであるはず...。
右側は「50% オフか、半額がどちらか安い方」というクーポン。中には「価格÷2」と「価格×50%」を比べても、 どちらかが安い訳ではないので 「割引ナシ という意味?」というリアクションも聞かれていました。


「2020年に生まれた人間が80歳になった時は、西暦3000だ。That's Wild」
一部には 深く考えずに読んで すんなり内容に納得した人も居たようですが、 2020 + 80 = 2100。 900年足りません。


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