June Week 2, 2023
“Top 10 Foods I Had in Japan”
一時帰国中に気に入った日本のフード Top 10


私は5月に年に一度の一時帰国をしたけれど、日本に限らず旅行の一番の楽しみと言えばフード。
でも日本への一時帰国の場合、出来るだけ多くの友達に効率良く会うために同窓会等を開催して大勢で集まるケースが多く、 そうすると話に夢中になってしまうので、料理の味など覚えていないだけでなく、レストランの名前さえ覚えていないこともしばしば。 今回の一時帰国もご多分に漏れずで、レストランの味をはっきり覚えているのは両親と出掛けたお寿司屋だけ。
そんな状態なのでNYの日本人、アメリカ人の友人に東京のお薦めレストランを尋ねられると 答えに困ってしまうのが常。 でも今回の帰国は、過去数週間に渡ってYouTubeで美味しいベーカリーやスウィーツ、お取り寄せフードの特集ビデオを観ていたこともあり、 例年になく 積極的にトライしたのがビデオやブログに登場していたグルメ・フードの数々。
ここでは私が一時帰国中に レストラン以外で味わったフードの中から、お気に入りトップ10を順不同でご紹介させて頂きます。




今回の一時帰国では銀座エリアのホテルに泊まったので、YouTubeのビデオに紹介されているグルメ・フードへのアクセスは抜群。
日本に到着した翌日に両親宅へのお土産と、私の好奇心を満たす目的を兼ねて購入したのが高級食パン。パン好きを自負するものの、未だ日本の高級食パンを食べたことが無かった私が 先ず購入したのが 銀座の有名店の2斤で1000円、焼き上がりから3時間経たないと切り分けてはいけないという食パン。 この食パンは 多くのYouTuberが解説する通り、もっちりして美味しかったけれど、今回の一時帰国での私にとってのパンのヒットは、ギンザ・シックス地下2階の ヴィエノワズリー ジャン・フランソワのクロワッサンとメロンパン。
クロワッサンは外側のレイヤー5層くらいがパリパリしていて、バターの風味が贅沢に感じられて、一緒に味わった両親も大喜びの美味しさ。 そして複数のYouTuberやブロガーが薦めていたフレンチ・トースト、クイニー・アマンもトライしたけれど、私が気に入ったのは販売数10万個を突破したというメロンパン。 甘さが控えめで、翌日でもふんわり、もっちりの食感で、クロワッサンと共に滞在中に3回も朝食としてリピートしてしまったのだった。
写真上右から2番目は大宰府えどやの梅の実ひじきで、YouTubeやグルメ・ブログで評判だったご飯のおとも。最初に味わった時は 想像していた味とのギャップがあったけれど、 その後 自作の角切り大根の浅漬けと一緒に味わった時には、止まらないほどのヤミツキ状態になってしまったもの。
そして写真上一番右は千疋屋のバナナ オムレット。これは子供の頃に味わっていたノスタルジーから、今回の一時帰国で必ず食べようと思っていたもの。 生クリームとスポンジが非常に軽くて、バナナもさすが千疋屋と思えるコンディション。私にとっては永遠のクラシックと言える昭和の洋菓子なのだった。
梅の実ひじきもバナナオムレットも銀座三越で調達可能で、今回はアメリカに持って帰るお土産も全て銀座三越で調達するほど、食料品街に何度も通っていたのだった。




写真上左は、先週のアドバイスのコーナーでも少し触れた伊勢の赤福本店の赤福。伊勢神宮参拝後の朝食として味わったけれど、 あんこの軽くて上品な甘さとフレッシュなお餅が、一緒に出されたほうじ茶と絶妙にマッチ。ちなみにほうじ茶はお土産としても購入してきたのだった。
中央は、今回の一時帰国最後の夜に両親と味わった 近江牛専門店かねきちの とろ生ロースト・ビーフ。 実は私は昨年末から日本のお取り寄せに凝っていて、現在の為替レートに加えて、アメリカとの物価の違いも手伝って 極めて割安に日本の両親にプレゼント出来るのが日本のお取り寄せグルメ。 そこで一時帰国をした際に私が食べたい物の味見をしてもらう目的を兼ねて、過去数ヵ月に渡って両親宅にお取り寄せフードを送付していたけれど、 私の日本滞在中に取り寄せたアイテムの1つが とろ生ロースト・ビーフ。牛刺しのように 生姜醤油で味わう和風感覚のロースト・ビーフは、 脂ののり方から 肉の味わいまで文句なしで、またオーダーしたいと思った一品。
写真上右は、NYがオリジナルで 今では日本で複数店舗の展開をしているシティ・ベーカリーのレモンパイ。 シティ・ベーカリーは1990年代から私のお気に入りで、ここのプレッツェル・クロワッサンとホットチョコレートについては何度もCUBE New Yorkに書いてきたけれど、 暫し出掛けていなかったこともあり、「日本のチェーンのお手並み拝見」と思って出掛けたのが東急プラザ銀座店。 私の知る限りNYのメニューにはレモンパイが無いので、トライしてみたところレモン・クリームの適度な酸味と若干の苦み、そして甘さのバランスが優秀。 個人的にはあと少しだけメレンゲの層が厚ければベストだと思ったけれど、少しお腹が空いたコーヒータイムにはパーフェクトな美味しさなのだった。




写真上一番左は、私が日本に一時帰国する度に 何となく商品ラインナップをチェックしている成城石井のマンゴー・プリン。 パッションフルーツのゼリーにマンゴーの果肉、マンゴープリンという3層構造で、ボリュームと言い、味わいと言い、これで300円台というのはアメリカの感覚ではあり得ないバーゲン。
そのお隣はやはり成城石井で販売されていた「うにのようなビヨンドとうふ」。フレンチ・レストランで時折見かける”ウニのフラン”の豆腐版という感じで、 一緒に味わった両親も「面白い!」と大喜び。豆腐という食材の可能性の無限ぶりを実感したプロダクト。
写真上右から2番目は、花山うどんの鬼ひもかわ。 実はこれは日本で味わう時間が無くて、NYにお土産として持ち帰ってから食したけれど、茹でると幅5cm近くになる ひもかわうどんは、 なめらかなコシがあって、さすがにうどんコンテストで3年連続グランプリを受賞した優秀さ。 これを買いに銀座店に出掛けたのは 土曜日のお昼で雨が降っていたけれど、にも関わらず若い人達が行列を作っていたのにはビックリ。 購入は待たずに出来たので、2種類のたれ付きのセットをお土産用を含めて購入。 茹でる時はうどんが くっつかないように1枚ずつ入れるのがポイントで、私は深めのフライパンで茹でたけれど、これは大正解と言えたのだった。
ということで既に10点のご紹介が終わったけれど、1つ付け加えるとしたら 林屋新兵衛の抹茶葛ねり(写真上右)。 これはお取り寄せネットのYouTubeビデオで紹介されていたのを観て、興味を持っていたスウィーツ。 日比谷店に歩いてアクセス出来たので、購入してみたけれど、プルプルした食感で何とも言えない上品な味わい。 でも上品過ぎて 若干味にパンチが無かったのは私の両親も指摘していた点で、「食感が心地好いだけに残念!」と思ってしまったのだった。

これら以外では今回、生まれて初めて築地の場外市場に出掛けたところ、外国人旅行者並みに楽しんでしまい、 だんだん自分が外国人になってきている感覚を味わったけれど、日本には美味しい物が沢山あるのは紛れもない事実。
NYでは1日1食の私が、日本では1日3食を食べていても、頻繁に空腹感に襲われるのは毎年のこと。 当然のことながら一時帰国後は体重が増えるので、今は これらの美味しかったフードの思い出に浸りながらダイエットの真っ最中なのだった。

執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。 Eコマース、ウェブサイト運営と共に、個人と企業に対する カルチャー&イメージ・コンサルテーション、ビジネス・インキュベーションを行う。
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