Nov Week 2, 2025
Anti Filler Lip Products
フィラー要らずの唇若返りプロダクト


少し前に久々にメディアに登場したアンジェリーナ・ジョリーの顔を見て少々驚いたのが、 元々ボリュームのあるリップの持主であった彼女でさえ、明らかにヒアルロン酸を注入した唇になっていたこと。 そして その唇のせいで作り物っぽい老け顔になっていたことで、他は50歳という実年齢を感じさせない若さを保っていただけに、 改めて唇が 顔の印象を左右する重要なパーツであることを思い知ったのだった。
唇にフィラーを注入するのは、生まれつき唇が薄い場合もあるけれど、多くは年齢と共に唇が薄くなり、それに伴って出来たシワを 伸ばして、ふっくらした若々しい唇を手に入れようとする人々。最初の2~3回は上手く行くことがあっても、回を重ねるに連れて、 不自然になって行くのが 唇に限らず、あらゆるパーツに注入するフィラーの宿命なのだった。




その理由は、老化によってハリと弾力が衰えた唇や肌にフィラーを入れると、その状態で唇や肌が伸びきってしまい、 フィラーの成分が分解されて効力を失った時に空気が抜けた風船のように以前よりシワやたるみが悪化するため。 それを補うために更なるフィラーを注入すると、シワやたるみが更に悪化するという悪循環のループに陥り、何度も続けるうちに顔がどんどん不自然になって行くのが典型的なシナリオなのだった。
それとは別に私は少し前に3日間の緊急入院することになってしまったけれど、 入院2日目に脱水症状に陥った私に起こったのが、顔や身体の肌には変化がないのに、唇だけが猛然と乾いて、唇の皮が大きなサイズでボロボロ剥がれ落ちる状況。 ふと考えれば唇には毛穴が無い分、皮脂の分泌も無い訳だけれど、ある美容整形医によれば 唇はリップカラーやリップバームの残留物、食べ物や飲み物の付着、それら全てに含まれるケミカルやバクテリアの影響で 早く老化してしかるべきパーツと見なされているのだった。
ちなみに近年では、唇に関する人々の意識に変化が起こっているようで、 フィラーを注入した不自然に分厚い唇の著名人やインフルエンサーが溢れた結果、 かつての「唇は厚めで、ふっくらした方がセクシー」という意識が、今では「唇はナチュラルで小さ目の方が若々しい」という考えにシフト。 「作り物よりナチュラル・ルッキング」を好む傾向は、顔だけでなくボディ・パーツにも広がりつつあるのだった。






ところで入院中に唇が荒れてしまった私が、その復活のために使用したのが スカーレット・ジョハンソンがパートナーになっている新しいスキンケア・ブランド、「The Out Set / ジ・アウトセット」 のボタニカル・バリア・レスキュー・バーム(写真上一番右)。これは10種類のオイルをブレンドした多目的バームで、アイバームとしても、顔&身体のドライスキンにも使用できるプロダクト。 スカーレット・ジョハンソンは、これをナチュラル・ハイライターや、髪の毛を纏める目的でも使用しているとのことで、私も日中の唇のケアと、爪の手入れに愛用中。 ジ・アウトセットはビューティー・スペシャリストの間で非常に高く評価されていて、特にセラムとレスキュー・バームが人気なのだった。
加えて夜のトリートメント用に、先週から使い始めたのがワン・スキンのOS-01 リップ・マスク。 これは金属のアプリケーターが付いたコンパクト容器に収められていて、8時間の保湿効果に加えて、エラスティンの生成が133%アップするという驚きの臨床結果。 薄い唇のボリュームアップ、シワ改善、テクスチャー若返りなど、唇のアンチエイジング全般に対応した優れもの。 日中にアプライするサンスクリーンも同時に登場しているけれど、OS-01 のドクターによれば 唇の老化やボリュームの低下は、保湿や日焼け止めによる皮膚ダメージの回避だけでは防ぐことが出来ず、 骨吸収、筋肉の減少、脂肪の再分配等が複雑に絡んだ問題。
唇の血色には心臓血管の健康が影響し、定期的な有酸素運動、禁煙、アルコールの制限によって毛細血管密度を維持し、酸素を豊富に循環させることが大切。 唇のボリュームについては加齢に伴う皮下脂肪の再分配や骨密度低下に伴って失われて行くので、タンパク質を豊富に含む食事を心掛けるのはマスト。 さらに軽いマッサージで血行やリンパを流した上で、老化をリバースする唯一のペプチド、OS-01を配合したリップ・マスクでトリートメントをすれば、エイジング知らずのリップがようやく実現するとのこと。 逆に唇に手を抜くと、唇の周りの皮膚や骨、筋肉、毛細血管に至るまでが 劣化の連鎖を起こすので、顔全体の印象が大きく老け込むのは避けられない運命。
40代前半までは目の周りのシワやたるみが気になるものだけれど、それ以降になると 年齢より若いルックスの鍵を握るのは 断然唇と髪の毛なのだった。

執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。 Eコマース、ウェブサイト運営と共に、個人と企業に対する カルチャー&イメージ・コンサルテーション、ビジネス・インキュベーションを行う。
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