The Diet of 2016 Rio Olympic Athletes

リオ・オリンピック・アスリート達のダイエット
種目別 4人のスター・アスリートの食生活にフォーカス!



オリンピックを前後して、必ず注目を集めるのがオリンピアンのダイエット。
オリンピアンは、種目にもよりますが1週間30時間前後のトレーニングをするため、 食べて直ぐにエネルギーに替わる炭水化物を 通常の人より多めに摂取するもの。
かつては、炭水化物60%、たんぱく質30%、脂肪分10%が典型的なオリンピアンのカロリー配分でしたが、今やそれは時代遅れ。 より筋肉質な強いボディを構築するためのたんぱく質、エネルギー持続のための脂肪分を増やして、炭水化物減らすのがモダンな アスリート・ダイエットとなっています。

そんなオリンピアン・ダイエットで、これまで最もパブリシティを獲得したのは マイケル・フェルプスが22歳だった、 2008年北京オリンピックの際の 彼の1万2000カロリーのダイエット。 普通の成人男性に奨励される1日のカロリーの約5倍を摂取していた 彼の1日の 食事は以下のようなもの。

朝食 :
エッグ&チーズ・サンドウィッチ 3切れ、コーヒー2杯、卵5つを使ったオムレツ、ボール1杯のグリッツ、 パウダー・シュガーをかけたフレンチ・トースト 3枚、チョコレートチップ・パンケーキ 3枚。

ランチ:
パスタ約450グラム、大判ハム&チーズ・サンドウィッチ2切れ 1000カロリー分のエナジー・ドリンク。

ディナー:
パスタ約450グラム、大判ピザ1枚、1000カロリー分のエナジー・ドリンク。


そのマイケル・フェルプスも、前回のロンドン大会で 既にその摂取カロリーを大幅に落として、 今回のリオ大会では 他のオリンピアンの平均よりも摂取カロリーが少なくなり、 その内容も糖分が大幅に減って、遥かにヘルシーな食事。
北京大会当時は、「トレーニングで燃やすカロリーと、筋肉のリカバリーのために食べ続けていた」と語っていた彼ですが、 実際には人間の身体は、エネルギーと筋肉のリカバリーだけでなく、食べ物の栄養分を消化&吸収しながら、 皮膚や髪の毛、爪、骨、血液、神経、粘膜、細胞、皮下脂肪など、 身体のありとあらゆる組成を新たに構築しなければなりませんが、成人のエネルギーの70%が費やされているのがその消化、吸収、組成のプロセス。 そして、そのスピードはたとえオリンピアンでも年齢と共にスローダウンしていくもの。
このため現在のマイケル・フェルプスは摂取カロリーを増やすよりも、カロリー当りに含まれる栄養価が高いフードに切り替えて 、 1日の摂取カロリーを大幅に減らすことにより、身体にかかる消化&吸収の負担を軽減させるダイエットに切り替わっています。 その結果、彼のダイエットから糖分や、ピザ、パスタが消えて、代わりにロースト・チキンや野菜、ホール・グレインが加わっています。

以下は、そんなリオ・オリンピックのためのトレーニング中のアスリート・ダイエットの中でも、 マイケル・フェルプス、ウサイン・ボルト、ガビー・ダグラス、アシュトン・イートンという出場種目が異なる4人にフォーカスして、 それぞれの朝食、ランチ、ディナー&スナックという典型的な食生活をご紹介します。














前回、2012年のロンドン大会の際には、24時間オープンの選手村カフェテリアで、 食パンが約5万斤、牛乳が7万5000リットル、330トンのフルーツが消費され、期間中に120万食の 食事がサーブされたとのことですが、 そのロンドン大会には205カ国から1万700人のアスリートが参加していたので、 単純計算をすればアスリート1人当り112食。この食事の数には、スポンサーである マクドナルドでサーブされた食事の量が含まれていないことを思うと、 オリンピアンにとって 「食べることもトレーニングのうち」という事実を痛感することができます。
またオリンピアンにとって食事と同じくらいに大切なのが、水分を取ること。 トレーニング中はもちろんのこと、それ以外の時でも、喉が渇く前に水分を補給する習慣がつけられています。




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Rio Opening Ceremony Uniform Q & Adv, Yoko Akiyama, 秋山曜子, Northern Food Hall

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