Mar. Week 4, 2021
”My Quarantine Must Haves”
私の自主隔離マストハブ・グッズ


私が過去約1ヵ月を過ごしていたのが日本。 コロナウィルスの緊急事態が発令されている時期の日本にあえて一時帰国をしたのは、帰国しなければならない事情があったためで、 入国の翌日から14日間は当然のことながら自主隔離。 自主隔離は自宅、マンスリー・マンション、もしくはホテルで行うもので、空港から隔離先まではタクシーを含む公共交通機関の使用が許されないことから、 移動手段は自家用車、ハイヤー、もしくは空港からホテルへの送迎バスのみ。
私の場合、空港近くのホテルに2週間滞在することにしたけれど、 滞在中はランドリーの使用、及び朝食時のレストラン利用が許されず、義務付けられているのがフロントで毎日検温をしてそれを用紙に記入すること、 毎朝11時に厚生労働省が送付してくる発熱、体調を尋ねるアンケート調査に午後2時までに回答すること。 ちなみに厚生労働省のアンケート調査は、日本でLINEを登録している人はLINEを通じて行われるけれど、 私のようにアメリカのスマートフォンでラインを登録している場合はEメールを通じたアンケート調査になるのだった。




知人の何人かがパンデミックが始まった直後の2020年春に日本に帰国をしたけれど、その時の自主隔離は14日間 外に出ることが許されず、 ホテルも政府が指定したところのみの滞在。14日間の食事は ホテルから提供されるものを食べ続けるか、そうでない場合はチェックイン前にコンビニで買い貯めした食糧とUberEatsなどのデリバリーで凌ぐしかなかったのが当時。
でも現在は幸い食糧の買い出し程度の外出が許可されているのだった。
私の場合一番心配していたのがコーヒーで、コーヒーばかりは1日2回は自分が納得できる味のものを飲まないと 精神的に満たされないだけでなく、朝のコーヒーは便通にも影響を及ぼすもの。 そこで私がNYから持参したのが自分のお気に入りのコーヒー豆と写真上右のステンレス・スティール製のフレンチプレス・コーヒーカップ。 この容器でコーヒーを作って、そのまま飲める上に保温もしっかりしてくれるという便利で優秀なプロダクト。 そのお陰でいつもと同じコーヒーを隔離期間中も味わうことが出来たけれど、ホテルの周囲にはスターバックスを含むカフェというものが皆無だったので、これが無かったら私は隔離生活を サバイブ出来なかったとさえ思っているのだった。

自主隔離中の私は ホテルから片道2キロほどの大型スーパーまでランニングを兼ねて食糧の買い出しに出掛けるのが日課。 ホテルの部屋にはキッチンは無いものの冷蔵庫はあるので、購入したお惣菜やお刺身などを2~3日分に分けて工夫して組み合わせることによって、 コンビニ・フードやデリバリーに一切頼らず、かなりまともな食事をすることが出来たのだった。 でも大手スーパーはコンビニと違ってお箸やプラスティックのカトラリーをつけてくれないので 持参して大成功だったのが 写真上左のトラベル用のカトラリーセット。 そもそも「プラスティックのカトラリーで食事をすると味が落ちる」と考える私にとって このセットもライフセイバーで、 特に活躍するケースが多かったのがナイフ。
ふと考えると、アメリカでもパンデミックの影響で これまでならテイクアウトフード店でいくらでも自由に取って来られたプラスティック・カトラリーが、今やフード購入者に袋入りを1組渡すだけ。 ポスト・パンデミックの旅行では たとえ自主隔離の必要が無くてもカトラリーセットが役に立つケースが増えるかもしれないのだった。




自主隔離を含めて約1ヵ月日本に滞在するに当たって、私が事前に心配したことの1つが身体を動かす機会が減って、筋肉が落ちて太り易い体質になったり、 身体が硬くなって肩凝りなどの弊害をもたらすこと。
パンデミックでジムに行けなくなってからというもの、私も多くの人々同様、ヨガマットやダンベルを使ってホーム・エクササイズをしてきたけれど、 さすがに日本にヨガマットやダンベルを持参する訳にはいかず、代わりに持って行ったのが写真上左のパワーバンド。 ゴムを伸縮させる力がダンベルを使用するのと同じ効果をもたらすのがパワーバンドで、やはりダンベルに比べると使い難いし 身体の動きが妨げられるのは仕方がないこと。 でもNYに戻ってから再びダンベル・エクササイズを再開したところ、筋力は全く落ちていなかったので効果は十分に果たしていたのだった。
更にホテルの部屋でヨガをする際に便利だったのが、写真上中央のグリップ・ソックス。よく「ヨガは自分の身体のサイズのスペースさえあれば何処でも出来る」と言われるけれど、 実際にはホテルのカーペットの上でヨガをするのは よほど簡単なポーズでない限りは手足が滑ってしまって不可能。でもグリップ・ソックスを履くとその問題が大きく改善されるのは言うまでもないこと。 グリップ・ソックスにはオープン・トウとクローズ・トウがあるけれど、私はオープン・トウの方が足の指のグリップ力が加わるのと、足の親指を掴むポーズが取れる点でヨガには適していると思うのだった。
また日頃から血行を良くすることが健康に不可欠と考える私が持参して大成功だったのが、 フェイスブラスター。これはボディ・マッサージャーのファッシャ・ブラスターのフェイス用サイズであるけれど、首や肩のマッサージはこのサイズの方がが使い易く、 日本滞在中は全身のマッサージに使用していたのがこのガジェット。旅行中はどうしても 飛行機の長旅や 慣れないベッドで肩が凝ったり、腰が痛くなったりするのので、フェイスブラスターが本当に役に立ってくれるのだった。




自主隔離をして私が意外だったのは、もっとやることが無くてネットフリックスのビデオばかり観ていることになるかと思いきや、 思った以上に忙しかったこと。 ラップトップを置いたデスクの前に何時間も座っている状況はNYに居る時とほぼ同じ。
その慣れないホテルの椅子、及び飛行機のシートに長時間座っている身体の負担を大きく軽減してくれたのが、写真上左のPurpleのシートクッション。 これはハイテク・マットレスで売り上げを大きく伸ばしているPurpleが 長時間の運転やオフィスワークで座りっぱなしの人のために開発したラインのプロダクト。 2つに折り畳めるデザインで、ハンドルが付いた持ち運び用。 滞在1週間目に ホテルのベッドが柔らかすぎて背中が痛くなってしまった時も、これを背中の下に敷いて眠ったところ たった一晩で痛みが消えたので、 如何に椅子やベッドが身体に影響を及ぼすかを実感してしまったのだった。

また自主隔離を始めた私がウィルス感染予防と体調管理のために接取していたのが 写真上右のサプリ、Supper Power/スーパー・パワー。 これはSuper You/スーパー・ユーSuper Beauty/スーパービューティーといった ヒットサプリで知られるMoon Juice/ムーン・ジュースの最新プロダクトで、免疫力を高め、 抗ウィルスへの体内細胞のリアクションを早める働き、免疫力のバランスを保つ働き、ストレスフルな状況でもボディの機能をサポートする働きを持つサプリ。 ピュアでハイクォリティのリポソマルC、ヴィタミンD、レイシ、ジンクが配合されており、 1日3錠を10日間接取する30錠入り。旅行中や多忙でストレスフルな時期、病気ではないけれどイミューン・システムにエクストラ・ブーストが必要な時に摂取するためのプロダクト。 日本滞在中は体調を崩す訳には行かない状況であっただけに、このサプリの摂取は心の安心にも役立ってくれたのだった。
これらのプロダクトのお陰で、驚くほど問題なく 快適に過ごせたのが自主隔離期間。友人の中には「あと3日自主隔離が続いたら頭がおかしくなると思った」という人も居たけれど、 私はそんな苦痛を全く味わうことなく過ごせたのだった。

2020年は全く旅行をしなかったので久々の旅行、それも14日間の自主隔離を含む1ヵ月の長旅であったけれど、 終わってみるとあっという間。 こんな時期なので不安や入国手続きのストレスはあったけれど、旅行をして違う場所に行って異なる地磁気を浴びるのはとても大切なこと。 私は人と比べて決して旅行好きと思ったことは無いけれど、 それでも過去1年の生活があまりにドメスティックだったので、緊急事態宣言下の日本での行動半径は限られていたとは言え、精神的なインパクトが非常に大きな旅行になったのだった。

執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。 Eコマース、ウェブサイト運営と共に、個人と企業に対する カルチャー&イメージ・コンサルテーション、ビジネス・インキュベーションを行う。
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