Star Wars hotel Charges $5,000 to 20,000
For 2day Immersive Voyage Experience

2日間のスペースシップ体験が5000〜2万ドル!
集客に苦しむスターウォーズ・ホテル、その施設、体験 & グルメ・フード

Published on 3/3/2022


2022年3月にフロリダ州オーランドにオープンしたのが、スターウォーズ・ホテルこと ”Star Wars: Galactic Starcruiser / スターウォーズ:ギャラクティック・スタークルーザー”。
このホテルは2泊3日のスケジュールで、地球に居ながらにして外界と隔離されたスペースシップ・トラベルの模擬体型を約束する空間。 2022年5月の段階で、当時のディズニーのCEO、ボブ・チャペックは「ホテルに関する問い合わせが殺到していて、人々の関心の高さには驚くばかり」とコメント。 2022年以内に稼働率100%になるという強気の見込みを語っていましたが、 実際に滞在した人々から酷評される結果になったのが ”スターウォーズ・ホテル” と人々が呼ぶようになった ギャラクティック・スタークルーザー”。
ディズニーは、YouTubeチャンネルとツイッター・アカウントで ”スターウォーズ:ギャラクティック・スタークルーザー” のプロモーション・ビデオを盛んにアップしていましたが、 そのコメント欄に 数えきれないほどのネガティブ・レビューが寄せられることから、 プロモーション・ビデオをソーシャル・メディア上から削除したことが伝えられています。
そんな状態なので、鳴り物入りで登場した”ギャラクティック・スタークルーザー” は予約が埋まらず、2022年10月からは営業日を減らしていることが伝えられ、ディズニーのドル箱ブランド、 「スターウォーズ」としてはあり得ない赤字プロジェクトになっています。





窓が無いホテルに苦情の声



前述のように ”スターウォーズ:ギャラクティック・スタークルーザー”は スペースシップで宇宙旅行を楽しんでいるような隔離型の体験を提供するのがコンセプト。 そのためホテルには窓が無く、地球上である外界と遮断された施設内で2泊3日を過ごすのがその滞在スケジュール。 そのため窓無し空間を嫌う人々から 「刑務所に入れられているような圧迫感」と批判されていたのがそのデザイン。
ホテルの規模は大きく、空間は十分にあるものの 窓が無い空間で1日以上を過ごすのは 人間にとっては かなり苦痛。 実際にアメリカでは多くの州で 窓の無い部屋をベッドルームと見なして不動産をプロモート出来ない規定になっているほど。
そのため、最初は「スターウォーズ」に登場するスペースシップの中で過ごしているような珍しさや、エキサイトメントを楽しんでいても、 それらがは驚くほど速く消え失せてしまうことが指摘されています。

それでも10億ドルを軽く超える大規模なプロジェクトとあって、ステージセットでは味わえないリアルなプレゼンテーションと そこで味わえる体験が決して子供騙しのレベルではないのは言うまでもないこと。
施設内には未来の宇宙旅行を楽しんでいる感覚が味わえるラウンジ、ギフトショップ、ダイニング・ルーム、エンターテイメント・ルーム等、 快適な銀河系宇宙旅行を演出する施設が、完璧に具現化されています。






利用客の最大の苦情、超高額の宿泊料


”スターウォーズ:ギャラクティック・スタークルーザー”の最大の問題点と言われるのは、2泊3日の滞在に5000〜2万ドルをチャージするという 超高額な宿泊料。
その料金には、宿泊料、13ドルのビールと23ドルのカクテル、スターウォーズをテーマにした公式フォト(99ドル相当)、そして スターウォーズ・テーマパークとして大人気を誇っている「Galaxy's Edge/ギャラクシーズ・エッジ」のツアー料金が含まれているとのこと。
ちなみに「ギャラクシーズ・エッジ」は2019年にハリソン・フォードを始めとするオリジナル・キャスト・メンバーを迎えてオープンし、実物大のミレニアル・ファルコンをフィーチャーしたアトラクション。 毎回訪れるたびに異なる体験ができると同時に、「スターウォーズ」に登場した惑星、バトゥーを再現したセッティングの中で、 レストラン、バー、ギフトショップ、ライトセーバーのカスタムメイドなど、ありとあらゆる「スターウォーズ」ファンの好奇心とニーズを満たすアトラクションが揃った評判のテーマパークになっています。


多くのファンは、ギャラクシーズ・エッジを更にアップスケールにした宿泊体験を期待して ”ギャラクティック・スタークルーザー” に 高額料金を支払っていますが、 その施設内で楽しめるのは、まず「ブリッジ」と呼ばれるセクションでの、スペースシップ操縦、防衛&攻撃システムのシミュレーション。 ライトセーバーを使ったファイティング・レッスン、「スター ウォーズ」に登場する宇宙のバーでプレイされている カード・ゲーム、”サバク” のプレイ等。
また施設内では 定期的に帝国軍のストームトルーパーやチューバッカ等のお馴染みのキャラクターが登場しては、宿泊客のヘルパーを務めたり、 ハプニングをもたらす一方で、レイとカイロ・レンがライトセーバーで闘うパフォーマンスなども披露され、シアター的な要素も含まれたコンセプト。
しかし、ライトセイバーを使ったレッスンに関しては 滞在客の怪我やトラブルを避けるために、かなり手温いレベルであることから、 失望の声が多いとのこと。 また各宿泊部屋も「宇宙旅行の気分は味わえるものの、落ち着かない」とのリアクションや、 「このインテリアになるのは納得だけれど、その割に料金が高すぎる」と、ネックになっている高額な料金を持ち出して 苦情を訴える声が聞かれています。



その銀河系グルメ・フードの評判



スターウォーズ・ホテルの目玉アトラクションの1つが華やかな雰囲気のコレリア・ダイニング・ルームで楽しむ 銀河系グルメ・フード。 ディナータイムには、スペース・エイジ・バンドと歌姫によるライブ・ミュージックのパフォーマンスが行われる 広々としたダイニング・ルームは、”ギャラクティック・スタークルーザー”の目玉施設で、 そのフードは様々なメディアでパブリシティを獲得してきたもの。
ブルーの衣が付いたシュリンプ・カクテルをドライアイスの煙と共に提供したり、 宇宙の石のように見えるチップス、食べ物とは思えないほど色鮮やかなダンプリング等、 見ただけでは味が想像できないようなディッシュの数々に混じって、 ディナーでは魚料理やステーキなど、ブレックファストではヨーグルト、卵料理、パンケーキ、ワッフル等の アメリカン・フードが提供されています。




朝食、昼食はスペースシップの機内食としてのプレゼンテーション。 ディナーは、視覚的に手の込んだプレゼンテーションが多く、特にデザートは食欲をそそるかは別として、好奇心で味わって見たくなるプレゼンテーションが大人気。
メディアのフード・クリティックは、クリエイティブなカクテルや視覚的に奇想天外なフード・デザインを評価する声もあれば、 「見た目が気持ち悪い割には味が良かった」と、誉めているのか、そうでないのかが分からないミックス・レビューが聞かれていたのが実情。 しかしどんなレビューもたどり着くのは、やはり料金が高額過ぎるという問題点。
ディズニーは2022年夏の段階で、客足が少ないことから”ギャラクティック・スタークルーザー”の一部のスケジュールをキャンセルし、 2022年のホリデイ・シーズン、すなわち本来ならかき入れ時の時期に30〜50%のディスカウント・パッケージを提供。 ディズニー側はこの大規模な超高額プロジェクトを救うために、料金だけでなく、コンセプトやプログラムの見直しに入っていることも伝えられています。


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